佐賀県初のOECM認定!唐津市相知町横枕地区で生物多様性の調査を実施
~SATOYAMAの豊かな生態系を保護し、持続可能な地域社会を目指して~
NPO法人唐津Farm&Food(所在地:佐賀県唐津市)は、環境省および佐賀大学の徳田教授率いる研究チームと共に、佐賀県で初めてOECM(Other Effective Area-Based Conservation Measures)に認定された唐津市相知町横枕地区での生物多様性調査を実施しました。
本調査により、住宅地において九州北部固有の希少種「ブチサンショウウオ」を発見するなど、地域固有の生態系の重要性が再認識されました。
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ブチサンショウウオの発見:九州の宝ともいえる希少種
唐津市相知町横枕地区での調査では、住宅地において「ブチサンショウウオ」を発見しました。この希少なサンショウウオは、世界でも福岡、佐賀、長崎にしか生息しない九州北部固有の種であり、地域の生態系にとって非常に重要な存在です。ブチサンショウウオは、山奥の渓流に生息し、水温が低く清浄な環境でしか生きられないため、その生息地の保護が不可欠です。
自然共生サイトの視察:横枕神社とイスノキの追加認定
調査の一環として、横枕神社にて自然共生サイトに追加認定された「イスノキ」の視察も行われました。イスノキは地域に根付いた植物であり、この認定により、横枕地区の豊かな自然環境がさらに評価されています。
ため池での生物調査:多様な生物の発見
また、ため池においては、「どんこ」など多様な生物の生息が確認され、相知町横枕地区の自然環境が持つ生物多様性の豊かさが明らかになりました。これにより、地域の自然資源の保護・活用の重要性が一層強調されました。
今後のSATOYAMAの展開
唐津市相知町横枕地区は、伝統文化と自然が調和する里山であり、日本を代表する自然共生サイトエリアとして九州で唯一認定されています。今後も地域の環境保全と活用を進めるとともに、環境教育やサステナブルツーリズムを通じて、次世代にこの貴重な自然資源を引き継ぐ取り組みを強化してまいります。
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唐津Farm&Foodでは、「SATOYAMA」の理念に基づき、地域資源の持続可能な管理・利用を推進しています。地域の生物多様性の価値を共有し、次世代に向けた自然共生社会の実現を目指し、引き続き活動を展開していきます。
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