女性の約半数は妊娠出産により離職している!?地方の育休中家族の不安や悩みを助産師がオンラインでサポート
〜信州大学医学部と協働し、長野県にて、11月より無料サポート開始〜
助産師のちからでいのちにまつわる社会問題を解決するスタートアップ企業、株式会社With Midwife(本社:大阪市、代表取締役:岸畑聖月) は、11月1日より、長野県の育休中のご家族に向けて、助産師による子育てオンラインサポート「wellvic」(https://wellvic.jp/)を、3ヶ月間無料で提供いたします。
この事業は、経済産業省令和3年度「フェムテック等サポートサービス実証事業費補助金」の実証事業として信州大学医学部と連携して実施し、産後の身体やメンタル、育児や復職にまつわる悩みを、健康と子育ての専門家である助産師がオンラインでサポートすることで、妊娠・出産等ライフイベントに起因する望まない離職等を防ぎ、また、地方における妊産婦の孤立を防ぐことを目指します。
この事業は、経済産業省令和3年度「フェムテック等サポートサービス実証事業費補助金」の実証事業として信州大学医学部と連携して実施し、産後の身体やメンタル、育児や復職にまつわる悩みを、健康と子育ての専門家である助産師がオンラインでサポートすることで、妊娠・出産等ライフイベントに起因する望まない離職等を防ぎ、また、地方における妊産婦の孤立を防ぐことを目指します。
■背景:
女性活躍や、男性の育児参加は国をあげて取り組んでいる目標であり、それは都市部だけでなく、地方でも同様です。しかし、その施策は全国共通なものが多く、住む場所の風土や考え方による違いはまだ十分に配慮されていません。
地方では、出生数の減少や産科医不足による出産施設の集約化等により妊産婦の孤立が進んでいます。さらに、新型コロナウイルス感染症の大規模な流行により、外出の自粛が求められ、対面でのサポート、サービス等が限られる中、育児期の女性は不安を抱えやすい状態となり、その結果、産後うつやDV、虐待の増加、育児不安の増大などが懸念されています。
物理的な妊産婦の孤立が課題となる地方にて、健康や子育ての専門家にいつでも相談できる環境をオンラインにて提供することは急務であり、それにより、育児不安の解消や、妊娠出産を理由とした望まない離職を防ぐことにつながると考えます。
■子育てオンラインサポート「wellvic」(https://wellvic.jp/)とは:
育休中の女性及びその家族の、育児や復職に関する不安や悩みに、同じ地域の助産師がオンラインでお答えするサービスです。24時間365日相談可能であり、病院や行政などが開いていない、深夜や早朝でもご相談いただけます。相談に対しては、同じ地域に住む自分専属の助産師が24時間以内に回答いたします。
サービスの特徴としては以下になります。
1)同じ地域の助産師がお答えするので、よりその人にあった情報を提供できる。
2)何回でも継続的に、“自分専属”の助産師に相談できる。
3)24時間オンラインで相談可能なので、いつでもどこでも自分の相談したい時に相談できる。
今回、経済産業省令和3年度「フェムテック等サポートサービス実証事業費補助金」の実証事業として、長野県内の育休中のご家族へ、2011年11月〜2022年1月の3ヶ月間、この取り組みを無償で実施いたします。
この事業は信州大学医学部とともに実施しており、地方での助産師のオンラインサポートの有用性を検証し、現代の地方で働きながら育児をされているご家族へのサポート方法を検討します。
■なぜ長野県なのか:
長野県は、本州の中央部に位置し、全国で4番目に大きな県であり、出生数は全国と同様に減少傾向にあります。また、出産を取扱う医療施設の減少やその地域の偏りにより、妊産婦の孤立が問題となっています。
そんな中、長野県にある信州大学医学部ではコロナ禍の妊産婦やその家族のメンタルヘルスを支える講座をスタートさせました。
周産期の心のケアの対応や研究に当たるチームを「組織横断的」に立ち上げるのは全国的にも珍しい取り組みであり、今回、そんな信州大学医学部と連携し、長野県在住の育休中の家族を対象に、助産師のオンライン相談サービスを提供することとなりました。
■助産師とは:
助産師とは、厚生労働大臣の免許を受けて、助産または妊婦、じょく婦もしくは新生児の保健指導を行うことを業とする女子であり、看護師の上級職です。出産だけでなく、性教育や妊娠、育児、更年期など、女性の生涯に寄り添うことのできる職業であり、昔は「産婆」といわれ、出産だけでなく地域で家族の生涯を通した身近な伴走者として活躍していました。
しかしながら現在は約9割の助産師が病院やクリニックで働いており、多くの一般人が助産師によるケアを入院中の5~7日しか受けられていない状況です。これは戦後GHQによる出生数管理や、「出産=医療」という価値観の変化、出産施設を病院へ集約したことなどが関係しています。地域で仕事を失った助産師は次々と病院に勤務、現在の形態に変わりました。「病院」で「出産のときだけ」関わる現代の一般的な助産師のイメージは実は最近のものです。しかし、そのスキルは衰えるどころか、時代とともにブラッシュアップされています。
私たちは、その助産師のスキルを再び社会に還元し、不妊や産後うつ、虐待などに悩む女性や家族を支援できる仕組みづくりを行っています。
■株式会社With Midwifeについて:
「生れることのできなかった、たったひとつの命でさえも 取り残されない未来」の実現をミッションに、助産師のみで発足した会社です。主に以下の3つの事業を行っております。
・助産師のサポート事業
└助産師に向けた知識提供や、コミュニティ運営、イベントの開催など
・顧問助産師サービス「The CARE」事業
└企業に助産師を導入し、従業員の健康や子育てをオンラインや対面、自宅でもサポートします。女性が子育てをしながらも働きやすい職場環境づくりに貢献します。
・助産師と生活者をつなぐ事業
└助産師検索サイト「Meets the Midwife(https://mtmidwife.jp/)」を運営し、今まで助産師のケアが届かなかった個人に対しても、気軽に自分にあった助産師とつながる環境を提供します。
・その他事業
└助産師の知見をいかした商品開発、コンサルティングなどを行なっています。その多くを2021年11月にリリース予定です。
【企業概要】
企業名:株式会社With Midwife
設立日:令和元年11月1日
資本金:300万円
代表:岸畑 聖月(左写真)
所在地:大阪府大阪市北区梅田1丁目11番4 大阪駅前第4ビル9階923
理念:「生れることのできなかった、たったひとつの命でさえも 取り残されない未来」の実現
目の前のいのちだけでなく、流産や死産など、目に見えないいのちも私たちは日常的に目にしています。そんないのちも、決して取り残されない社会を、私たちは助産師の「寄り添う(care)」チカラで実現します。
【お問い合わせ先】
株式会社 With Midwife
担当:杉山 明弥香
メールアドレス:info@withmidwife.jp
当社ホームページ:https://withmidwife.jp/
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