2015年桜開花予想(第3回)~満開予想発表!見ごろは平年並みか早め~
一般財団法人日本気象協会(本社:東京都豊島区、会長:繩野 克彦)は、2015年3月6日(金)に日本全国88地点の桜(ソメイヨシノ)の開花予想(第3回)を発表します。開花予想は天気予報専門サイト「tenki.jp」
(http://www.tenki.jp/sakura/)にて無料で公開しています。今回の発表から満開日の予想も発表します。
(1) 概況
2015年の桜(ソメイヨシノ)の開花日は、全国的に概ね平年並みでしょう。高知、和歌山、長野では平年より3日早い見込みです。九州や四国地方では、3月最後の週末からお花見を楽しめるでしょう。4月最初の週末には、関東地方より西のエリアで広くお花見シーズンを迎える見込みです。
(2) 4月上旬は九州から関東地方の広い範囲で満開に!
3月に入り、天気は短い周期で変化しています。寒暖の変動も日替わりで、冬と春がせめぎあいながら本格的な春への歩みを進めています。
この先1週間は寒気の影響を受けて平年より気温の低い日が多くなりますが、3月半ばを過ぎると暖かい日が多くなるでしょう。このため、九州から関東地方の予想開花日は概ね平年並みとなり、所により平年より早いでしょう。
4月から5月の気温は平年並みか低いものの、東北地方と北海道では平年並みの開花となる見込みです。
満開日は、福岡、大阪、名古屋、東京は4月上旬、仙台は4月中旬と予想します。 北海道ではゴールデンウィーク頃からお花見を楽しめるでしょう。
●JWA長期予報
【気温】
■北日本
・3月:平年より高い
・4月:平年並か低い
・5月:平年より低い
■東日本
・3月:平年並か高い
・4月:平年並か低い
・5月:平年並
■西日本
・3月:平年並
・4月:平年並
・5月:平年並
~桜開花予想チームの見解~
3月の気温は、前回予想に比べ、西日本は低く、東日本は高くなりました。一方、北日本は平年より高く、東北地方は前回の予想開花日より1日程度早くなっています。
※言葉の説明
平年:1981~2010年の平均値
かなり早い :平年よりも7日以上早い
早い :平年よりも3日から6日早い
平年並 :平年との差が2日以内
遅い :平年よりも3日から6日遅い
かなり遅い :平年よりも7日以上遅い
各地の桜(ソメイヨシノほか)の2015年予想開花日・予想満開日(3月6日発表)に関しては、下記URLのニュースリリースからもご確認頂けます。
http://www.jwa.or.jp/news/2015/03/post-000480.html)
※平年(昨年)差の「-」は平年(昨年)よりも早く、「+」は平年(昨年)よりも遅いことを表します。
※平年値や昨年値は、気象庁・各自治体や名所の値を用い、平年値の無い地点は過去の観測データを基に算出しました。
※満開を観測していない地点と過去の観測の記録がない地点は、予想満開日は発表しません。
※長野県伊那市(高遠城址公園)はタカトオコヒガンザクラ、北海道稚内市、留萌市、旭川市、網走市、帯広市、釧路市、浦河町はエゾヤマザクラ、根室市はチシマザクラ、その他の各地はソメイヨシノを対象としています。
---------------------------------------------------------------------------------------
日本気象協会は、1950年の設立以来、60年以上にわたり、広域予報にとどまらない、より生活に身近な都道府県単位の気象予報やピンポイントの気象予報を、各メディアや自社メディアを通して発表している民間の団体です。国内の民間事業者としては最大の規模で、全国に支社や支店、事業所があり、天気予報のエキスパートである気象予報士265名(2014年7月現在)が多面的に業務に関わり、気象予報の業務に関しては24時間365日体制で最新の情報を発信しております。
また、その事業分野は気象予報にとどまらず、そのノウハウを生かし防災・減災、安全管理、また環境アセスメントや再生可能エネルギーに関する事業分野など、皆様の快適な日常生活や安全確保の支援や、産業活動の発展や環境の保全のために事業を展開しております。
http://www.jwa.or.jp
---------------------------------------------------------------------------------------
すべての画像