【映画館でオペラを】『マクベス』の成功のカギは“マクベス夫人”にあり!『マンマ・ミーア!』『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』の映画監督フィリダ・ロイド演出版オペラが遂にスクリーンに登場!!
6月15日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか、全国順次公開!!
バレエ、オペラともに世界最高の名門歌劇場、英国ロイヤル・オペラ・ハウスの人気公演の舞台映像を『英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2017/18』と題し、東宝東和株式会社配給の元、TOHOシネマズ系列を中心とした全国の映画館で今年も順次上映中です。この度、本シーズン10作目、ロイヤル・オペラ『マクベス』が6月15日(金)より全国順次公開となります。
この度、クラシック音楽専門TVチャンネル「クラシカ・ジャパン」編成・石川了氏の解説とともに、女性に焦点を当てた作品を多く手掛けてきた、フィリダ・ロイド演出版の見所を一挙紹介!
王になるという予言によって破滅への道をたどっていく男の悲劇を描いた『マクベス』は、シェイクスピアに傾倒していたヴェルディが初めてシェイクスピア戯曲をオペラ化し、自ら「人類の最も素晴らしい創造物の1つ」と評した作品。この度、『英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2017/18』が贈る『マクベス』は、女流演出家で『マンマ・ミーア!』などの映画監督としても知られるフィリダ・ロイドが演出を手掛けた、2002年初演プログラムの再演版。セルビアのバリトン歌手ジェリコ・ルチッチがマクベスを、ロシア人ソプラノのアンナ・ネトレプコがマクベス夫人を演じ、イタリア人指揮者アントニオ・パッパーノが指揮を手掛ける。
ロイド演出版の特徴は、ユニークな魔女たちの存在。赤いターバンを被り、眉毛が繋がった独特のメイキャップの魔女たちは、さまざまな場面に登場しマクベスの運命を翻弄。また、今回の本編映像では、1865年のパリ改訂版(歌唱はイタリア語)の音楽とともに、改訂版ではカットされた初演版のラストのモノローグ「マクベスの死」も聞きどころのひとつ。そして、「オペラ『マクベス』の成功のカギはマクベス夫人にあり!」と石川氏も断言するように、本演目の最大の見どころと言えるのがネトレプコ演じる圧巻の“マクベス夫人”。
ヴェルディは『マクベス』で、登場人物の心理に深く踏み込んだ朗唱的モノローグを試みて、人物の性格や感情をそのまま音楽で表現する「音楽とドラマの一致」を目指したという。特に、マクベス夫人に対してのヴェルディの思い入れは強く、彼はこの役に悪声を要求し、高音から低音までの広い音域を強い声で歌う超絶技巧のアリアを配している。マクベス夫人はある意味タイトルロール以上に成功の比重がかかっていると言える重要な役どころだが、本演目でマクベス夫人を演じたネトレプコは、妻の野心と女王の威厳、人間の邪悪と狂気をまるで万華鏡のように、それも一瞬の表情の変化で魅せて見事に演じ切り「第1幕の登場のアリア「さあ、急いでいらっしゃい」や第2幕の「光は萎えて」と祝宴の「乾杯の歌」、第4幕の「夢遊の場」など、ある時は力強く、ある時は繊細に、豊かな声量と弾力のある声で歌われるアリアの安定感。女王のような貫禄に満ちた彼女のマクベス夫人に誰もが圧倒されるはず」と、石川氏もその魅力を絶賛。
また、登場人物の存在感を際立たせるフィリダ・ロイドの演出により、マクベス夫人が舞台上にたった一人で歌っているだけの場面でも、舞台全体に緊迫した雰囲気が流れ、観客に強い印象を残している。映画『マンマ・ミーア!』『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』など、これまでも女性に焦点当てた作品を手掛けてきたロイドの演出の中で、力強い存在感を放つ“マクベス夫人”。是非スクリーンでネトレプコの圧巻の演技を目撃いただきたい。
<ロイヤル・オペラ『マクベス』作品情報>
【出演】ジェリコ・ルチッチ(マクベス)、アンナ・ネトレプコ(マクベス夫人)、イルデブランド・ダルカンジェロ(バンクォー)、ユシフ・エイヴァゾフ(マクダフ)
(C) ROH. PHOTO BY Bill Cooper
2018年6月15日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか、全国順次公開
※ディノスシネマズ札幌劇場、フォーラム仙台、中洲大洋映画劇場でも公開いたしますが、公開日が異なります。詳しくは公式サイトをご確認ください。
■公式サイト:http://tohotowa.co.jp/roh/ ■配給:東宝東和
▼石川了(クラシック音楽専門TVチャンネル「クラシカ・ジャパン」編成)『マクベス』解説全文はコチラ
http://tohotowa.co.jp/roh/news/2018/05/31/macbeth/
この度、クラシック音楽専門TVチャンネル「クラシカ・ジャパン」編成・石川了氏の解説とともに、女性に焦点を当てた作品を多く手掛けてきた、フィリダ・ロイド演出版の見所を一挙紹介!
王になるという予言によって破滅への道をたどっていく男の悲劇を描いた『マクベス』は、シェイクスピアに傾倒していたヴェルディが初めてシェイクスピア戯曲をオペラ化し、自ら「人類の最も素晴らしい創造物の1つ」と評した作品。この度、『英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2017/18』が贈る『マクベス』は、女流演出家で『マンマ・ミーア!』などの映画監督としても知られるフィリダ・ロイドが演出を手掛けた、2002年初演プログラムの再演版。セルビアのバリトン歌手ジェリコ・ルチッチがマクベスを、ロシア人ソプラノのアンナ・ネトレプコがマクベス夫人を演じ、イタリア人指揮者アントニオ・パッパーノが指揮を手掛ける。
ロイド演出版の特徴は、ユニークな魔女たちの存在。赤いターバンを被り、眉毛が繋がった独特のメイキャップの魔女たちは、さまざまな場面に登場しマクベスの運命を翻弄。また、今回の本編映像では、1865年のパリ改訂版(歌唱はイタリア語)の音楽とともに、改訂版ではカットされた初演版のラストのモノローグ「マクベスの死」も聞きどころのひとつ。そして、「オペラ『マクベス』の成功のカギはマクベス夫人にあり!」と石川氏も断言するように、本演目の最大の見どころと言えるのがネトレプコ演じる圧巻の“マクベス夫人”。
ヴェルディは『マクベス』で、登場人物の心理に深く踏み込んだ朗唱的モノローグを試みて、人物の性格や感情をそのまま音楽で表現する「音楽とドラマの一致」を目指したという。特に、マクベス夫人に対してのヴェルディの思い入れは強く、彼はこの役に悪声を要求し、高音から低音までの広い音域を強い声で歌う超絶技巧のアリアを配している。マクベス夫人はある意味タイトルロール以上に成功の比重がかかっていると言える重要な役どころだが、本演目でマクベス夫人を演じたネトレプコは、妻の野心と女王の威厳、人間の邪悪と狂気をまるで万華鏡のように、それも一瞬の表情の変化で魅せて見事に演じ切り「第1幕の登場のアリア「さあ、急いでいらっしゃい」や第2幕の「光は萎えて」と祝宴の「乾杯の歌」、第4幕の「夢遊の場」など、ある時は力強く、ある時は繊細に、豊かな声量と弾力のある声で歌われるアリアの安定感。女王のような貫禄に満ちた彼女のマクベス夫人に誰もが圧倒されるはず」と、石川氏もその魅力を絶賛。
また、登場人物の存在感を際立たせるフィリダ・ロイドの演出により、マクベス夫人が舞台上にたった一人で歌っているだけの場面でも、舞台全体に緊迫した雰囲気が流れ、観客に強い印象を残している。映画『マンマ・ミーア!』『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』など、これまでも女性に焦点当てた作品を手掛けてきたロイドの演出の中で、力強い存在感を放つ“マクベス夫人”。是非スクリーンでネトレプコの圧巻の演技を目撃いただきたい。
<ロイヤル・オペラ『マクベス』作品情報>
【作曲】ジュゼッペ・ヴェルディ、【演出】フィリダ・ロイド、【指揮】アントニオ・パッパーノ
【出演】ジェリコ・ルチッチ(マクベス)、アンナ・ネトレプコ(マクベス夫人)、イルデブランド・ダルカンジェロ(バンクォー)、ユシフ・エイヴァゾフ(マクダフ)
(C) ROH. PHOTO BY Bill Cooper
2018年6月15日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか、全国順次公開
※ディノスシネマズ札幌劇場、フォーラム仙台、中洲大洋映画劇場でも公開いたしますが、公開日が異なります。詳しくは公式サイトをご確認ください。
■公式サイト:http://tohotowa.co.jp/roh/ ■配給:東宝東和
▼石川了(クラシック音楽専門TVチャンネル「クラシカ・ジャパン」編成)『マクベス』解説全文はコチラ
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