水難訓練の日に親子82名が着衣泳を体験『子どもたちの命を守ろうプロジェクト2025』開催報告
防災としての水泳教育のありかた―専門家の提言を収録した動画を一般公開

株式会社岡崎竜城スイミングクラブ(所在地:愛知県岡崎市、代表取締役:大森久美)は、2025年7月21日(月・祝/海の日)「水難訓練の日」に合わせ、特別イベント『子どもたちの命を守ろうプロジェクト2025』を開催しました。
午前の部では愛知県岡崎市在住の33組82名の親子が参加し、命を守る行動を学ぶ「おはなし会」や着衣泳体験を実施。午後の部では水難教育の第一人者である木村隆彦氏、海での危険に詳しい元海上自衛隊呉地方総監の池太郎氏、岡崎竜城スイミングクラブ取締役の大森玲弥ら専門家3名による座談会を開き、教育現場や地域社会における水難防止教育のあり方を議論しました。
座談会では、「目の前で子どもが溺れた時、どう対応すべきか」といった実践的なテーマから、災害大国・日本における防災の観点での水泳教育の位置づけまで幅広く討論。全国の家庭に“命を守る行動”を届けることを目的としてこの度収録動画が公開されました。
水難訓練の日『子どもたちの命を守ろうプロジェクト2025』実施背景
日本では、学校での水泳授業の縮小や子どもの外遊びの減少により、水辺での体験機会が乏しくなっています。そうした中で水の事故は毎年発生しており、とりわけ救助に入った保護者が命を落とす事例も少なくありません。
岡崎竜城スイミングクラブは2023年に「水難訓練の日」を制定(日本記念日協会認定)。水難事故の防止に向け、地域から全国へと啓発活動を展開してきました。本イベントはその一環として3回目の開催となります。
開催概要
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開催日:2025年7月21日(月・祝/海の日)実施
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会場:午前/岡崎竜城スイミングクラブ本校、午後/NEKKO OKAZAKI
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参加者:33組82名
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主催:株式会社岡崎竜城スイミングクラブ
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後援:岡崎市
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協力:一般社団法人パワーストローク、ONE RIVER
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協賛:十六銀行
午前の部:親子で学ぶ着衣泳体験 〜 参加者100%が満足
知識編(おはなし会):未就学児も楽しめる寸劇動画や○×クイズで“溺れたときの正しい行動”を学習



実技編(プールびらき):泳力別に3チームに分かれ、服を着たまま浮いて助けを待つ「ウイテマテ」を親子で実践






参加者の声
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「着衣泳で浮く難しさを実感できた」
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「親子で学べたのがよかった。家庭でも話し合いたい」
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「座談会で水難教育の必要性を知り、地域として考えるきっかけになった」

アンケートでは参加者全員の100%が「満足」と回答。多くの家庭から「来年も参加したい」との声が寄せられました。

本年、特別参加いただいた水難学会会長・木村隆彦氏からは「親子で同時に着衣水泳を行う機会は極めて珍しい。救助に飛び込む親が命を落とす事故が後を絶たない中、家庭全体で学ぶことは大きな意義がある」とのコメントをいただきました。
午後の部:専門家座談会「すべての子どもに格差なき命の安全を」
午後はNEKKO OKAZAKIを会場に、水難学会会長・木村隆彦氏、元海将・池太郎氏、岡崎竜城スイミングクラブ取締役・大森玲弥の3名による座談会を開催。
議論では以下の点が示されました:
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学校水泳縮小による「水難教育格差」の懸念
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水泳を「体育」から「防災・安全教育」へ再定義する必要性
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民間・行政・市民が連携し、地域で命を守る仕組みをつくる重要性と具体策
討論は収録され、「子どもを水難事故から守る教育を考える専門家討論」として公開しています。教育現場での教材や地域啓発活動にも活用できる内容です。
※二次利用をご希望の際は下記までご連絡ください。
info@tatsuki-sc.jp
今後の展望

岡崎竜城スイミングクラブは「全ての人に水泳を」「命を守る訓練を」を理念に掲げ、今後も「水難訓練の日」イベントを継続して開催します。動画公開など二次利用しやすい形で発信を行い、水難事故防止と水辺教育の社会的意義を広めてまいります。
※次年度は水遊びシーズンが始まる前の5月にプレ開催を予定しています。ご関心のある教育機関・自治体の皆さまは、下記までご連絡ください。
【本件に関するお問い合わせ先】
岡崎竜城スイミングクラブ
広報担当:大森玲弥
TEL:0564-24-7778 / FAX:0564-24-7731
Mail: info@tatsuki-sc.jp
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