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日本オーチス・エレベータ株式会社
会社概要

エレベーター内の空気の流れに関する調査結果をオーチスが発表~乗車中の新型コロナウイルスへの曝露リスクはシンプルな緩和策によって低下~

日本オーチス・エレベータ株式会社

- エレベーターには換気孔の設置が義務づけられているため、設計上十分な空気の流れが確保されています。
- 調査結果によると、鍵となるのはエレベーター内の空気の循環であり、エレベーターに乗ることは、様々な活動の中でもウイルスへの曝露リスクが低いと言えます。
- 乗客全員が適切にマスクを着用することで、ウイルス曝露リスクはさらに50パーセント低減されます。
- 今回の調査は米国パデュー大学の教授と屋内空気品質の専門家によって行われ、エレベーター内での新型コロナウイルスへの曝露リスクについて調べました。
*当プレスリリースは、オーチス・ワールドワイド・コーポレーションが2021年1月27日(現地時間)に発表した英語のプレスリリースを日本語に翻訳したものです。正式な内容につきましては英語のプレスリリースが優先されます。原文は下記URLをご参照ください。
英語サイト : https://www.otis.com/ja/jp/news?cn=otis-releases-elevator-airflow-study-findings-covid-19-exposure-on-elevator-ride-is-low-risk-with-simple-mitigation
*米国における調査結果に関するプレスリリースの和訳であり、日本にはそのまま当てはまらない可能性があります。

コネチカット州ファーミントン、2021年1月27日 ― オーチス・ワールドワイド・コーポレーション(NYSE:OTIS)は、エレベーター内での新型コロナウイルスへの曝露の可能性について3ヶ月にわたる学術調査を実施し、その成果を発表しました。エレベーター内の空気の流れが新型コロナウイルスへの曝露の可能性にどのように影響するか、また科学的アプローチに基づいてエレベーター内でのウイルスへの曝露を低減させるにはどうすれば良いかについて調査しています。調査結果によると、ほとんどのエレベーターでは大量の空気の入れ換えが行われており、全ての乗客がサージカルタイプのマスク*¹ を適切に着用し、通常の空気浄化システム*² を採用するといったシンプルなリスク低減策と組み合わせることで、エレベーター内でのウイルス曝露リスクを他の活動と比べて低く抑えられることが分かりました。こうしたシンプルなリスク低減策をとれば、短時間のエレベーター乗車によるウイルス曝露リスクは、他の日常的な行動に比べて低くなります。例えば、屋外での食事よりも低リスクであり、スーパーに買い物に行くことと同等であるという結論が得られました。オーチスは、エレベーターとエスカレーターの製造・据付・保守サービスにおいて世界をリードする企業です。


呼吸器からの飛沫とエアロゾルが主な感染経路として科学的に指摘されているため、今回の研究では空気の流れ、換気の頻度と方法、空気清浄技術(特にニードルポイント双極性イオン化(NPBI)技術)、マスクの適切な使用に着目しました。 


今回の調査は、米国パデュー大学の機械工学科、ジェームズ・G・ドワイヤー教授(James G. Dwyer)こと、チンヤン・チェン博士(Dr. Qingyan (Yan) Chen)の主導のもと実施されました。チェン博士は、屋内空調システムによる感染拡大とその防止対策に関する研究で広く知られています。また、博士は、高度な計算流体力学(CFD)モデリングを活用し、屋内環境、飛行機の客室、建物の設計と解析の分野にフォーカスした研究を行っています。チェン博士には3冊の著書があり、470を越える学術論文や会議論文を発表しています。博士はかつてアメリカ連邦航空局において、航空機客室環境研究のためのセンター・オブ・エクセレンスのプリンシパル・ディレクターを務めていました。 


チェン博士の研究チームは、ウイルスへの曝露の頻度、持続時間、強度を定量化し、曝露の可能性を評価しました。エレベーター乗車時間は、通常は1分以内と短時間です。2分間エレベーターに乗る場合の複数のシナリオをモデル化して、相対的なリスクを評価しました。 


ウイルス曝露の強度は、空気の入れ換えや通気の状況に左右されます。他の多くの室内空間と比べて、エレベーターは十分な換気の仕組みを持って設計されており、規則によって換気孔を備えることが求められています。また多くのエレベーターでは、通気性を高めるためにファンを備えています。 


「空気の換気は重要です。我々の調査では、他の曝露状況と比較した場合、エレベーター内の通気性が高いほどウイルスへの曝露の機会が減るという結論が得られました。全てのエレベーターの乗客が適切にマスクを着用すると、相対的な曝露リスクは50パーセント低下します。NPBIという空気清浄技術を用いた場合、さらに20~30パーセントの低減が可能です」「1時間のバス通勤や8時間のオフィスワークなど平日に行われる他の一般的な活動と比べて、エレベーター内の曝露リスクは相対的にどの程度であるか調べました。乗車時間が短いことを考慮すれば、エレベーターに乗ることは比較的曝露リスクの少ない活動であることが分かりました」とチェン博士は述べます。


定性的に比較した場合、全ての乗客がマスクを着用していれば、エレベーター乗車は曝露リスクの低い部類に入ると言えます。相対的リスクとしては、スーパーでの買い物と同等です。 


「エレベーターは多くの人の生活に欠かせないものです。外出の最初と最後に必ずエレベーターを使うという人も少なくありません。そうしたエレベーターの感染リスクに疑問を持っている多くの人のために、科学で実証された回答を提供したいと考えています」「利用者の皆様に必要な情報を提供し、誤解を少なくするためにも、この研究結果を正式な公表に先立って広く共有させていただきます」とマーケティング&セールス担当の副社長ロビン・フィアラ(Robin Fiala)は語ります。


テクニカルホワイトペーパーなど、エレベーター内の空気の流れに関するさらに詳しい内容についてはotis.com でご覧いただけます。パデュー大学の研究チームによるテクニカルレポートをご覧になりたい方は、ご請求により入手可能です。このレポートは年内にピアレビューを経て学術誌に掲載される予定です。

 
オーチス社について
オーチス社は、より高く、より速く、よりスマートな世界で、人々がつながり、豊かになる自由を提供します。オーチス社は、エレベーターとエスカレーターの製造、据付、保守、改修を行う世界的リーディングカンパニーです。世界中で業界最多となる200万台以上のエレベーターとエスカレーターをメンテナンスし、毎日約20億人がオーチス社の製品を利用しています。世界各地の代表的な建築物に加え、居住・商業施設や交通施設など、「人の移動」が関わる様々な場所にオーチス社の製品は設置されています。米国コネチカット州に本社を置き、約4万人のフィールドプロフェッショナルを含む6万9,000人の社員を通じて、200を超える国と地域のお客様と利用者様の多様なニーズに応えています。詳しくは、www.otis.comをご参照ください。また、LinkedIn、Instagram、Facebook、Twitterで「@OtisElevatorCo」のハッシュタグをフォローしてください。

 *¹ WHOの推奨に従ってすべての乗客が鼻と口を覆った状態でサージカルタイプのマスクを適切に着用している場合とマスクを着用していない場合との比較。

*² ニードルポイント双極性イオン化(NPBI)技術という空気清浄技術を採用したエレベーターと同技術を使用していないエレベーターとの比較。
 

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種類
経営情報

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日本オーチス・エレベータ株式会社

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URL
https://www.otis.com/ja/jp/
業種
製造業
本社所在地
東京都中央区新川2-27-1 東京住友ツインビルディング東館13階
電話番号
-
代表者名
ティボー・ルフェビュール
上場
未上場
資本金
3億円
設立
-
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