内閣府の実証実験プロジェクト成果を実用化 自動照射型鳥獣対策用LED照明「ホロライト・チェッカーズ・シリーズ」を開発
~7月4日より実験用途向けにレンタル受注開始~
光パターン形成LED照明「ホロライト・シリーズ」の開発・製造・販売を手掛けるパイフォトニクス株式会社(静岡県浜松市東区/代表取締役:池田貴裕)は、「内閣府オープンイノベーションチャレンジ2021」において、自治体(茨城県つくば市・愛知県・佐賀県鹿島市)と中部電力パワーグリッド株式会社らと連携して実施した実証実験プロジェクト成果を実用化した自動照射型鳥獣対策用LED照明「ホロライト・チェッカーズ・シリーズ」を開発しました。市松模様(チェッカーパターン)の光を高速に反転照射し特許出願済である光による鳥獣の追い払いを実現する「ホロライト・チェッカーズ」とセンシング技術を組み合わせた本装置により、鳥獣の接近にあわせて光を自動で照射することができます。3種類の光パターンがあり、ムクドリやカラスなどの鳥類やイノシシについて追い払いの有用性が確認されています。本年7月4日から鳥獣による騒音や糞被害、農作物被害を受けている市町村や鳥獣被害対策を進めている企業や研究者の実験用途向けにレンタル受注を開始します。
<製品の概要>
当社は市松模様(チェッカーパターン)の光を高速に反転照射する携帯型鳥獣対策用LED照明「ホロライト・チェッカーズ」をレンタル提供しています。今回、センシング技術と連動して、鳥獣の接近にあわせて自動で光を照射する装置のレンタル受注を開始します。本装置を設置することで、鳥獣の出没場所や人が常駐できない場所、時間帯での利用が可能です。オプションサービスの「らくモニシリーズ※」を利用することで、鳥獣出没時のメール連絡や光照射時の鳥獣の反応を記録して確認することも可能です。目的に応じて最適な光が選択できるように光のパターンは視認性の高い縦横25点のドットが高速に反転照射する市松型光パターン形成LED照明「ホロライト・チェッカーズ」、5本のラインが高速に反転照射する縞直線型光パターン形成LED照明「ホロライト・ストライプライン」、5本のラインが順番に光る走査直線型光パターン形成LED照明「ホロライト・スキャンライン」の3種類をご用意いたしました。
※「らくモニシリーズ」は中部電力パワーグリッド(株)のサービスです
2020年に浜松市のデータ連携基盤を活用した実証実験プロジェクト「Hamamatsu ORI-Project」で自動制御型のホロライトから定期的に光を照射する実験を実施しました。2021年の秋に内閣府の公募型企画「オープンイノベーションチャレンジ」において、茨城県つくば市のイノシシ接近防止対策と愛知県のカモの追い払い対策の2つの社会課題のテーマで当社が提案した光を用いた対策が採択され、自治体および中部電力パワーグリッド(株)と連携して実証実験を行いました。イノシシ接近防止対策の実証実験では、中部電力パワーグリッド(株)のIoTサービス(らくモニシリーズ)とホロライトを連携して、イノシシがホロライトの光により退避行動をする映像を記録しました。これらの実証実験の結果、ホロライトの光による鳥獣被害対策の有用性を確認し、この度、実験用途向けとして自動照射型のレンタル受注を開始することとしました。
光による追い払いは無侵襲で安全な対策を実現します。対策による騒音や異臭などの不快感を無くして住環境への影響を最小限に抑えることができます。
2.センシング技術との連動による自動照射
ホロライトと人感センサーが連動する仕組みになっており、鳥獣の接近にあわせて光を照射します。設置後は光照射に関しての人手が不要となります。
3.光パターンの選択
ドット状の強い光が特長の市松型光パターン「ホロライト・チェッカーズ」、広範囲な光が特長の縞直線型光パターン「ホロライト・ストライプライン」、広範囲で迫ってくる光が特長の⾛査直線型光パターン「ホロライト・スキャンライン」の 3種類から目的に応じて最適な光を選ぶことができます。
<外観写真・製品仕様>
<設置イメージ>
海上にあるノリ養殖漁場の養殖網に向けてホロライト・ストライプラインを照射している様子です。海面にある養殖網と、養殖網を固定する支柱にホロライトの光が当たっています。
当社は市松模様(チェッカーパターン)の光を高速に反転照射する携帯型鳥獣対策用LED照明「ホロライト・チェッカーズ」をレンタル提供しています。今回、センシング技術と連動して、鳥獣の接近にあわせて自動で光を照射する装置のレンタル受注を開始します。本装置を設置することで、鳥獣の出没場所や人が常駐できない場所、時間帯での利用が可能です。オプションサービスの「らくモニシリーズ※」を利用することで、鳥獣出没時のメール連絡や光照射時の鳥獣の反応を記録して確認することも可能です。目的に応じて最適な光が選択できるように光のパターンは視認性の高い縦横25点のドットが高速に反転照射する市松型光パターン形成LED照明「ホロライト・チェッカーズ」、5本のラインが高速に反転照射する縞直線型光パターン形成LED照明「ホロライト・ストライプライン」、5本のラインが順番に光る走査直線型光パターン形成LED照明「ホロライト・スキャンライン」の3種類をご用意いたしました。
※「らくモニシリーズ」は中部電力パワーグリッド(株)のサービスです
<製品開発の経緯>
当社は2021年4月に携帯型鳥獣対策用LED照明「ホロライト・チェッカーズ」のレンタル提供を開始いたしました。こちらの装置はムクドリ対策に大きな効果を発揮する一方で、人手が必要となる携帯型では、光刺激に対する獣の予期せぬ行動で怪我や事故の危険性があるとして、獣害現場での使用が難しいという課題がありました。そのような中で、時間や場所に縛られない設置型および自動照射型の要望を多数いただいておりました。2020年に浜松市のデータ連携基盤を活用した実証実験プロジェクト「Hamamatsu ORI-Project」で自動制御型のホロライトから定期的に光を照射する実験を実施しました。2021年の秋に内閣府の公募型企画「オープンイノベーションチャレンジ」において、茨城県つくば市のイノシシ接近防止対策と愛知県のカモの追い払い対策の2つの社会課題のテーマで当社が提案した光を用いた対策が採択され、自治体および中部電力パワーグリッド(株)と連携して実証実験を行いました。イノシシ接近防止対策の実証実験では、中部電力パワーグリッド(株)のIoTサービス(らくモニシリーズ)とホロライトを連携して、イノシシがホロライトの光により退避行動をする映像を記録しました。これらの実証実験の結果、ホロライトの光による鳥獣被害対策の有用性を確認し、この度、実験用途向けとして自動照射型のレンタル受注を開始することとしました。
<主な特長>
1.無音・無臭・安全光による追い払いは無侵襲で安全な対策を実現します。対策による騒音や異臭などの不快感を無くして住環境への影響を最小限に抑えることができます。
2.センシング技術との連動による自動照射
ホロライトと人感センサーが連動する仕組みになっており、鳥獣の接近にあわせて光を照射します。設置後は光照射に関しての人手が不要となります。
3.光パターンの選択
ドット状の強い光が特長の市松型光パターン「ホロライト・チェッカーズ」、広範囲な光が特長の縞直線型光パターン「ホロライト・ストライプライン」、広範囲で迫ってくる光が特長の⾛査直線型光パターン「ホロライト・スキャンライン」の 3種類から目的に応じて最適な光を選ぶことができます。
<外観写真・製品仕様>
<設置イメージ>
<海上カモ実験>
海上にあるノリ養殖漁場の養殖網に向けてホロライト・ストライプラインを照射している様子です。海面にある養殖網と、養殖網を固定する支柱にホロライトの光が当たっています。
<イノシシ実験>
民家の裏庭に出没するイノシシに向けてセンサー連動でホロライト・スキャンラインを照射している様子です。
動画ではこの後、左端に写っている2頭のイノシシが背を向けて立ち去る様子を記録しています。
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