【NPO法⼈地域精神保健福祉機構・コンボ主催】第99回こんぼ亭月例会『声や妄想にふりまわされない暮らし方 ~ヒアリング・ヴォイシズによる対処と理解の探求~』(2025/08/02; オンライン開催)
「ヒアリング・ヴォイシズ」とは、いわゆる「幻聴」を、精神医学における治療の対象としてではなく、当事者の「声が聞こえる」という体験として捉えなおすアプローチです。

「こんぼ亭月例会」は、特定非営利活動法人地域精神保健福祉機構(通称:NPO法人コンボ)が主催する講演会シリーズです。「わかりやすいメンタルヘルス講座シリーズ」と銘打ち、毎回多彩なお客様をお迎えし開催しています。当事者、ご家族、福祉や医療専門職の方、教育関係者など、お立場にかかわらず、興味のある方はどなたでもご参加いたくことができます。
≪第99回こんぼ亭月例会≫
『声や妄想にふりまわされない暮らし方 ~ヒアリング・ヴォイシズによる対処と理解の探求~』
2025年8月2日(土)13:00~15:00 オンライン開催 (見逃し配信あり)
しばらくお休みしていたこんぼ亭月例会、8月より再開です。今回のテーマは、「ヒアリング・ヴォイシズ」です!オンライン開催(見逃し配信あり)です。みなさまぜひご参加ください。
【ヒアリング・ヴォイシズとは?】
◎聞こえる体験をそのまま「ヒアリング・ヴォイシズ=声が聞こえる」という言葉でとらえなおし、
◎体験者の言葉を大事にして、その体験への対処・理解・支援について、体験者と周囲の人たちがともに学び、
◎「聞こえる本人の自己理解」と「関係者の理解や視点の拡がり」を進める研究と支援活動を行う取組です。
◆お客様(講師)◆
佐藤和喜雄さん(ヒアリング・ヴォイシズ研究会代表/NPO法人福祉会菩提樹代表):
東京大学教育心理学科卒業後、少年院、精神科病院などに勤務。イギリスに留学中、オランダで始まったヒアリング・ヴォイシズ運動と出会う。1996年に日本でヒアリング・ヴォイシズ研究会を設立。『幻聴の世界 ヒアリング・ヴォイシズ』(中央法規出版、2010年)など、ヒアリング・ヴォイシズに関する著書論文多数。

◆こんぼ亭「亭主」(ご案内役)◆
市来真彦(いちき・まさひこ)さん(精神科医/東京医科大学精神医学分野教授)
≪こんぼ亭にむけて~講師からのメッセージ~≫
誰もいないのに声が聞こえることを精神医学では「幻聴」と呼び、治療の対象としています。
1987年にオランダの社会精神医学者マリウス・ロウムは、「声」を、疾病概念にとらわれず、「声が聞こえる(ヒアリング・ヴォイシズ)」という体験の言葉でとらえ直し、それへの対処・理解・支援について学び合い、当事者の自已理解と関係者の理解を深化させる研究と実践を始めました。
「ヒアリング・ヴォイシズ」では、声が聞こえている人や妄想の体験をしっかり受け止め、その体験を真摯に聞くことで、声や妄想に振り回されずに暮らしていける対処方法を定例会に参加した人と一緒に考えています。そして、「困らせ」「厄介な」存在だった聞こえる声や妄想が、暮らしの中で生じた苦しみを乗り越える助けとなっていたことが分かってきました。
今回のこんぼ亭では、ヒアリング・ヴォイシズでの考え方と方法を紹介するとともに、皆さんと一緒に声や妄想への対処と理解の方法について考えていきます。(佐藤和喜雄)
◇日時◇
2025年8月2日(土)13:00~15:00
オンライン開催 & 見逃し配信あり
◇参加費◇
〇2500円 (コンボ賛助会員: 1500円)
〇グループ参加(3人まで) 6000円
※コンボ賛助会員とは → 詳しくはこちらから

【主催 & お問合せ】
特定非営利活動法人地域精神保健福祉機構
(通称:NPO法人コンボ)
「こんぼ亭」係
〒272-0031 千葉県市川市平田3-6-2
TEL: 047-320-3870
FAX: 047-320-3871
EMAIL: comhbotei@gmail.com
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