【思わず誰かに伝えたくなる口コミとは?】322人アンケート調査|引用・転載されやすい口コミの特徴ランキング

引用・転載されやすい口コミに関する意識調査

株式会社マイスタースタジオ

株式会社マイスタースタジオ(本社:大阪府大阪市北区、代表取締役:妹尾優)は、ブログやSNSで情報発信している322人を対象に「引用・転載されやすい口コミに関する意識調査」を実施しました。

SNSなどで他の人が書いた口コミを見つけて、「シェアしたい」と思った経験はありますか。どんな口コミが「思わず誰かに伝えたくなる口コミ」なのでしょうか。

そこで今回、気になる口コミ探索サービス「みん評」( https://minhyo.jp/ )を運営する株式会社マイスタースタジオ( https://www.meisterstudio.jp/ )は、ブログやSNSで情報発信している322人を対象に「引用・転載されやすい口コミに関する意識調査」を実施しました。

※データの引用・転載時のお願い
本リリースの調査結果・画像をご利用いただく際は、引用元として「みん評」の公式サイトURL( https://minhyo.jp/ )へのリンク設置をお願い致します。

【調査概要】

調査対象:ブログやSNSで情報発信している人

調査期間:2025年5月1日~15日

調査機関:自社調査

調査方法:インターネットによる任意回答

有効回答数:322人(女性187人/男性135人)

回答者の年代:10代 0.9%/20代 15.8%/30代 38.9%/40代 26.4%/50代以上 18.0%

【調査結果サマリー】

・誰かが書いた口コミを引用・転載したことがある人は27.7%

・引用・転載をしたくなる口コミ1位は「内容が具体的」

・引用・転載をしたくない口コミは「宣伝っぽさを感じる」

誰かが書いた口コミを引用・転載したことがある人は27.7%

ブログやSNSで情報発信している322人に、「誰かが書いた口コミを引用・転載したことがあるか」と聞いたところ、「よくある(4.7%)」「たまにある(23.0%)」が合わせて27.7%でした。誰かが書いた口コミを引用・転載したことがある人は少数派だとわかります。

引用・転載しない理由としては、「著作権やトラブル回避への配慮」「自身が体験したことだけ発信したいというポリシー」などが考えられます。

引用・転載をしたくなる口コミ1位は「内容が具体的」

「どんな口コミを引用・転載をしたくなるか」と聞いたところ、1位は「内容が具体的(24.8%)」でした。2位「共感できる(14.0%)」、3位「感想が正直(11.8%)」と続きます。

アンケート結果から、引用・転載されやすい口コミは、情報としての質が高いこと、共感できること、信頼できることがポイントと言えそうです。

<1位 内容が具体的>

・写真付きでリアルな体験が伝わってくる(30代 女性)

・実際に使ったことがわかる具体的な感想。デメリットでも、具体的なら引用して紹介に使いたい(40代 女性)

・通信機器の転送速度の実測値など、具体的な数値のデータは引用させてもらったことがありました(50代以上 男性)

曖昧な表現よりも、実体験に基づいた具体的な口コミのほうが信頼され、引用・転載されやすくなります。具体的な記述には、説得力があるからです。

引用・転載する側は、具体的で説得力のある口コミによって、自分の主張を補強できます。とくに「データ」「写真・動画」などがあると、実体験を基にした具体的な口コミであることが裏付けられ、ブログ読者やSNSフォロワーの納得感を得やすくなります。

<2位 共感できる>

・自分が興味をもっている話題で、考え方が近い口コミ(40代 男性)

・自分の主張したいことを後押ししてくれている。もしくは根拠となるような情報が載っている(50代以上 男性)

自分と同じ意見の口コミは、コンテンツの補強材料として使いやすいので、引用されやすくなります。「自分と同じ意見・価値観の人が多いんだよ」と証明でき、情報発信の一貫性に貢献するからです。

また「自分の評価と同じことが書かれていて、なおかつ表現が素晴らしいもの」という意見もありました。同じ内容を違った切り口で表現する口コミは、自分の主張にバリエーションをもたらしてくれます。

<3位 感想が正直>

・思ったことがストレートに書かれていて、わかりやすいもの(30代 男性)

・正直な感想がかかれていて、参考になる口コミ(40代 女性)

正直でストレートな感想とは、忖度や広告っぽさがなく、一般ユーザーの視点に近い口コミです。SNSやブログに広告案件が溢れる今、正直で等身大の口コミが重宝されるとわかります。

引用・転載者は読者やフォロワーからの信頼を獲得するため、嘘偽りがない情報として紹介できる口コミを重視していることがわかります。

<4位 内容が偏っていない>

・偏らない公平性がある(20代 女性)

・オーバーに良いことばかり書かれているのではなく、デメリットもしっかり説明がされている(30代 女性)

・メリットだけでなくデメリットも書かれている(40代 男性)

内容が偏っていない口コミとは、「メリット・デメリットの両面が書かれている」「思想や信条が極端ではない」といった口コミを指します。

批判ばかりだと「誹謗中傷」、称賛ばかりだと「宣伝」と受け取られがちです。そのためバランスのいい公平な口コミによって、情報の中立性をアピールできます。

「バランスのいい口コミを引用・転載することで、中立の立場を示し、読者からの信頼を得たい」という意図が感じられます。

<同率4位 信憑性が高い>

・知り合いが書いていたり有名な芸能人であったりと、信憑性が高い口コミ(20代 女性)

・本当に信頼できる情報(40代 女性)

・裏取りして、根拠が明らかで正確な口コミ(50代以上 男性)

引用・転載する際に自身のアカウントやブログの価値を落としたくない発信者は、情報の正確性が重視します。

信憑性の高い口コミだと、誤情報を拡散してしまう心配が少ないため、安心して引用・転載可能です。

例えば「写真・動画やデータがついている」「出典がある」「有名人や知人など、信頼できる人からの口コミである」といった口コミだと、信憑性が高いと考えられます。

<6位 情報が有益>

・「どうしても共有したいほど参考になる」と思う口コミ(30代 女性)

・自分のフォロワーさんにとって有益だと思える内容の口コミ(40代 女性)

・コストパフォーマンスの優れた商品やサービスを紹介してくれている(50代以上 男性)

自身の読者・フォロワーにとって役立つ内容を含む口コミは、「読者・フォロワーが喜ぶだろうから、シェアしたい」という動機を生みます。そのため情報の価値が高いと見なされ、積極的に引用・転載されます。

有益な情報とは、例えば「お得な情報」「ライフハック」「新たな視点」などです。

<7位 内容が詳しい>

・内容が詳しく書かれてある(20代 女性)

・詳細に書かれていてわかりやすい内容(40代 男性)

・商品やサービスについて詳しく書いてあるものは、引用してしまいます(50代以上 女性)

詳しく丁寧に書かれた口コミは、「引用・転載してそのまま使える完成度の高いコンテンツ」となります。情報の再編集が不要だと、手間なく転載できます。

引用・転載をしたくない口コミは「宣伝っぽさを感じる」

「引用・転載をしたくない口コミ」の1位は「宣伝っぽさを感じる(27.0%)」、僅差の2位は「信憑性がない(26.1%)」でした。

引用・転載者は「正直さ」「具体性」「信頼感」を重視するため、企業側の主張に偏った宣伝っぽさや、信憑性のない口コミは避けられます。

全体的に、引用・転載することによって自身の信頼が低下してしまうような口コミは、避ける人が多くなりました。

<1位 宣伝っぽさを感じる>

・明らかに宣伝目的で書かれているような内容は、信用できないので避けます(20代 男性)

・ステマのような決まり文句で、明らかに宣伝であるもの(40代 女性)

引用・転載した人自身が「ステマ」や「広告」と誤解されるリスクを避けるために、宣伝色の強い口コミは敬遠されます。ブログやSNSの運用が企業案件ばかりと思われてしまうと、読者やフォロワーからの信頼を失いかねないからです。

宣伝っぽい口コミが信頼されない理由は、企業側の立場で、いいことばかりを言って商品を売ろうとしている雰囲気を、ユーザーが敏感に感じ取るからだと考えられます。

<2位 信憑性がない>

・主観に基づいた根拠のないもの(30代 男性)

・内容が信じられるかどうか怪しい場合は、やめようかなと思います(40代 女性)

・出典元が信用できなかったり、そもそも明らかでないものはしたくありません。またネット検索などで裏をとって信用ができなければ、したくありません(50代以上 男性)

信憑性が感じられない口コミの特徴としては、「情報の裏付けがない」「主観的すぎる」「たくさんある口コミの中で、ひとりだけ別の主張をしている」などが挙げられました。

引用・転載する人は、自身の投稿を補強して信頼性を高めるための口コミを探します。そのため、明らかに嘘っぽい口コミや根拠の不明な内容は敬遠されます。

<3位 内容が薄い>

・その商品への愛情がなく、企業の紹介でわかる程度の情報しかない(20代 女性)

・「とても良かった」など一言感想が書いてある程度で、中身のない口コミ(30代 男性)

・何にでも使いまわせるような曖昧な感想(40代 女性)

内容が薄い口コミとは、「短すぎる」「感想がどの商品やサービスにも当てはまりそう」といった口コミを指します。このような口コミは、引用しても価値が低いと判断されます。

「良かった」「最高でした」といった抽象的な表現だけでは、読者やフォロワーに伝わるものが少ないからですね。「良い」という感想の根拠になる具体的なエピソードやデータがないと、説得力が生まれません。

<4位 悪意を感じる>

・ネガティブすぎて文句ばっかりの口コミは紹介したくない。感情的で誰かを傷つけそうな口コミも無理(30代 女性)

・理由まで述べられていない、欠点や批判ばかりの口コミ(40代 女性)

・「つまらない」「面白くない」「気持ち悪い」「脚本がひどい」など、作品や演出を否定的に評価している口コミは転載したくない。単なる不満や悪口だけで終わっている口コミ(50代以上 男性)

悪意のある感情的な口コミは、引用・転載対象から外されます。引用・転載を見た読者やフォロワーに不快な印象を与えかねないからです。

批判的な口コミを「悪意がある」「単なる悪口」と捉えられないためには、批判の根拠を示したうえで、冷静に口コミする必要があります。

またトラブル回避のため、「炎上に関わっている口コミは引用・転載しない」という声もありました。

<5位 メリットに偏っている>

・ヤラセっぽく受け取られてしまうような、べた褒めっぽい内容(30代 女性)

・引用されることを前提として書かれたような、メリットばかりを並べたような口コミ(30代 女性)

・関係者かと思うぐらい、褒め称えた口コミ(40代 女性)

過剰なポジティブ評価だけの口コミは、「不自然」「宣伝・ステマ」「サクラ・ヤラセ」という印象を与えてしまい、引用を避けられやすくなります。

4位の「悪意を感じる」はネガティブに偏った口コミでしたが、メリットだけに偏っても引用・転載されにくいことがわかります。偏った意見を引用・転載することで、中立性に疑問を抱かれる可能性があるからです。

本音の口コミが求められる今、メリット一辺倒の内容は読者の共感を得にくくなります。

<6位 日本語がおかしい>

・日本語的におかしい文章の口コミが多いと、サクラなのかなと思う(30代 女性)

・内容が読みづらく長い文章、かつAIが制作した可能性のある口コミです(40代 男性)

文章が不自然だったり、読みづらかったりする口コミは避けられやすくなります。文章が不自然だと、「海外の業者が外国語を自動翻訳している作為的な口コミ」「AI生成された口コミ」と捉えられやすくなるからです。

また読みづらい口コミは読者やフォロワーの閲覧意欲を削ぎ、発信の質を下げてしまう可能性があります。自然な日本語で書かれていないと、情報そのものに価値があっても、引用・転載されにくくなると考えられます。

<7位 実体験が伴わない>

・実際に利用したかどうか疑わしい。利用方法などを理解していなさそう(30代 女性)

・内容に具体性がない(50代以上 男性)

実体験に基づいていない口コミは、具体性や説得力に欠けるため、引用・転載されにくくなります。

とくに、実際に使ったことがなさそうな口コミは、もはや口コミの意味をなしません。口コミは生の体験談であることが前提であり、大きな価値でもあるからです。

まとめ

アンケートの結果、引用・転載されやすい口コミには「実体験に基づく具体的な内容」「共感しやすい」といった特徴があるとわかりました。具体的な内容を盛り込もうと思うと、口コミは自然と詳しくなり、閲覧者によって有益なものになります。

ただし実体験に基づく正直な感想であっても、「メリットだけ」「デメリットだけ」など意見が偏りすぎていたり、共感を得られないようなものだったりすると避けられやすくなります。

また、宣伝や広告のように受け取られやすい内容は、たとえ実体験に基づいていても、敬遠されることがあるとわかりました。

※データの引用・転載時のお願い
本リリースの調査結果・画像をご利用いただく際は、引用元として「みん評」の公式サイトURL( https://minhyo.jp/ )へのリンク設置をお願い致します。

なお、みん評ではレビュー記事での口コミ引用を歓迎( https://minhyo.jp/docs/cite )していますが、大手口コミプラットフォームの多くでは禁止しています。各社の利用規約を必ず事前にご確認ください。

■みん評https://minhyo.jp/ )

生活者が安心して商品やサービスを選ぶための「気になる口コミ」の探索サービス。本音の口コミに加え、トラブル対策や改善の取り組みなども掲載。安心して選べる社会の実現に向けて、必要な情報がきちんと届く仕組みを開発・推進している。口コミの専門家である南保志(みなみやすし)が専門家コメントを無料で提供中。 https://minhyo.jp/story/expert-commentary/ 

■株式会社マイスタースタジオhttps://www.meisterstudio.jp/ )

「ココロからの声を、社会を変えるチカラに」というミッションのもと、気になる口コミ探索サービス「みん評 https://minhyo.jp/ 」、社会課題に取り組む人たちを応援するアフィリエイト運用支援「ソーシャルグッドリンク https://socialgood.link/ 」、信頼と共感が循環するリスティング広告運用代行「マーケティングスタジオ https://www.meisterstudio.jp/service/listing 」などのサービスを提供する。

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


関連リンク
https://minhyo.jp/
ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

株式会社マイスタースタジオ

1フォロワー

RSS
URL
https://www.meisterstudio.jp/
業種
情報通信
本社所在地
大阪府大阪市北区梅田2-5-13 桜橋第一ビル304号
電話番号
-
代表者名
妹尾優
上場
未上場
資本金
-
設立
2008年10月