ベル・データと日本情報通信、高品質、高可用性のハイブリッドクラウドサービス「PowerクラウドNEXT」の提供を開始
–両社がIBM Power市場発展に向け基本合意書を締結–
両社は本合意に基づき、ベル・データが展開するIBM PowerのクラウドサービスとNI+Cが展開する同サービスを連携させ、2023年5月16日より両社の強みを組合せた新たなクラウドサービス「PowerクラウドNEXT」の提供を開始します。
（右）日本情報通信株式会社 代表取締役社長執行役員 桜井 伝治氏
（左）ベル・データ株式会社 代表取締役社長 鈴木 明一
PowerクラウドNEXTは両社が持つクラウドサービスの機能を拡張し、サーバー、ストレージ、ネットワーク、アプリケーション全てにおいて進化した次世代統合型プラットフォームサービスです。加えて、両社の200名を超えるIBM Powerのエキスパートが、ユーザー企業の個別ニーズへの対応も可能な運用サポートサービスも提供します。さらに、NTTコミュニケーションズ株式会社(以下 NTT Com) が提供する次世代インターコネクトサービス「Flexible InterConnect」（以下 「FIC」）やデータセンターサービス「Nexcenter」を採用し、セキュアで安定したプラットフォームサービスを提供します。
１．本合意の目的
IBM Power市場は1988年のAS/400の発表から35年を超える国内有数のロングランのサーバー市場です。しかしながら、近年多くのユーザー企業においてシステム担当者の高齢化や後継者不足の問題、支援するパートナー企業の減少などいくつかの課題を抱えています。これらの課題に対し、これまで両社はそれぞれ独自のクラウドサービスを提供し市場を支えてきました。今回の両社の取り組みにより将来に渡ってのIBM Powerの安定利用をコミットし、ユーザー企業をはじめIBM Power市場に関わるステークホルダーの方々に安心してシステムの利活用・拡大が可能なプラットフォームの提供を行います。
ベル・データは、創業から現在に至るまで一貫してIBM Power（IBM i）を事業の中核に据えており、ハードウェア保守サービスの提供、レンタルサービスの提供、アプリケーション開発・保守サービス、運用支援・アウトソーシングサービスの提供など、お客様の多様なご要望に正面から向き合い技術を磨いてきました。2020年10月より「第三の創業期」に入り、「技術探険と共創で、社会に安心を届ける」をパーパスに活動を加速しております。今回は本合意に基づき、NI+Cとの共創で、新たなクラウドサービスを展開し社会に安心を届けていきます。
２．「PowerクラウドNEXT」がもたらすもの
現サービス（IaaS）に加え、PaaSとしてレガシー資産とクラウドサービスを容易に連携できるAPI-HUBの提供や、ミドルウェアパッケージのBSATサービス、業界最高水準の解析ソフトウェアのX-Analysisなど、アプリケーションレイヤーでのサービスメニューを追加します。なお、本サービスは今後、両社サービスに限定することなく、国内外の有力なソフトウェアやサービスの参加を目指し、IBM Powerのエコシステムプラットフォームを計画しております。
お客様が個別に保有するRPGやCOBOL言語で作成されたレガシーアプリケーション資産の保守と運用サービスを提供し、“ひとり情シス”等、ユーザー企業やサポートパートナーの課題解決を支援します。
全てのレイヤーに冗長性と災害対策が可能な機器・ネットワークで構成され、基幹システムでの利用にも十分耐えうるサービスレベルを維持し、企業の事業継続性向上を実現します。
IBM Power最新アーキテクチャの導入を継続して行います。
中小規模のお客様ニーズにも適用可能なサービスを提供します。
NTT Comが提供する次世代インターコネクトサービス「FIC」を活用し、閉域でのネットワーク接続を実
現します。これにより、オンデマンドで簡単・セキュアに接続いただけます。
NTT Comが運営する複数のデータセンターを利用することで、高い耐災害性に加え、国際保証業務基準「ISAE3402」と米国保証業務基準「SSAE16」に準拠した内部統制管理、クレジットカード情報のグローバルセキュリティ基準「PCI DSS」準拠の運用環境のもと、安全かつ安定したサービスを実現します。
ServiceNowによるサービス基盤のオペレーション高度化／自動化を全面採用し、ユーザー企業の要望によりSRE支援の運用サポートも提供可能です。また、カスタマーポータル機能を充実させ、サービスカタログの提供、サービスリクエストの受付、ナレッジの提供などによるお客様によるセルフサービス性とユーザーエクスペリエンスを高めます。
＊一部機能については現段階での予定であり、将来的に変更される可能性があります。
３．代表からのコメント
ベル・データ式会社 代表取締役社長 鈴木 明一
私どもベル・データは、30年を超える歴史の中で、インフラ技術を蓄積し、現在ではアプリケーション領域まで広げ、更にはDXの取組にも参画させていただきながら、お客様の情報システムに関わる様々なご要望にお応えしてきました。特に、IBM Powerに対しましては、強いこだわりを持ちながら技術を磨いてきており、クラウドニーズが高まる昨今では、より高品質・高可用性を追求し、研究・実装を展開しております。ベル・データの中では「技術探険」の一つとして位置付けし、その研究活動を継続しております。
そのような中で、この度の日本情報通信様との提携によって、堅牢且つ柔軟なインフラ基盤を活用できる事、両社の得意な技術を組み合わせ、新しいサービスを共創できる事、万全な体制と仕組みによって潤滑な運用の実現を目指していきます。両社の技術力・知見のかけ算で、中堅・中小企業のお客様が抱えている不安を解消していければと願っております。
４．エンドースメント
日本アイ・ビー・エム株式会社 常務執行役員 テクノロジー事業本部 本部長 村田 将輝氏
IBM Powerは 旧来のアプリケーション資産の継承と先進テクノロジーを組み込んだ統合性を兼ね備えています。1988年の発表から35年を迎えるにあたり、長らくお使いいただいているお客様、それを支えて下さっている日本のパートナー企業の皆様には改めて感謝申し上げます。
今回のベル・データ様ならびに日本情報通信様の『PowerクラウドNEXT』のリリースにより弊社が推進しているハイブリットクラウドの環境が日本市場においてさらに加速すること、そして日本におけるIBM Powerエコシステムの強化にもつながることを大いに期待しております。
両社の共創によりIBM Powerの価値がより多くの日本のお客様に届くようになり、お客様ならびにこのマーケットに関わる全ての皆様の成功につながると信じています。
グロースエクスパートナーズ株式会社 代表取締役社長 渡邉 伸一氏
グロースエクスパートナーズ株式会社は、この度のベル・データ様ならびに⽇本情報通信様の高品質、高可用性のハイブリッドクラウドサービス『PowerクラウドNEXT』の提供開始を心より歓迎いたします。
弊社グループは「ITを駆使して顧客企業の価値を創造すること」をミッションに掲げて、お客様のDXパートナーとして伴走する「エンタープライズDX事業」を推進しており、DX組織運営・人材育成から企画・UI/UX・アジャイル開発・導入・運用までを一気通貫で支援しております。その中で、IBM i アプリケーション解析ソリューション「X-Analysis」については、６年前からベル・データ様と共に日本市場のお客様への普及に努めており、アプリケーション開発・保守サービスの品質向上・効率化・資産の世代継承に貢献してまいりました。
今後も『PowerクラウドNEXT』の付加価値サービスの一翼を担うことを目指し、さらなるソリューション提供を推進してまいります。
株式会社ヴィンクス
執行役員 アウトソーシング事業本部 本部長 武田 克明氏
株式会社ヴィンクスは、この度のベル・データ様ならびに⽇本情報通信様の高品質、高可用性のハイブリッドクラウドサービス『PowerクラウドNEXT』の提供開始を心より歓迎いたします。
弊社はIBM i 向け運用統合ソリューション「Hybrid Series」を販売させて頂いており、障害・災害対策「Hybrid SYNC」、メッセージ監視「Hybrid MESSAGE」等の運用管理製品を、業種・業態に関らず、多数のユーザー様にご利用頂いております。
今後も『PowerクラウドNEXT』と共にさらなる飛躍を目指し、ソリューションを提供して参ります。
■ ベル・データについて＜https://www.belldata.com/＞
創業30年を超えたベル・データは、蓄積してきたテクノロジーをもって中堅・中小企業のビジネス上の課題に対するソリューションを提供します。3000社を超えるお客様とのお取引を通じて培われた技術力やサポート力を基盤に、最高のITソリューションインテグレーターが課題を解決し、企業の成長を支援していきます。BELLグループのパーパスおよびプロミスにもとづいた誠実な姿勢で事業活動を展開していきます。
社名：ベル・データ株式会社（英文名 BELL DATA, Inc.）
本社所在地：東京都新宿区西新宿2-1-1 新宿三井ビル49階
代表：鈴木 明一
設立：1991年7月
事業内容：インフラストラクチャー インテグレーター事業、
システムインテグレーター事業,
クラウド・アウトソーシング事業、
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