コロナ禍に転職した人の約6割がキャリアチェンジを実施
<転職者におけるキャリアチェンジ(業種・職種転換)の実態調査>〜若年層ほど未経験のキャリア形成における課題を感じる傾向に〜
株式会社リクルートスタッフィング(本社:東京都中央区、代表取締役社長:山本慎也、以下当社)は、コロナ禍に前職と異なる業種または、異なる職種へ転職を行った人1,320名(20~40代男女)を対象に、「転職者におけるキャリアチェンジ(業種・職種転換)の実態調査」を実施いたしました。このたび調査結果がまとまりましたので、ご報告いたします。
<調査結果のポイント>
■コロナ禍に転職をした人の59.5%が、キャリアチェンジ(業種・職種転換)を実施。
■キャリアチェンジの内訳は、「業種・職種ともに転換を行った」(異業種・異職種への転職)が47.5%と最も高い結果に。
年代別では、20代52.3%、30代44.1%、40代46.2%と、幅広い年代で異業種・異職種への転職割合が高い。
■キャリアチェンジをした人の67.6%が「良かった」と回答。一方、「良くなかった」と回答した人は7.4%。
■業種別の異業種への転職は、「旅行・宿泊・レジャー」87.5%、「小売/外食」76.7%の順で高い結果となった。職種別の異職種への転職は、「販売・接客」96.1%、「建築・土木技術職」85.5%の順に高い結果となった
■キャリアチェンジをする際に困ったことについて、回答の多い順に「希望の条件に合う求人が少なかった(25.7%)」、「新しい業界・職種について学ぶ(知識を身につける)ことに苦労した(25.2%)」、「自身のスキルや経験をどうアピールしていいのかわからなかった(23.1%)」となった。特に20代では、ほかの年代と比べてこれらの課題を強く感じている傾向。
■キャリアチェンジをする際に、スキルUPを目的に取り組んだこととしては、情報収集は積極的に行われているものの、実務経験に取り組む機会を得ることに関しては、あまり積極的に行われていない。
<調査概要>
調査目的:転職者におけるキャリアチェンジの実態を把握することにより、雇用流動化推進のヒントについて考える。
調査対象:コロナ禍でキャリアチェンジを実施した正社員、男女20~40代 n= 1,320
調査期間:2021年8月28日~9月1日
調査方法:インターネット調査
<調査結果>
■コロナ禍に転職した人の59.5%がキャリアチェンジ(業種・職種転換)を実施。キャリアチェンジの内訳は、どの年代でも「未業種・未職種」への転職割合が約半数。
コロナ禍に転職をした人のうち、「前職と同じ業種、同じ職種に転職した」と回答した人は40.5%でした。残りの約6割は、前職とは別の業種あるいは職種、そのどちらも異なるキャリアチェンジを行ったことがわかりました。キャリアチェンジをした約6割の方に、前職と現職の業種・職種を聞いたところ、「前職とは別の業種、別の職種に転職した」、つまり異業種・異職種への転職が47.5%と最も多く、20~40代どの年代でも割合が高い結果になりました。
※年代別異業種・異職種への転職
20代:52.3%
30代:44.1%
40代:46.2%
■キャリアチェンジをした人の67.6%が「良かった」と回答。一方、「良くなかった」と回答した人は7.4%。
直近でキャリアチェンジをしてみた感想を聞いたところ、「とても良かった(30.5%)」、「やや良かった(37.1%)」と約7割の人がキャリアチェンジに満足をしていることがわかりました。一方で、「あまり良くなかった(4.5%)」、「悪かった(2.9%)」とネガティブにとらえている人は1割未満という結果になりました。
■業種別:異業種への転職は、 「旅行・宿泊・レジャー」87.5%、「小売/外食」76.7%、の順に高い割合に。
職種別:異職種への転職は、「販売・接客」96.1%、「建築・土木技術職」85.5%の順に高い割合に。
キャリアチェンジをした方における、各業種別の業種転換状況については、割合が高い順に「旅行・宿泊・レジャー(87.5%)」、 「小売・外食(76.7%)」、「商社/ 流通(72.4%)」という結果になりました。また、各職種の職種転換状況については、割合が高い順に「販売・接客(96.1%)」、「建築・土木技術職(85.5%)」、「医療・福祉・介護(81.3%)」という結果になりました。
■キャリアチェンジをする際に困ったことは、「希望の条件に合う求人が少ない」ことに加え、「新しい業界・職種の知識を身につけること」、「自身のスキルや経験をどうアピールしていいのかわからない」。20代では、ほかの年代と比べて課題を感じている傾向が強い。
キャリアチェンジをする際に困ったことについて聞いたところ、「希望に条件に合う求人が少なかった(25.7%)」、「新しい業界・職種について学ぶことに苦労した(25.2%)」、「自分のスキルや経験をどうアピールしていいのかわからなかった(23.1%)」と仕事探しから、スキル装着、自身の売り込みなど多岐にわたり課題を感じていることがわかりました。さらに20代では、30代、40代の人と比較して、これらの課題を感じる傾向が強いという結果になりました。
■キャリアチェンジに向けたスキルUPの取り組みとしては、情報収集が積極的に行われている。一方で、実務経験を積む機会を得ることに関してはまだ多くの方が取り組んでいない状況。
キャリアチェンジに向けたスキルUPのために行っていたことを聞いたところ、「希望する業界の具体的な内容について、インターネットで情報収集した(60.0%)」、「転職エージェント担当者などから情報収集した(30.1%)」、「友人などから情報収集した(21.0%)」と情報収集については積極的に行われていることがわかりました。一方で、「スクールに通った(12.2%)」、「副業で取り組んでみた(7.6%)」と実務経験の機会を得るようなことは、まだ多くの方で取り組まれていない状況でした。
*本ニュースリリースに含まれる調査結果をご掲載いただく際は、以下のクレジットを明記してください。
クレジット: 株式会社リクルートスタッフィング調べ
<参考情報>
未経験から事務職へのキャリアを応援する、無期雇用派遣「キャリアウィンク」コロナ前と比較し応募数が約230%、就業者数145%に拡大。新たなキャリア形成や雇用の受け皿に!
厚生労働省の統計(※1)によると、一般事務の有効求人倍率はわずか0.24倍。
そんな門戸が狭い事務職を希望する若年層の方の声に耳を傾けて2015年に誕生したのが、事務職未経験の方向け無期雇用派遣サービス「キャリアウィンク」です。当社がOAスキルやビジネスマナー研修などを行い、派遣先企業で就業しキャリアアップをしていただく、無期雇用派遣という新しいスタイル。
若年層における未経験からのキャリア形成や就業機会の創出に貢献をしています。
そして、新型コロナウイルスの拡大によりご自身のキャリアを見つめなおし、汎用的なスキルを身に着けどこでも活躍できる人材になりたいという声も多くあり、2021年4~8月の求職者からの応募数はコロナ前(2019年4~8月)より約230%、直近2021年9月の就業者数は145%と大きく拡大しています。
また、キャリアウィンクで働く方々は、事務未経験の方が約80%。そして、販売職や飲食業出身の方が多くいます。
コロナ禍で様々な業界が影響を受けた背景もあり、安定して働きたいという方も多く、雇用の受け皿としても機能をしていることも実感しています。
当社は、今後もさらに一人ひとりが望むキャリア形成の実現や就業機会の創出に寄与してまいります。
※1 令和3年厚生労働省「一般職業紹介状況」
■コロナ禍に転職をした人の59.5%が、キャリアチェンジ(業種・職種転換)を実施。
■キャリアチェンジの内訳は、「業種・職種ともに転換を行った」(異業種・異職種への転職)が47.5%と最も高い結果に。
年代別では、20代52.3%、30代44.1%、40代46.2%と、幅広い年代で異業種・異職種への転職割合が高い。
■キャリアチェンジをした人の67.6%が「良かった」と回答。一方、「良くなかった」と回答した人は7.4%。
■業種別の異業種への転職は、「旅行・宿泊・レジャー」87.5%、「小売/外食」76.7%の順で高い結果となった。職種別の異職種への転職は、「販売・接客」96.1%、「建築・土木技術職」85.5%の順に高い結果となった
■キャリアチェンジをする際に困ったことについて、回答の多い順に「希望の条件に合う求人が少なかった(25.7%)」、「新しい業界・職種について学ぶ(知識を身につける)ことに苦労した(25.2%)」、「自身のスキルや経験をどうアピールしていいのかわからなかった(23.1%)」となった。特に20代では、ほかの年代と比べてこれらの課題を強く感じている傾向。
■キャリアチェンジをする際に、スキルUPを目的に取り組んだこととしては、情報収集は積極的に行われているものの、実務経験に取り組む機会を得ることに関しては、あまり積極的に行われていない。
<調査概要>
調査目的:転職者におけるキャリアチェンジの実態を把握することにより、雇用流動化推進のヒントについて考える。
調査対象:コロナ禍でキャリアチェンジを実施した正社員、男女20~40代 n= 1,320
調査期間:2021年8月28日~9月1日
調査方法:インターネット調査
<調査結果>
■コロナ禍に転職した人の59.5%がキャリアチェンジ(業種・職種転換)を実施。キャリアチェンジの内訳は、どの年代でも「未業種・未職種」への転職割合が約半数。
コロナ禍に転職をした人のうち、「前職と同じ業種、同じ職種に転職した」と回答した人は40.5%でした。残りの約6割は、前職とは別の業種あるいは職種、そのどちらも異なるキャリアチェンジを行ったことがわかりました。キャリアチェンジをした約6割の方に、前職と現職の業種・職種を聞いたところ、「前職とは別の業種、別の職種に転職した」、つまり異業種・異職種への転職が47.5%と最も多く、20~40代どの年代でも割合が高い結果になりました。
※年代別異業種・異職種への転職
20代:52.3%
30代:44.1%
40代:46.2%
■キャリアチェンジをした人の67.6%が「良かった」と回答。一方、「良くなかった」と回答した人は7.4%。
直近でキャリアチェンジをしてみた感想を聞いたところ、「とても良かった(30.5%)」、「やや良かった(37.1%)」と約7割の人がキャリアチェンジに満足をしていることがわかりました。一方で、「あまり良くなかった(4.5%)」、「悪かった(2.9%)」とネガティブにとらえている人は1割未満という結果になりました。
■業種別:異業種への転職は、 「旅行・宿泊・レジャー」87.5%、「小売/外食」76.7%、の順に高い割合に。
職種別:異職種への転職は、「販売・接客」96.1%、「建築・土木技術職」85.5%の順に高い割合に。
キャリアチェンジをした方における、各業種別の業種転換状況については、割合が高い順に「旅行・宿泊・レジャー(87.5%)」、 「小売・外食(76.7%)」、「商社/ 流通(72.4%)」という結果になりました。また、各職種の職種転換状況については、割合が高い順に「販売・接客(96.1%)」、「建築・土木技術職(85.5%)」、「医療・福祉・介護(81.3%)」という結果になりました。
■キャリアチェンジをする際に困ったことは、「希望の条件に合う求人が少ない」ことに加え、「新しい業界・職種の知識を身につけること」、「自身のスキルや経験をどうアピールしていいのかわからない」。20代では、ほかの年代と比べて課題を感じている傾向が強い。
キャリアチェンジをする際に困ったことについて聞いたところ、「希望に条件に合う求人が少なかった(25.7%)」、「新しい業界・職種について学ぶことに苦労した(25.2%)」、「自分のスキルや経験をどうアピールしていいのかわからなかった(23.1%)」と仕事探しから、スキル装着、自身の売り込みなど多岐にわたり課題を感じていることがわかりました。さらに20代では、30代、40代の人と比較して、これらの課題を感じる傾向が強いという結果になりました。
■キャリアチェンジに向けたスキルUPの取り組みとしては、情報収集が積極的に行われている。一方で、実務経験を積む機会を得ることに関してはまだ多くの方が取り組んでいない状況。
キャリアチェンジに向けたスキルUPのために行っていたことを聞いたところ、「希望する業界の具体的な内容について、インターネットで情報収集した(60.0%)」、「転職エージェント担当者などから情報収集した(30.1%)」、「友人などから情報収集した(21.0%)」と情報収集については積極的に行われていることがわかりました。一方で、「スクールに通った(12.2%)」、「副業で取り組んでみた(7.6%)」と実務経験の機会を得るようなことは、まだ多くの方で取り組まれていない状況でした。
*本ニュースリリースに含まれる調査結果をご掲載いただく際は、以下のクレジットを明記してください。
クレジット: 株式会社リクルートスタッフィング調べ
<参考情報>
未経験から事務職へのキャリアを応援する、無期雇用派遣「キャリアウィンク」コロナ前と比較し応募数が約230%、就業者数145%に拡大。新たなキャリア形成や雇用の受け皿に!
厚生労働省の統計(※1)によると、一般事務の有効求人倍率はわずか0.24倍。
そんな門戸が狭い事務職を希望する若年層の方の声に耳を傾けて2015年に誕生したのが、事務職未経験の方向け無期雇用派遣サービス「キャリアウィンク」です。当社がOAスキルやビジネスマナー研修などを行い、派遣先企業で就業しキャリアアップをしていただく、無期雇用派遣という新しいスタイル。
若年層における未経験からのキャリア形成や就業機会の創出に貢献をしています。
そして、新型コロナウイルスの拡大によりご自身のキャリアを見つめなおし、汎用的なスキルを身に着けどこでも活躍できる人材になりたいという声も多くあり、2021年4~8月の求職者からの応募数はコロナ前(2019年4~8月)より約230%、直近2021年9月の就業者数は145%と大きく拡大しています。
また、キャリアウィンクで働く方々は、事務未経験の方が約80%。そして、販売職や飲食業出身の方が多くいます。
コロナ禍で様々な業界が影響を受けた背景もあり、安定して働きたいという方も多く、雇用の受け皿としても機能をしていることも実感しています。
当社は、今後もさらに一人ひとりが望むキャリア形成の実現や就業機会の創出に寄与してまいります。
※1 令和3年厚生労働省「一般職業紹介状況」
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