【金型保守教育のDX】3Dドキュメント 作成ツール『3D Docs』 を住友理工株式会社が導入、国内外の教育を3D化。新人への教育コストを1 / 3に
3Dモデルを活用した効率的な教育を行うことで、社員の独り立ちを支援・促進
「革新者を力づけ、物理世界の変革を加速する」をミッションに、ものづくりのワークスペース『Scene Workspace』を開発・提供するScene株式会社(代表取締役 ビジャヤン・スワティナト 本社:東京都渋谷区)は、住友理工株式会社が、3Dモデルを活用したドキュメント作成ツール『3D Docs』導入により、国内外の新人教育コストを効率化した事例を公開しました。
住友理工株式会社について
住友理工株式会社は、1929年の創業から培ってきたコアコンピタンス「高分子材料技術」「総合評価技術」を強みに、常に新しい価値を創造し続けてきました。
市場の要望にお応えするための製品開発・供給体制を整備し、現在では世界20ヶ国以上で事業を展開するグローバル企業として、さらにその歩みを加速させています。防振ゴム、ホース、制遮音品や内装品など自動車関連製品に加えて、インフラや住環境、エレクトロニクスやヘルスケアに至る様々な領域で製品を開発しています。
今回、3Dドキュメント 作成ツール『3D Docs』 を防振生準統括部の生産課、DX管理グループの2部署で導入いただきました。
以下は事例記事のインタビューを抜粋した内容となります。詳細は、こちらをご覧ください。
導入前の課題について
新しい金型の立ち上げ直後では、品質が安定しないことがあり、製品の不良が発生する場合があります。対策としてエクセルに画像を貼り付けた事例集を作成していました。しかし、2次元の情報では、経験の浅い方では不良の検出が難しいという問題を抱えていました。
また現場担当者が金型の定期メンテナンスをする際の手順は、設計図面を見て、分解や組み立てを行う必要があります。構造を覚えることにも時間がかかり、図面の見方にも専門的な知識が必要で、新人・ベテラン担当者双方にとって難易度はとても高いです。海外の拠点では言語の壁もあり、教育に時間がかかることも課題でした。
導入効果について
操作が簡単な点に加えて、専門的な知識がなくても3Dでの資料作成ができる点、3Dモデルを見たい方向から自由に確認でき、アニメーションで直感的に作業手順を理解できる点を評価しています。
事例資料が3Dになったことで、過去の不良事例を効率的に確認可能となっています。それにより、独り立ちするのに半年は必要でしたが、2ヶ月に短縮できた点はとても良かったと感じています。
また、金型の保守メンテナンス時に3Dアニメーションを見て、分解、組み立て作業を行えるようになりました。分解、組み立て作業が標準化され、新人が行う作業の効率化も実現されています。インドやメキシコなどの海外拠点でも活用されており、通訳なしで効率的に教育が行えるようになった点も効果として感じています。
事例記事の詳細は、こちらをご覧ください。
3D Docsとは
3D CADデータを活用し、工程検討、手順作成が行えるドキュメントツールです。製品や組立工程についての情報伝達・指摘の共有をより効率的に行えます。特別なソフトやハイスペックPCは不要。ブラウザがあればどなたでも利用可能です。
Scene株式会社の概要
本社所在地:東京都渋谷区桜丘町11-6
代表者:代表取締役 ビジャヤン・スワティナト
設立:2019年12月
事業内容:ものづくりにおけるフロントローディング・情報連携・生産性向上の実現を加速させる、デジタルアプリケーション『Scene Workspace』の開発・販売
URL : https://www.scene.space
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