株式会社フォアー、ゼロ知識証明に基づくzkRollupの開発を手掛けるRyodan Systems AGと共同技術開発および実証事業を開始。
株式会社フォアー(本社:東京都千代田区 代表取締役:田中悠斗、以下:フォアー)と、Ryodan Systems AG(本社:スイス 代表取締役:日置玲於奈 以下:Ryodan Systems)は、共同技術開発および実証事業の共創を目的とした業務提携を締結したことをお知らせ致します。本業務提携に基づき、ゼロ知識証明を基礎とするzkRollupのプロトコルの開発を推進し、機密情報の保護と検算の高速化を両立させる分散アプリケーションレイヤーの構築に取り組んでまいります。
ブロックチェーンをはじめとする分散型台帳のネットワークの多くは、一度に処理できるデータ量に限りがあり、それゆえ取引量の増加に伴う取引手数料の高騰や取引承認プロセスの遅延といった問題を抱えています。
また、パブリックチェーンの情報は、原則として、不特定多数の人間が閲覧可能な状態で保存されるため、透明性の担保と引き換えに、商取引に掛る契約や個人情報など、元来、秘匿化が望まれる情報までもが公開されます。そのため、ブロックチェーン技術の適応範囲が極めて限定的でありました。
2018頃から、これらの課題解決のためにゼロ知識証明(証明した情報を明かすことなく、その情報の正当性を証明する手法)をブロックチェーンの検証プロセスに利用する潮流が生まれ、それを元に、機密情報の保護をした上で、検算処理を高速化するためのプロトコルの研究が盛んになりました。
ゼロ知識証明には以下の利点があります。
1.機密情報の保護。
ある事実から導き出される結果を基礎となった事実を明かさずに証明できるため、個人情報や商取引に係る契約などの秘匿化情報を索めることなく取引の検証プロセスを実行できる。
2.検算の高速化
ある計算が正しく行われたことの検証をその計算を再計算するよりも高速に行えるため、計算資源(処理速度、ストレージ容量、通信容量)に制限がある利用環境でも、証明者や検証者としての役割を担うことができる。
zkRollupを活用したプライバシーの保護とトランザクション処理速度の向上は、ブロックチェーンをはじめとする分散型台帳技術を扱う上で最も重要な技術課題のひとつであり、イーサリアム財団が公開したレイヤー2のロードマップにおいても、その導入プランの詳細が記されています。
今後は、ソフトウェア領域のみならず、ハードウェア領域においてもzkRollupの演算プロセスの最適化が重要になることが予想されるため、私たちは、ソフトウェア領域とハードウェア領域を横断・包括する協業プロジェクトを今回の業務提携の基軸に据えています。
フォアーは、AI/ビッグデータ解析領域のアルゴリズムの開発やスーパーコンピューター向けのソフトウェアチューニングを手掛けてまいりました。
今後、Ryodan Systems社の持つ世界最高水準のzkRollupプロトコルとフォアーの高速解析処理を掛け合わせることで、ソフトウェア領域とハードウェア領域の双方を包括する研究開発体制を整備し、機密情報の保護と検算プロセスの高速化を両立させる分散アプリケーションレイヤーの構築に取り組んでまいります。
【Ryodan Systems AGについて】
Intmax Rollupと呼ばれるzkRollupを開発するスイスに拠点を置く企業です。Intmax Rollupは世界で初めてプライバシーととスケーラビリティの両立を実現したzkRollupとして期待をされており、2021年にEthereum Foundationからのグラントも取得しています。
※zkRollupとは、ゼロ知識証明を活用したEthereumのスケーリングソリューションとして最も注目を集めているものです。
URL:https://ryodan.systems/
【株式会社フォアーについて】
フォアーは、AI/ビッグデータ解析領域のアルゴリズムの開発を手掛けるデータ解析企業です。私たちのコアテクノロジーであるTrend Forecast Engineは、人の行動や嗜好、トレンドの変遷などのサイロ化が進んだデータを迅速に集約・統合し、データドリブンな意思決定を促進します。
URL:https://www.fore-co.ltd/ja/
- ゼロ知識証明が重視されるようになった背景
ブロックチェーンをはじめとする分散型台帳のネットワークの多くは、一度に処理できるデータ量に限りがあり、それゆえ取引量の増加に伴う取引手数料の高騰や取引承認プロセスの遅延といった問題を抱えています。
また、パブリックチェーンの情報は、原則として、不特定多数の人間が閲覧可能な状態で保存されるため、透明性の担保と引き換えに、商取引に掛る契約や個人情報など、元来、秘匿化が望まれる情報までもが公開されます。そのため、ブロックチェーン技術の適応範囲が極めて限定的でありました。
2018頃から、これらの課題解決のためにゼロ知識証明(証明した情報を明かすことなく、その情報の正当性を証明する手法)をブロックチェーンの検証プロセスに利用する潮流が生まれ、それを元に、機密情報の保護をした上で、検算処理を高速化するためのプロトコルの研究が盛んになりました。
ゼロ知識証明には以下の利点があります。
1.機密情報の保護。
ある事実から導き出される結果を基礎となった事実を明かさずに証明できるため、個人情報や商取引に係る契約などの秘匿化情報を索めることなく取引の検証プロセスを実行できる。
2.検算の高速化
ある計算が正しく行われたことの検証をその計算を再計算するよりも高速に行えるため、計算資源(処理速度、ストレージ容量、通信容量)に制限がある利用環境でも、証明者や検証者としての役割を担うことができる。
- Ryodan Systems社が提供するzkRollupについて
- ソフトウェアとハードウェアの領域の両面からアルゴリズムを最適化
zkRollupを活用したプライバシーの保護とトランザクション処理速度の向上は、ブロックチェーンをはじめとする分散型台帳技術を扱う上で最も重要な技術課題のひとつであり、イーサリアム財団が公開したレイヤー2のロードマップにおいても、その導入プランの詳細が記されています。
今後は、ソフトウェア領域のみならず、ハードウェア領域においてもzkRollupの演算プロセスの最適化が重要になることが予想されるため、私たちは、ソフトウェア領域とハードウェア領域を横断・包括する協業プロジェクトを今回の業務提携の基軸に据えています。
フォアーは、AI/ビッグデータ解析領域のアルゴリズムの開発やスーパーコンピューター向けのソフトウェアチューニングを手掛けてまいりました。
今後、Ryodan Systems社の持つ世界最高水準のzkRollupプロトコルとフォアーの高速解析処理を掛け合わせることで、ソフトウェア領域とハードウェア領域の双方を包括する研究開発体制を整備し、機密情報の保護と検算プロセスの高速化を両立させる分散アプリケーションレイヤーの構築に取り組んでまいります。
【Ryodan Systems AGについて】
Intmax Rollupと呼ばれるzkRollupを開発するスイスに拠点を置く企業です。Intmax Rollupは世界で初めてプライバシーととスケーラビリティの両立を実現したzkRollupとして期待をされており、2021年にEthereum Foundationからのグラントも取得しています。
※zkRollupとは、ゼロ知識証明を活用したEthereumのスケーリングソリューションとして最も注目を集めているものです。
URL:https://ryodan.systems/
【株式会社フォアーについて】
フォアーは、AI/ビッグデータ解析領域のアルゴリズムの開発を手掛けるデータ解析企業です。私たちのコアテクノロジーであるTrend Forecast Engineは、人の行動や嗜好、トレンドの変遷などのサイロ化が進んだデータを迅速に集約・統合し、データドリブンな意思決定を促進します。
URL:https://www.fore-co.ltd/ja/
- 種類
- イベント
- ビジネスカテゴリ
- ネットワーク・ネットワーク機器電子部品・半導体・電気機器