【2019年アルバイト採用ブランド力調査-学生編-】ユニバーサル・スタジオ・ジャパンが東京ディズニーリゾートを逆転、1位に

3位無印良品・4位GU・5位イオン 小売ブランドが好調

多様な働き方の調査研究機関「ツナグ働き方研究所(https://tsuna-ken.com/ 株式会社ツナググループ・ホールディングス/本社:東京都千代田区/代表取締役社長:米田光宏)」は、求職者を対象としてサービス業の「アルバイト採用ブランド力」調査を実施。結果についてとりまとめましたので、ご報告いたします。
※9月4日にリリースした「総合編」もご覧ください(https://tsuna-ken.com/report/20190904_1840.html)。また、このあと、「主婦編」「シニア編」についても発表を予定しています。

2019年アルバイト採用ブランド力ランキング(学生編)2019年アルバイト採用ブランド力ランキング(学生編)

調査結果 トピックス
  1. 採用ブランド力第1位はユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)、東京ディズニーリゾートを逆転
  2. 3位無印良品・4位GU・5位イオン 小売ブランドが好調
  3. コンビニブランドはランクダウン傾向。複数のキャッシュレス決済対応など、レジ業務の複雑化が影響

調査結果 概要
「アルバイト採用ブランド力」を算出するうえでベースとなる、求職者がアルバイト先を探すときに重視する項目は、「仕事内容に興味がある・自分でも働くことができそう」が最多で84.6%。第2位は「通いやすい場所にある」81.9%、第3位は「時間の融通が利きそう」79.9%だった【図1】。

【図1】アルバイトを探すときに重視する項目(学生編)【図1】アルバイトを探すときに重視する項目(学生編)


その結果をベースに「アルバイト採用ブランド力」を算出したところ、業界別では1位が昨年同様テーマパーク。2位が日用品・生活雑貨、3位が100円均一という結果。昨年2位だったカフェ・喫茶は12位と順位を下げた【図2】。

【図2】アルバイト採用ブランド力ランキング-業界-(学生編)【図2】アルバイト採用ブランド力ランキング-業界-(学生編)

ブランド別では業界別の傾向を反映し、1位がユニバーサル・スタジオ・ジャパン(昨年4位)、2位が東京ディズニーリゾート(昨年3位)。2社は昨年から順位が逆転し、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンが初の1位という結果になった【図3】。フリーコメントでは、どちらも「楽しそうだから」「一度は経験してみたい」「教育がしっかりしている印象。学べることが多そう」という声のほか、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンについては「ユニバ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)が好きで世界観等も楽しめるから」という声が聞かれた。映像技術を活用したアトラクションや、季節ごとのイベントなどの話題作りが、集客だけではなく、アルバイト先としても功を奏していると言えそうである。

続く3位は無印良品(昨年16位)、4位GU(同18位)、5位イオン(同24位)と、小売ブランドが昨年より10位以上と順位を上げてランクインした。「商品が好き」「クレームをつけるお客が少なそう」などのほか、「飲食より身だしなみに対して厳しくなさそう」という回答もあった。

一方でコンビニ各社は、ローソンが昨年11位から2つランクをあげた9位となったものの、セブン-イレブンは20位(昨年8位)、ファミリーマートは22位(同9位)。「以前コンビニで働いていたが、業務が複雑になっていて、いまはできる気がしない」といったコメントのように、複数のキャッシュレス決済対応をはじめとしたレジ業務の複雑化が大きく影響していることと、それに対して「給与が割に合わない」という意見もあった。

【図3】アルバイト採用ブランド力ランキング(学生編)【図3】アルバイト採用ブランド力ランキング(学生編)

■調査背景

パートの有効求人倍率が1.75倍(2019年7月)と、空前の人手不足と言われる状況が続いている日本。企業・店舗にとっては、10月から最低賃金が東京・神奈川で初めて1000円を超えるなど、アルバイト募集時において条件面での他社との差別化が難しくなっています。一方の求職者は「職場の魅力」を応募の判断基準にする傾向が強くなってきています。
そこでツナグ働き方研究所は、2019年版アルバイト採用ブランド力調査を実施。単なる「人気ランキング」ではなく、求職者がアルバイトを探すときに重視する項目をベースに、「アルバイト採用ブランド力」を指標として独自開発、ランキング化したものです。人手不足に悩むアルバイト採用の現場に対して、「採用ブランド力」向上に向けた何らかの示唆につながれば幸いです。

■調査概要
調査期間:2019/4/19~2019/4/25
調査対象:業種を問わずアルバイト・パートとして求職経験が2年以内にある求職者または現就業者、
全国の高校生/専門学校生・短大生/大学生・大学院生149人
調査方法:インターネットによるアンケート

アルバイト採用ブランド力ランキングについて
●このランキングは、下記のプロセスによって編成されています。
・対象は、アルバイト先として代表的なサービス業40ブランド。
・「アルバイトを探すときの重視項目」を調査したうえで、その「重視項目」を「仕事」「時間」「安全」「場所」「給与」「仲間」「成長」「環境」という8つの因子としてグルーピング。
・8因子の重視度に応じて加重値を算出。
・上記40ブランドの8因子ごとの評価をスコア化、加重値を掛け合わせランキング化。
・評価ポイントの合計値が高いブランド=採用ブランド力が高い=人材採用力が高いと認定。
●ツナグ働き方研究所では、単なる「アルバイト人気ランキング」でなく「採用ブランド力ランキング」というアプローチをしています。単なる人気ではなく、人材採用力とその要因を可視化することで、人手不足に悩むアルバイト採用の現場に対して、採用ブランド力向上につなげていただければと考えています。
●今後も、求職者や就業中のスタッフへの意識調査等により、「採用ブランド力向上」に向けた知見を提供していきます。
※なお、対象ブランド・重視項目・因子については、現状を鑑みブラッシュアップを図っています。


■ツナグ働き方研究所とは...
アルバイト・パート専門の人材コンサルティング会社、株式会社ツナグ・ソリューションズを母体とする「多様な働き方」の調査研究機関。少子高齢化による労働力人口の構造変化やIT技術の進化、グローバル化による産業構造変化が加速する中、ますます広がりを見せるアルバイト・パートを中心とした多様な労働市場において、「個人の価値観が尊重される働き方」「現場の人材が最も輝く働き方」「21世紀をリードする多様な働き方」をテーマに、調査・研究・開発に取り組む。
所長である平賀充記(ひらがあつのり)は、リクルートフロムエー(現リクルートジョブズ)にて、FromA、タウンワーク、とらばーゆ、ガテン、はたらいくなど、リクルートの主要求人メディア編集長を歴任した「アルバイトの専門家」として活動している。

■過去の調査、リリースは以下に公開しております。
【2019年アルバイト採用ブランド力調査】
https://tsuna-ken.com/report/20190904_1840.html

【2018年アルバイト・パート 仕事探しの情報源に関する調査】
https://tsuna-ken.com/report/20181127_1710.html

【2018年アルバイト採用ブランド力調査・特別編】
学生が選ぶ、就活に役立ちそう/SNS映えしそう/ まかないが美味しそうなバイト先は?
https://tsuna-ken.com/report/20180926_1695.html

【アルバイト・パート 求人媒体満足度調査】
https://tsuna-ken.com/report/20190107_1726.html

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会社概要

URL
https://tghd.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都中央区銀座7-3-5 ヒューリック銀座7丁目ビル7・8階
電話番号
-
代表者名
米田光宏
上場
東証スタンダード
資本金
-
設立
2007年02月