《10月6日(水)、東京フィルハーモニー交響楽団が冨田勲の伝説的作品で一夜限りのコンサート/アジア オーケストラ ウィーク2021 静寂から感動へー》
令和3年度(第76回)文化庁芸術祭主催公演 アジア オーケストラ ウィーク2021 静寂から感動へ― 未来へつなぐハーモニー
公益財団法人 東京フィルハーモニー交響楽団(東京都新宿区、理事長:三木谷浩史)(以下、東京フィル)は10月6日、《令和3年度(第76回)文化庁芸術祭主催公演 アジア オーケストラ ウィーク2021 静寂から感動へ― 未来へつなぐハーモニー》に出演。シンセサイザー音楽の世界的巨匠・冨田勲(1932-2016)のトリビュートとして、冨田のオーケストラ作品とクラシック音楽の傑作をプログラムした一夜限りのコンサートを行う。
関係者各位
公益財団法人 東京フィルハーモニー交響楽団(東京都新宿区、理事長:三木谷浩史)(以下、東京フィル)は10月6日(水)、《令和3年度(第76回)文化庁芸術祭主催公演 アジア オーケストラ ウィーク2021 静寂から感動へ― 未来へつなぐハーモニー》に出演。シンセサイザー音楽の世界的巨匠・冨田勲(1932-2016)のトリビュートとして、冨田のオーケストラ作品とクラシック音楽の傑作をプログラムした一夜限りのコンサートをお届けします。
▶ 希望に向かって蘇る! 三ツ橋敬子が贈る冨田勲トリビュート
「ストーリーのある音楽の東京フィルは最高です」 (日本オーケストラ連盟特設サイト)
https://www.orchestra.or.jp/information/2020/aow2021Mitsuhashi/
冨田勲は1974年、シンセサイザーで制作した『月の光』を発表して日本人として初めてグラミー賞ノミネート、以後シンセサイザー音楽の世界的巨匠として活躍する一方、TV・映画の音楽から純音楽まで夥しい数の作品を残しました。NHK『きょうの料理』や『新日本紀行』のテーマ曲、また晩年にはボーカロイド・初音ミクをソリストとして用いた異色作『イーハトーヴ交響曲』(2012)も大きな話題を呼びました。
交響詩『ジャングル大帝』は、手塚治虫の同名アニメ(1965)の音楽による管弦楽作品。1965年に放送され、冨田が音楽を担当した日本初のカラー・アニメーション『ジャングル大帝』の音楽から生まれた交響詩は、本作の壮大なテーマに感銘を受けた冨田が一つの交響詩として新たに紡ぎ、さらに2009年に改訂を加えた、時代を超えたエッセンスともいうべき作品です。現在50~60歳代のシニアたちが少年少女時代に熱中した『リボンの騎士』『キャプテンウルトラ』『ビッグX』『名犬ラッシー』といった子供番組の音楽も冨田勲作曲。
『月の光』『火の鳥』は、冨田のシンセサイザー作品の代表作となった音楽。いずれも原曲をオーケストラで演奏するが、ドビュッシーのピアノ作品『月の光』は、冨田が実際にインスピレーションを得たというストコフスキーによるオーケストラ編曲版を用いて演奏します。『ドクター・コッペリウス』は、生前の冨田の構想に基づき補完された遺作で、ボーカロイド・初音ミクを起用したことで話題となりました(今回の公演には初音ミクの出演はありません)。また、終楽章「日の出」は先の東京オリンピック開会式の聖火点灯シーンでも流れ、記憶に新しい方も多いことでしょう。
電子音楽の巨匠として知られる冨田勲の、生のオーケストラによる演奏は貴重。アジアのオーケストラの魅力がたっぷり詰まった「アジア オーケストラ ウィーク」の目くるめく一夜をどうぞお楽しみください。
- 公演概要
2021年10月6日(水)開演19:00(開場18:00)
■出演
指揮:三ツ橋敬子
語り・歌:大山大輔
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
■曲目
冨田勲:交響詩『新・ジャングル大帝 2009年』
ドビュッシー:月の光
ストラヴィンスキー:『火の鳥』(1919版)
冨田勲:『ドクター・コッぺリウス』Rise of The Planet 9より
※初音ミクは出演しません。
■会場
東京オペラシティ コンサートホール(東京都新宿区西新宿3-20-2)
■料金(税込・全指定席)
S席 3,000円/ペア券(S席2枚) 5,000円 A席 2,000円 B席 1,000円
※未就学児入場不可
■URL
https://www.orchestra.or.jp/aow2021/
■チケット問合せ
東京オペラシティチケットセンター03‐5353-9999
チケットぴあ https://t.pia.jp/ 0570-02-9999 [Pコード:200-773]
e+(イープラス)https://eplus.jp/
ローソンチケット https://l-tike.com/ [Lコード:34077]
■主催/共催
主催:文化庁芸術祭執行委員会/共催:日本経済新聞社
特別協賛:新菱冷熱工業株式会社
協力:東京オペラシティコンサートホール
■制作・問合せ
日本オーケストラ連盟03-5610-7275(平日午前10時~午後5時)
- 作曲家・冨田勲
1932年東京生まれ。慶応義塾大学在学中から平尾貴四男、小船幸次郎各氏に作曲を師事。在学中よりNHKの音楽番組の仕事を始める。1953年にはNHKラジオの第一放送と第二放送を同時に使用したステレオ音楽番組「立体音楽堂」等の番組に参加。1963年大河ドラマ第1作「花の生涯」の音楽を担当、現在までに計5本のシリーズを手がけている。また1965年には手塚治虫氏のTVアニメ「ジャングル大帝」、1967年に「リボンの騎士」の音楽を作曲、従来のアニメ音楽を越える優れた音楽性が高い人気を呼び、交響詩版「ジャングル大帝」は1966年度の芸術祭奨励賞を受賞した。
1970年頃よりシンセサイザーによる作編曲・演奏に着手。1974年には米RCAよりリリースされたアルバム「月の光」が米ビルボード・クラシカル・チャート第1位となり、日本人として初めてグラミー賞4部門にノミネートされ、さらに全米レコード販売者協会(NARM)の1974年度クラシック部門最優秀レコードに選出されるという快挙をなしとげ、TOMITAの名は全世界的なものとなる。以降「展覧会の絵」「火の鳥」「惑星」から「バッハ・ファンタジー」(1996)にいたる多くのシンセサイザー・アルバムを発売、いずれもが世界的なヒットを記録している。- 出演者について
東京藝術大学及び同大学院を修了。ウィーン国立音楽大学とキジアーナ音楽院に留学。小澤征爾、小林研一郎、G.ジェルメッティ、E.アッツェル、H=M.シュナイト、湯浅勇治、松尾葉子、高階正光の各氏に師事。
2006年トスカーナ管弦楽団とのツアーを指揮してヨーロッパデビュー、2007年ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団にてオペラデビューを果たした。2008年第10回アントニオ・ペドロッティ国際指揮者コンクールにて優勝。併せて聴衆賞、ペドロッティ協会賞を受賞し、最年少優勝で初の3冠に輝いた。2010年第9回アルトゥーロ・トスカニーニ国際指揮者コンクールにて女性初の受賞者として準優勝。併せて聴衆賞も獲得。
これまでに東京フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、京都市交響楽団等と共演している。
2016年から5年間、神奈川県立音楽堂「三ツ橋敬子の夏休みオーケストラ!」を実施し、子供たちへ多彩な音楽体験を届けた。2021年4月、コロナ禍においてNHK交響楽団デビューを飾り、その堅実な解釈力と手腕に対し各方面より称賛を得た。
語り・歌:大山 大輔 Daisuke Oyama, bariton
1982年生まれ。鹿児島県出身。 東京藝術大学首席卒業。同大学院修士課程オペラ科修了。学部卒業時に松田トシ賞、アカンサス音楽賞、同声会新人賞を受賞。
2008年、佐渡裕芸術監督プロデュース兵庫県立芸術文化センター《メリー・ウィドウ》のダニロ役で鮮烈なデビューを飾って以降、日生劇場オペラ《魔笛》パパゲーノ、文化庁による“本物の舞台芸術体験事業”にてフォークオペラ《うたよみざる》やまいち役での好演と活躍を続ける。
近年では特に“井上道義×野田秀樹”による《フィガロの結婚》フィガ郎や、手塚治虫原作・宮川彬良作曲 歌劇《ブラック・ジャック》タイトルロール、異彩を放つシアターピース、バーンスタイン《ミサ》でのセレブラント等、独自性の強い作品での主役として圧倒的な存在感を示している。
また、モーツァルト『レクイエム』をはじめ、『ハ短調ミサ』、『ヴェスペレK.321』や、ベートーヴェン『交響曲第九番』、フォーレ『レクイエム』、プッチーニ『グロリアミサ』、メンデルスゾーン『ラウダシオン』などのコンサート・ソリストを務める他、役者として近松門左衛門原作:音楽劇『冥途の飛脚』での忠兵衛役、三島由紀夫:近代能楽集『葵の上』若林光役など多数出演。劇団四季ミュージカル《オペラ座の怪人》ではタイトルロールとして客演するなど幅広い活躍を見せており、その多彩な経験と独自の表現力から、台本執筆、MC・ナレーション、歌唱・演技指導にも定評がある。
洗足学園音楽大学ミュージカル・声楽コース講師、カクシンハン・スタジオ(演劇研修所)講師。日本声楽アカデミー会員。
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団 Tokyo Philharmonic Orchestra
1911年創立。日本で最も長い歴史をもつオーケストラ。メンバー約160名、シンフォニーオーケストラと劇場オーケストラの両機能を併せもつ。名誉音楽監督チョン・ミョンフン、首席指揮者アンドレア・バッティストーニ、特別客演指揮者ミハイル・プレトニョフを擁する。Bunkamuraオーチャードホール、東京オペラシティ コンサートホール、サントリーホールでの定期演奏会や「渋谷/平日/休日の午後のコンサート」等の自主公演、新国立劇場等でのオペラ・バレエ演奏、『名曲アルバム』『NHKニューイヤーオペラコンサート』『題名のない音楽会』『東急ジルベスターコンサート』などの放送演奏の他、2020年にはドキュメンタリー番組『情熱大陸』に取り上げられたほか、『NHK紅白歌合戦』にも出演。また、各地学校等での訪問コンサート等により、全国の音楽ファンに親しまれる存在として、高水準の演奏活動とさまざまな教育的活動を展開している。海外公演も積極的に行い、国内外から高い評価と注目を得ている。 1989年からBunkamuraオーチャードホールとフランチャイズ契約を結んでいる。東京都文京区、千葉県千葉市、長野県軽井沢町、新潟県長岡市と事業提携を結び、各地域との教育的、創造的な文化交流を行っている。
2021年9月15日(水)20時~、東京フィルがNHK BS1スペシャル「必ず よみがえる〜魂のオーケストラ 1年半の闘い〜」で特集される。
【放送概要】
NHK BS1スペシャル「必ず よみがえる〜魂のオーケストラ 1年半の闘い〜」
放送日:2021年9月15日(水)午後8:00~午後9:50
https://www.nhk.jp/p/bs1sp/ts/YMKV7LM62W/episode/te/MXQJ26NYQN/
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