空調管理の「見える化」と「自動制御」により大型商業施設内での節電を支援

今夏の電力不足により、企業などの電力大口需要家は15%の電力削減が求められています。商業施設においても節電は喫緊の課題でありますが、快適性を損なう節電は顧客離れを招く原因となります。MKIでは、ITにより室内温度変化を「見える化」することで無駄を発見し、空調機器を「自動制御」することで商業施設内での節電を支援します。
【GeM2導入の背景】
複数のテナントから構成される大型商業施設では、施設内すべてのエリアで暑すぎず、寒すぎず、快適な環境を提供するため年間数億円の電気料金がかかっており、膨大な電気料金を削減することが重要な経営課題でした。イズミでは、これまで既存の空調設備の更新や、電力のピークカット機能を導入することで一定の成果は得ていたものの、人手を介した運用には限界があることから更なる省エネを実現するための方法を検討していました。
【GeM2選定の理由】
現在、イズミでは87店舗を運営しています。数ある店舗の中でも「ゆめタウン広島」は、敷地面積48,000㎡を超える大型店舗のひとつです。来店客も多く、年間を通した冷房運転により、経費に占める電気代の割合も大きいため省エネの導入が急務でした。同社は、GeM2が既存の空調設備との連携が可能であることから、昨年冬より1ヵ月半GeM2を試験導入し、以下の効果を確認したことから正式に導入を決定しました。
1.空調エネルギーの削減:
冬期でも冷房運転が必要な環境であったが、「見える化」により不要と判断したエリアの冷房を停止したことで空調費3~5%の削減が実現しました。年間を通した運用とすることで更なる経費の削減が可能と判断しました。
2.空調管理業務の削減:
従来は、設備管理者が売り場の温度状況を確認し、手動で行っていた空調管理をITにより自動制御したことで、これまで空調管理に要してきた工数の削減を実現しました。その結果、設備管理者が本来の業務へ集中することができるようになりました。
イズミでは、従来から経費削減を目的として取り組んでいた節電・省エネを震災後、企業の社会的意義として取り組みます。今後電気使用量が多い上位10店舗へGeM2の導入を検討し、節電への取り組みを強化してまいります。MKIは、節電を経営課題として取り組んでいる大型商業施設への提案活動を推進してまいります。
以 上
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