【新潟県小千谷市】5/3(祝) 初場所開催!国の重要無形民俗文化財「牛の角突き」
国の重要無形民俗文化財に指定されている小千谷(おぢや)の伝統習俗「牛の角突き」の初場所を開催します。体重1トンもの牛が熱戦を繰り広げる迫力満点の「牛の角突き」をご覧ください。

新潟県小千谷市公式YouTubeチャンネルより
牛の角突きのみどころ
1|国内唯一!勝ち負けなし「引き分け」が原則の牛と人による大迫力の掛け合い
小千谷を含む越後地方の牛の角突き最大の特徴は、国内各地の闘牛の中で唯一、勝ち負けをつけずに「引き分け」を原則とすることです。
「ヨシター」という勢子(※)の掛け声と牛の角がぶつかり合う「ゴツン」という鈍い音が響きわたるなか、試合を引き分けにするために興奮して暴れる牛を押さえ込む勢子たちの妙技と勇姿もみどころのひとつです。
※勢子(せこ)とは牛持ちと牛を応援する役割をもつ人のこと。現在も牛持ちと同集落または血縁筋の若者達に担われている。
2|国の無形文化財に指定された牛・牛飼い・地域が一体となった伝統習俗
牛の角突きは、小千谷市東山、長岡市山古志、魚沼市広神にまたがる二十村郷(にじゅうむらごう)で始まった習俗です。この地域の牛の角突きは、牛を家族のように育て、成長を喜び、技を楽しむ習わしとともに、五穀成就や安全祈願、神への感謝を込めた神事としての役割を持ちます。
この地域で約1000年前から受け継がれてきた、牛・牛飼い・地域が一体となった伝統習俗は、1978年に国の無形民俗文化財に指定されました。
3|初場所は総勢36頭による18の取組を開催
牛の角突き小千谷場所は5月の初場所から始まり、11月まで毎月1回、年間7回開催されます。今年の初場所では総勢36頭の牛たちによる18の取組が行われます。
そのほか、初場所開催にあわせて、闘牛場にほど近い木喰観音堂(新潟県小千谷市小栗山)の県指定の有形文化財「木喰上人作三十三観音他二像」を公開します。


牛の角突き初場所 概要
開催日時|5月3日(土・祝)正午~ ※雨天決行
会場|小千谷闘牛場(新潟県小千谷市小栗山2453)
入場料|2,000円(中学生以下無料、入場券は当日販売のみ)
アクセス|
□小千谷ICより車で25分 (無料駐車場300台)
□シャトルバスの運行あり(片道500円)
(発)11:20イオン小千谷店⇒11:30サンプラザ⇒11:35小千谷駅⇒(着)11:55小千谷闘牛場
※取組終了後、逆ルートで走行します。
【今後の開催予定日】
6月1日(日)、7月6日(日)、8月10日(日)、9月13日(土)、10月5日(日)、11月2日(日)
※今後の状況により、開催内容に変更が生じる場合があります。
県指定有形文化財
「木喰上人作三十三観音他二像」公開
小千谷市には、地域の人々の信仰心を集める神社仏閣が各地に点在します。
木喰観音堂には、中尊如意輪観音像をはじめとする33体の観音像と行基菩薩・大黒天像が奉納されており、これらの仏像は、江戸時代後期の遊行僧である木喰上人が1803(享和3)年に約1か月小千谷市に滞在して彫り残したものです。

おぢやイメージキャラクター
「よし太くん」
「よし太くん」は、牛の角突きや主要なお祭り・イベントのほか、県内外の観光キャンペーン等に参加し小千谷をPRします。法被と面綱、勢子のスタイルでビシッときめて、小千谷を“ぎゅぎゅっ”と売り込みます。
【名前の由来】
牛の角突きは、勢子の「ヨシター!」という掛け声とともに始まります。 「ヨシタ」という言葉は、この地方で「よくやっている」、「よくがんばった」という褒め言葉として今でも使用されています。みなさんから「ヨシター!ヨシター!」と声をかけられ、愛されるイメージキャラクターとなるよう期待を込め「よし太くん」と命名しました。

小千谷市にぎわい交流課観光係
担当/小林・杵淵
TEL:0258-83-3512
FAX:0258-83-0871
E-mail:kanko@city.ojiya.niigata.jp
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