オフショアカンパニー、Tencentのクラウド事業を手掛ける「Tencent Cloud」の技術提供で日本初*1のAIアバター動画生成サービス「AvaMo」の提供を開始
~制作期間・制作費ともに最大98%削減*2を実現。広告動画制作の常識を覆すゲームチェンジャーを目指す~
株式会社ベクトル(本社:東京都港区、代表取締役会長兼社長:西江 肇司、東証プライム:6058、以下ベクトル)のグループ会社として、システム開発やAIを活用したSaaS事業を主力事業としてTech領域を担う株式会社オフショアカンパニー(本社:東京都港区、代表取締役:野呂 健太、以下オフショアカンパニー)は、国際的なテクノロジー・インターネット企業であるTencentのクラウド事業を手掛けるTencent Cloud(日本法人本社:東京都港区、代表取締役:Hanson Liu、以下Tencent Cloud)の技術提供により、日本初の日本市場に特化した、プロ品質の動画を瞬時にAIで生成できるAI動画生成サービス「AvaMo」の提供を5月8日(木)より開始いたしました。

◼️「AvaMo」の由来について
「AvaMo」は、オフショアカンパニーがTencent Cloudより技術提供を受け開発した、これまでの広告動画制作の常識を覆す次世代AI動画生成サービスです。「AvaMo」の由来は、「Avatar(アバター)」と「Motion(動き)/Movie(映画)」を組み合わせた造語です。AIアバターが自然に動き、瞬時に高品質な動画を生成できる特長を表現し、広告・プロモーションからカスタマーサポート、教育コンテンツまで幅広い動画制作の用途に対応いたします。
◼️生成AIを活用した市場の動向
AIによる動画生成市場は、近年急速に拡大しています。最新の調査によれば、世界のAI動画生成市場は2024年時点で約41億ドル(約5,822億円)規模に達し、2034年には628億ドル(約8兆9,304億円)にまで成長すると予測*3されています(年平均成長率31.38%/Market Research Future調べ)。
一方で、日本国内における音声生成AIやAI動画生成の活用は、依然として黎明期にあります。現在、国内の生成AI活用は主にテキスト生成や画像生成にとどまっており、動画領域における本格的な商用利用はこれからの段階です。
海外では、「Synthesia」や「HeyGen」といったアバター型動画生成サービスの成長が著しい一方、日本国内市場ではまだ主だったサービスが存在していません。特に、日本語への最適化、日本人アバターの整備、日本語音声やUI対応、商用利用フローに配慮された国内向けサービスは極めて限定的です。
これは、技術やインフラは整いつつあるものの、国内市場での活用がまだ本格化していないことを示しており、今後の拡大余地が非常に大きい分野であると捉えています。このような状況のなか、従来の広告動画制作では、企画設計・シナリオ制作・絵コンテ・撮影手配・編集といった複数の工程を経て、制作期間が二週間から数ヶ月に及び、費用も数十万円規模に達することが一般的でした。
「AvaMo」は、従来の動画制作プロセスを、テンプレート、AIアバター、自然音声合成(TTS)を組み合わせることで一気に簡略化します。Tencent CloudのAI対応デジタルヒューマン作成技術と当社独自のUI設計により、初心者でもクリック操作だけでプロ品質の広告動画を自動で生成できる新たな制作体験を提供します。人物の表情や動きをリアルに再現するアバター、用途別に整理されたテンプレート、テキストから瞬時にナレーションを生成するTTS機能により、動画制作に不慣れなユーザーでも制作期間と費用を最大98%削減し、大幅な業務効率化を実現いたします。
さらに、「AvaMo」は縦型動画にも対応しており、TikTokやInstagramリール、YouTubeショートといったSNSフォーマットにも最適な出力が可能です。話者の声をもとにしたナレーション合成機能や、英語・中国語・韓国語など十数言語への多言語対応機能も搭載しており、日本国内に限らず、海外向けの広告・プロモーション展開にも柔軟に対応することができます。
これらの特徴により、「AvaMo」は誰でも簡単に、プロ品質の広告・ビジネス動画をAIで自動生成できる、日本市場に最適化した次世代の動画制作プラットフォームとして、新たな選択肢を提供いたします。
<サービス紹介動画>
◼️「AvaMo」の特長
①日本市場に最適化されたUI・UX設計
日本国内のユーザーにとって使いやすく、違和感のない動画体験を提供するため、テンプレート、音声・アバター表現を日本市場向けに最適化しています。
・日本語のイントネーションを自然に再現するAI音声チューニング
・日本の企業文化や生活感にマッチするアバターモデルを採用
これにより、日本語特有のニュアンスや表現スタイルにもフィットする、自然でスムーズな動画生成が可能となっています。

②初心者でも簡単に動画が生成できる利便性
「AvaMo」では、AIが自動で最適な動画を生成し、シナリオ制作から人員手配などの事前準備、撮影対応、音声録音など、通常は複数人で行う工程を一人で対応できるため、動画制作の経験がない初心者の方でも簡単に動画を制作することができます。これにより、SNS・広告・ビジネスでの分野においても、より多くの方へ動画を活用した情報発信の機会の創出につながります。
また、日本のユーザー向けにUIやテンプレートを新たに開発。これらの機能の活用により、これまで動画の制作に費やしていた時間やコストの課題に対し、制作期間・制作費ともに最大98%削減できます。
③リアルさを追求したデジタルヒューマン(アバター)の生成技術
先進的な技術を活用し、人間の感情をよりリアルに表現するために唇、歯、肌の細部まで忠実に再現できる音声駆動型顔生成を実現したアバターを生成できます。数千の顔データをもとに、話し方の特徴を学習したアバターを自動生成。音声と表情がリアルタイムで連動し、まるで本人が話しているかのような自然な映像を作ることができます。
Tencent CloudのAI技術を基盤とし、利用者が手軽にデジタルヒューマン(アバター)を生成することができます。Tencent CloudのAI対応デジタルヒューマン作成技術は、1分から3分の動画を用いたモデリングにより、リアルタイムかつ高精度(唇、歯、肌の細部まで忠実に再現)の音声駆動型顔生成を実現し、デジタルヒューマンの発話をよりリアルで生き生きとしたものにします。また、長時間の音声をもとに動画を生成する際、話題の切り替わりなどにあわせてタイミングを自動で調整することで、映像の流れがより自然でスムーズになります。

④さまざまな用途に対応できる、豊富なテンプレート
SNS広告、商品紹介、企業ブランディング、マニュアル動画など、幅広い用途に対応可能なテンプレートを多数搭載。縦型動画にも対応しており、TikTok、Instagramリール、YouTubeショートなどの主要SNS向けに最適化された動画出力が可能です。
さらに、120種以上のアバターから選択でき、独自のアバター生成も可能*4。フォーマルからカジュアルまで、ビジネス用途に合わせて表情・服装・動きを選べるため、視聴者の関心を引く効果的な表現が可能です。また、自分自身の顔や声を使ってアバターを登録することも可能で、パーソナライズされた動画生成にも対応しています。

⑤多言語にも対応
英語・中国語・韓国語をはじめ、十数カ国語に対応したTTS(音声合成)を搭載。海外マーケット向けの動画制作も、音声の自然さと聞き取りやすさを両立しながらスムーズに展開できます。
⑥AI倫理と肖像権への適切な配慮
「AvaMo」では、サービスの安全性と利用者保護の観点から、倫理的・法的側面にも十分に配慮した設計を行っています。利用者には、サービス開始時に「実在する第三者の顔や声を無断で使用・模倣しないこと」への同意を取得しており、万が一不適切なコンテンツが生成された場合に備え、AIによる自動検出と人による目視確認を組み合わせた二重の審査体制を導入しています。
また、重大な違反が確認された場合には、ユーザーアカウントの停止や関係機関への通報を含む厳格な対応措置を講じる体制を整備しています。このように「AvaMo」は、誰もが安心して利用できるよう、安全性と倫理性を両立したサービス運用を徹底しています。
⑦「ISMS認証取得によるセキュアな体制

オフショアカンパニーは、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS:Information Security Management System)の国際規格「ISMS (ISO27001)」の認証を取得しています。そのため、適切なデータ管理および、万全のセキュリティ体制の下、企業が安心して委託できるセキュリティ管理体制を構築しています。
【代表者コメント】

Tencent Cloud合同会社 代表取締役
Hanson Liu
私たちは、オフショアカンパニーとのパートナーシップを通じて、日本のデジタル広告業界を変革することに大きな期待を寄せています。TencentAIを活用した「AvaMo」は、企業が高品質な広告コンテンツを簡単に作成できるようにし、より没入感のあるターゲット指向のカスタマーエクスペリエンスを実現します。これにより、企業はオーディエンスのニーズにより集中し、全体的なマーケティング戦略を最適化することで、ブランドエンゲージメントを強化することが可能になります。

株式会社オフショアカンパニー 代表取締役
株式会社ベクトル グループCTO
野呂 健太
このたび、国際的なIT企業であるTencent Cloudのご協力のもと、日本市場向けの動画生成AIサービスをリリースできたことを大変光栄に思います。現在、日本国内には日本語環境に最適化されたAI動画生成サービスの選択肢が限られており、多くの企業やクリエイターが、より直感的かつ実用的なソリューションを求めています。私たちは今回のサービス提供を通じて、誰もが簡単に高品質な動画を生成できる環境を整備し、AI技術のさらなる民主化を推進していきます。また、ベクトルグループが長年培ってきたPR・マーケティングの知見とアセットを活かし、この革新的な技術をより多くの企業や個人に届け、新しい時代の動画コミュニケーションの可能性を広げてまいります。
◼️今後の展望について
オフショアカンパニーでは、誰もが簡単にAIの力を活用できる未来の実現を目指しています。
今回、Tencent Cloudからの技術提供を受けて、日本市場向けに使いやすく高品質な動画生成ツールを開発しました。これにより、これまでAI技術にアクセスできなかった方々や、従来の業務プロセスにおいて多くの時間や労力を要していたユーザーの負担を大幅に軽減し、創造性の可能性を大きく広げることが可能になります。
今後も私たちは、AI技術を活用して人々に新たな価値を提供し、より多くの企業や個人がその恩恵を享受できる社会の実現に向けて取り組んでまいります。
◼️サービス概要
サービス名:AvaMo
提供開始日:2025年5月8日(木)
サービスWebサイト:https://vectorinc.co.jp/groupservice/avamo
*1 2025年4月時点、当社調べ。主要動画生成AIサービス10社を対象(当社選定)におけるWeb調査に基づき、日本語UI・日本人アバター・日本語音声にすべて対応した商用動画生成サービスは当社が初。
*2 当社試算:従来の30秒動画制作(12時間/約12万円)と、AvaMoによる動画生成(15分/約2,400円)を比較(2025年4月時点)
*3 出典:Market Research Future “AI Video AI-video Generator Market Research Report”
*4 有料プランのみ対応
Tencent Cloud 会社概要

世界で急成長しているクラウド企業の1社であるTencent Cloudは、現実世界の問題を解決する革新的なソリューションを生み出し、産業のデジタル化・スマート化への移行に注力しています。充実したグローバルインフラを通じ、クラウドコンピューティング、ビッグデータ分析、AI、IoT、ネットワークセキュリティ等を駆使し、業界をリードするクラウド製品とサービスを安定的かつ安全に世界中の企業に提供しています。教育、金融、ヘルスケア、ゲーム、メディア・エンターテインメント、不動産、小売、旅行、交通の分野を含むあらゆる業界のニーズに応えることを目指しています。
社名 :Tencent Cloud合同会社
代表者:Hanson Liu
所在地:東京都港区虎ノ門1-23-1 虎ノ門ヒルズ森タワー 29階
URL :https://www.tencentcloud.com/
株式会社オフショアカンパニー 会社概要

オフショアカンパニーは、世界6位、アジア1位*のPRエージェンシーであるベクトルグループが擁する、AI事業やシステム開発などのTech領域を担うソリューションカンパニーです。ベクトルグループCTOの野呂氏が代表を務め、大手金融業界を中心とした開発経験が豊富なPMをはじめ、国内外に1,000名以上のエンジニア人材を有しており、高品質でありながらコストパフォーマンスに優れたソリューション提供を実現、企業の開発全般の課題解決に貢献します。また、自社でのAIモデルの開発ノウハウをもとに、最先端テクノロジーを活用した「AI動画翻訳くん」や「AI縦型動画」などのAIサービスを提供し、クライアント企業のビジネス機会の創出を支援しています。
*PRovoke media 2024 Global Rankingsより
社名 :株式会社 オフショアカンパニー
代表者:代表取締役 野呂 健太
設立 :2024年3月
所在地:東京都港区赤坂4-15-1 赤坂ガーデンシティ17F
URL :https://vectorinc.co.jp/group/offshore-company
代表プロフィール
国立大学大学院(理工系)を修了後、NTTドコモにてdポイント関連サービスなどの新規事業立ち上げに携わる。2017年よりSOMPOホールディングス(損保ジャパン)にてデジタル戦略部門を担当し、「LINEによる保険金請求サービス」など複数のプロダクト開発を主導。AIを活用した業務効率化や保険業務のDX推進にも貢献。内閣府「デジタルを活用した経済活性化検討会」では、有識者として登壇した実績を持つ。
2020年にオプトグループへ参画し、株式会社オプトデジタルを設立。代表取締役CEOとして2つのSaaS事業を立ち上げたほか、2021年からはグループ内にて開発事業の統括責任者を務め、100社以上の企業に対するシステム開発支援を行い、年間15億円規模の事業成長を実現。
2024年より、株式会社ベクトル グループCTOおよび株式会社オフショアカンパニー 代表取締役社長に就任。ベクトルグループ全体のシステム開発領域におけるPMI(M&A後のIT統合)を統括しながら、AIを活用した新規プロダクトの開発・リリースを推進。自身もサービス設計に深く関わり、これまでに7件の開発特許を取得。大手企業での豊富なデジタル推進経験とプロダクト開発の実績をもとに、グループのテック戦略を牽引している。
株式会社ベクトル 会社概要

社名 :株式会社 ベクトル
代表者:代表取締役会長兼社長 西江 肇司
設立 :1993年3月30日
所在地:東京都港区赤坂4-15-1 赤坂ガーデンシティ18F
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