猫は自宅でお留守番?約70%の飼い主が動物病院などへの預け意向なし【猫との暮らし調査】猫を飼う1,270人にアンケート
~自宅での猫の健康管理に役立つスマート家電の利用は30%台にとどまる~
猫の飼育頭数が伸び悩む昨今、猫の飼育にかかる支出額、特にフードと医療費の支出は年々増加傾向となっています。ペットの家族化や健康意識の高まりを受け、室内で飼う猫が増えるなか、「猫との暮らし」にはどのような傾向がみられるのでしょうか。
調査の結果、飼い主の不在時における猫の預け意向は約30%と低く、他所に預けないで身近な人にお世話をしてもらうケースが多いことがわかりました。一方、飼い主の不在時に活用できるスマート家電の利用は30%程度でした。猫の自宅で過ごす時間が長いにも関わらず、スマート家電の普及・浸透には課題があることがうかがえる結果となりました。
【調査概要】
・実施期間:2024年2月2日(金)~2月8日(木)
・調査対象:猫を飼っているanimaLabo会員
・調査方法:Web を使用したアンケート
・有効回答数:1,270人
【調査サマリ】
猫の飼育頭数:1匹が42%。2匹以上が58%
猫の年齢:11歳以上が42%、次いで1~7歳が39%
飼い主の年代:50代の飼い主が43%で最多、次いで40代が23%
猫を家族に迎えた方法:
1位「飼い主さま自身(家族含む)が保護」:559人(44%)
2位「知人やSNS、Webサイトなどを通じた譲渡」:318人(25%)
3位「ペットショップ」:241人(19%)
猫との生活で一番のお悩み(関心事):1位「健康管理」、2位「食事」、3位「病気」
猫に最もよく与えるフード:「市販のペットフード(ドライ)」が55%で最多、次いで「療法食」22%
猫に最もよく与える療法食:1位「ロイヤルカナン(66%)」、2位「ヒルズ(12%)」
猫の健康面でのお悩み:1位「吐き戻し」、2位「口臭/歯肉炎/歯槽膿漏」、3位「肥満」
猫の預かり意向:預かってもらいたいときが「ある」が31%
猫を預けたい状況:旅行が58%、次いで入院・治療が12%
猫を預けたい頻度:年に1回程度が47%で最多
猫の預け先:1位「知人・家族など(自宅に来てもらう場合も含む)」:168人(43%)
オンライン相談サービス利用意向:
既に利用している(3%)、あったら利用する(65%)、あっても利用しない(32%)
利用している相談サービス:1位「ペットケアONLINE(28%)」、2位「ペットドクター(21%)」
オンライン相談サービスの具体的な利用意向:1位「病気」、2位「健康管理」、3位「食事」
スマート家電の利用状況:活用していないが74%で最多
Q. 飼っている猫ちゃんは何匹ですか?(n=1,270)
「1匹」が42%、次いで「2匹」が27%
2匹以上の多頭飼いの割合が58%と半数以上を占めている。
Q. 飼っている猫ちゃんはいくつですか?(※多頭飼育されている方は、一番年上の1頭についてお答えください。)(n=1,270)
「11歳以上」が42%、次いで「1~7歳」が39%
Q. 飼い主さまのご年代は?(n=1,270)
50代の飼い主が43%で最多、次いで40代が23%
働き世代(20~50代)の飼い主が全体の約80%をしめている。
「犬との暮らし調査」での飼い主の傾向とほぼ同じ結果に。
Q. 猫ちゃんはどこから迎えましたか?(複数選択可)(n=1,270)
1位「飼い主さま自身(家族含む)が保護」:559人(44%)
2位「知人やSNS、Webサイトなどを通じた譲渡」:318人(25%)
3位「ペットショップ」:241人(19%)
猫の場合、保護や譲渡などの無償の方法で家族に迎え入れるケースが多いことがうかがえる。
Q. 猫ちゃんとの生活で今一番のお悩み(関心)は何ですか?(※複数のお悩みがある方は、上位3つまでお答えください。)(n=1,270)
1位「健康管理」:482人(38%)、2位「食事」:476人(37%)、3位「病気」:406人(32%)
猫の健康面や衛生面への関心が高いことがうかがえる。
その他には、「ウールサッキング(ビニールを食べる)」や「吐き戻し」など猫特有のお悩みをあげる方も。
Q. 猫ちゃんに最もよく食べさせているものは何ですか?(n=1,270)
「市販のペットフード(ドライ)」が55%で最多、次いで「療法食」が22%、「市販のペットフード(ドライ・ウェット混合)」が16%
Q. 猫ちゃんに最もよく食べさせている療法食の商品名は何ですか?(※複数のメーカーを愛用している場合は、最も利用頻度の高い1商品のみお答えください。)(n=279)
「ロイヤルカナン」が66%と最多で、全体の約7割を占める。
Q. 猫ちゃんの健康面でどんなお悩みがありますか?(複数選択可)(n=1,270)
1位「吐き戻し」:488人(38%)、2位「口臭/歯肉炎/歯槽膿漏」:276人(22%)、3位「肥満」:270人(21%)
健康面でのお悩みでは「吐き戻し」が最多。一方、さまざまなお悩みがある中で、「特にない」の回答も全体の約2割を占める結果に。
Q. 普段の生活の中で、猫ちゃんを預かってもらいたい時がありますか?(n=1,270)
「預かってほしいときがある」が31%、「預かってほしいときはない」が69%
「犬との暮らし調査」では、飼い主の2人に1人以上が、犬を一人にできない、一人にさせたくないなどの理由で預けたいと回答したのに対し、猫の預け意向は犬の半分という結果に。
Q. 預かってほしいのは、主にどのような状況の時ですか?(n=394)
「旅行」が58%で最多、次いで「入院・治療」が12%、「帰省」が10%
「犬との暮らし調査」では、「旅行」が40%、「仕事(急な出社や外勤など)」と「入院・治療」が17%、「買い物や美容院などの外出」が10%
犬の場合は短時間でも預けたいときがあることがうかがえたが、猫の場合は旅行や入院・治療などで家を数日不在にするなどの状況で預けたい意向がうかがえる。
Q. 預かってほしいと思われる頻度はどれくらいですか?(n=394)
「年に1回程度」が47%で最多、次いで「6ヶ月に1回程度」が28%、「3ヶ月に1回程度」が11%
犬と比べて、猫の預かってほしい頻度は高くない傾向。
Q. 実際に預け先として利用した/利用を検討したのはどこですか?(複数選択可)(n=394)
1位「知人・家族など(自宅に来てもらう場合も含む)」:168人(43%)
2位「動物病院」:103人(26%)
3位「利用していない/利用を検討していない」:102人(26%)
有償でどこかに預けるというのではなく、身近な存在に預かってもらう/面倒をみてもらう傾向が高いことがうかがえる。
Q. オンラインでのペットに関する相談サービスがあったら利用したいですか?(n=1,270)
「あったら利用する」が65%、「あっても利用しない」が32%、「既に利用している」が3%
「犬との暮らし調査」とほぼ同じ回答割合。オンライン相談サービスの利用意向はあるが、サービスの存在を認識していないなどの理由から実際の利用は少ないことがうかがえる。
Q. 利用している相談サービス名は何ですか?(複数回答可)(n=39)
1位「ペットケアONLINE」:11人(28%)、2位「ペットドクター」:8人(21%)、3位「アニコムどうぶつホットライン」:6人(15%)
ペット保険会社に付随する相談サービスを利用している飼い主の半数は、サービス名を認識していない可能性。
Q. オンライン相談サービスで具体的にどのようなことを相談したいと思いますか?(複数回答可)(n=861)
1位「病気」:463人(54%)、2位「健康管理」:389人(45%)、3位「食事」:303人(35%)
「犬との暮らし調査」と同じ結果に。犬と同様、猫の健康管理にも関心が高いことがうかがえる。
その他、ウールサッキングの止めさせ方、夜泣きの対策法を知りたいなどの声も。
Q. 猫ちゃんの飼育にスマート家電(インターネットに接続できる家電)を活用していますか?(複数選択可)(n=1,270)
1位「活用していない」:938人(74%)、2位「見守りカメラ/ロボット」:280人(22%)、3位「健康管理ができるトイレ」:65人(5%)
70%以上の飼い主がスマート家電を活用していないという結果に。スマート家電の普及・浸透には課題があることがうかがえる。
【共立製薬株式会社について】
1955年創業。「動物と人の進む道を創る」をミッションに掲げ、動物医療のリーディングカンパニーとして、 犬・猫用医薬品や畜水産動物用医薬品などの開発、製造、販売、輸出入をしています。
名称:共立製薬株式会社
代表者:代表取締役社長 髙居 隆章
会社設立:1955年5月
資本金:5,500万円
従業員数:729人(2023年5月末時点)
事業内容:動物用医薬品などの開発・製造・販売・輸出入
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