プライバシー保護技術を搭載し、感情ビックデータ収集可能な仮想センサ MIRUWS MX(R) IPの製品・事業発表会と展示を行います
第二回IKEUCHI LABフロンティアセミナ(11/9 15:00-17:00 ハイブリッド開催)で製品・事業発表会を、ビジネスEXPO(11/9,10 札幌市で開催)で展示・デモを行います。
[背景]
リストバンド、ウェアなどに搭載された生体センサから得られるデータは、装着しているユーザの健康状態を無意識に取得し、可視化するツールとして、広く使われ始めていますが、AI等の高度処理を適用することにより、感情の可視化も可能となりつつあります。一方、取得するデータが高精度・高品質になればなるほど、流出・拡散によるプライバシー侵害の影響は深刻になります、例えば、長期間個人の感情・バイタルを収集すると、性格や疾病までもが推定でき、データが流出すると、就職や融資に悪影響を与えるリスクが発生します。感情・血圧・睡眠の高精度・連続・無意識センシングを開発・事業化している(株)ミルウスは、同時にセキュリティ技術を駆使してデータ提供者のプライバシーを保護する技術も開発しています。
[仮想センサ MIRUWS(R) MXの特徴]
仮想センサ MIRUW(R) MXは、リストバンドや胸装着センサで取得した脈波や心電波形を用い、フィルタやFFT等の信号処理により多様なパラメタを抽出、それらをAIによる知識処理に入力することにより、高精度な感情・血圧・睡眠データの推定を無意識・連続で行います。さらに、推定結果は本人が自身の気分や健康状態を把握するためだけでなく、データ活用者からのサービス定義(目的、匿名/仮名/実名指定、提供するデータの種類、提供先、提供先保管期間、提供先再利用可否)により、サービス都度本人同意取得が行われ、同意が得られて初めてネットを介して健康支援等のサービス提供者やマーケティング等のデータ活用者(以下データ利活用者と略す)に提供されます。例えば、メンタルに不安を抱える方は、日常生活で無意識に取得し、自身のスマホに保管したパーソナルデータを用いて感情や健康状態をアバターで仮名表示して、支援・指導を受ける事かできます(図1)。
図 1 プライバシー性の高いメンタル・バイタルはリストバンド等で取得し、アバター(仮名)表示できる
[シリーズ展開]
仮想センサ MIRUWS(R) MXは図2に示すシリーズ展開により、多様な用途に対応します。
(1)MIRUWS(R) M0: 別名「貯健箱(R)」はスマホ、センサ、アプリ連携で取得した多様なデータをスマホや本人管理のサーバに署名付き暗号保管するパーソナル・データ・ストア(PDS)機能を有し、データ利活用者が設定したサービス毎のデータ活用条件に都度本人同意することにより信頼できる利活用者に安全にデータを提供します。このIPは弊社やパートナー企業が提供するミパル・クラウドと連携したサブスク型の参照アプリとして提供します。本IPはM1~M3の各IPと組み合わせることによりプライバシーを保護した安全なデータ利活用を可能にします。このプライバシー保護の仕組みは日米欧で基本特許権利化済みです。
(2)MIRUWS(R) M1:カジュアルなリストバンドを接続することにより歩数・消費カロリ・睡眠モード・バイタルサイン(参考値)を取得・可視化します。
(3)MIRUWS(R) M2:心電センサを接続することにより、感情をAIを用いて推定・可視化します。
(4)MIRUWS(R) M3 (開発中):脈波センサを接続することにより、感情をAIを用いて推定・可視化します。また、高精度に連続血圧、睡眠モード、無呼吸症候群リスクを推定・可視化します。
図2 仮想センサ MIRUWS(R) MX IP のシリーズ展開
[ビックデータ応用]
MIRUWS(R) M1~M3は単独でもIP提供しますが、M0と組み合わせることにより、プライバシーを保護した安全なビックデータ収集・活用を可能にします(図3)。
図3 MRUWS(R) IPによる感情・血圧・睡眠・無呼吸ビックデータ収集構成例
本構成において、ユーザはデータ利活用者からのサービス定義に同意することにより、リストバンドや心電センサで無意識・連続取得した感情・血圧・睡眠などのデータを納得の上、提供しポイント等の対価を得られます。これにより、データ利活用者は本人同意に基づいた、必要なパーソナルデータを必要な時に必要な期間取得保管するNeed to Knowの原則に基づいた管理が可能となり、パーソナルデータ管理の保管・管理リスクを大幅に低減できます。ユーザは納得性の高い安全なデータ提供ができ、ポイント取得・寄付等による、メリットを実感できます。
[iPoCS事業]
弊社の事業モデルはiP(Intellectual Property)、PoC(Proof of Concept)、Supportからなる「iPoCS」事業です。データ利活用者、システム事業者、アプリ事業者向けのB2B2C事業として、各IPを小規模実証試験や参照アプリなどのPoCとともに提供し、本IPを用いた顧客での製品・サービス開発を支援します。
図4 iPoCS(IP+PoC+Support)事業モデル
[第二回 IKEUCHI LAB フロンティアセミナ&ビジネスEXPO展示]
本ブレスリリースで紹介した仮想センサ
MIRUWS(R)MXの事業・製品仕様・今後の計画等詳細については、11月9日(木) 15:00-17:00に開催される第二回 IKEUCHI LAB フロンティアセミナ 第二部で発表します。
本セミナの開催要領派の図5の通りです。
オープンなセミナで、参加無料です。リモートリアルのハイブリッド開催ですので、皆様の参加を歓迎いたします。参加申込みは前日までに下記からお願いします。
https://forms.office.com/r/0jtnjb1Vk2
また、11月9日、10日に札幌市内のアクセス札幌で開催される北海道ビジネス
EXPO https://www.business-expo.jp/
では、感情可視化の展示・デモを行います。展示は、1階フリースペース 北海道科学技術総合振興センターノーステック財団ブース内です。
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