自然由来の繊維を活かした環境配慮型の原料「セルロースマイクロファイバー乾燥体」の技術資料を発行。プラスチック(樹脂)やゴムへ添加することで持続可能な社会へ貢献する新材料を解説!
株式会社スギノマシン(富山県魚津市、代表取締役社長:杉野 良暁)は、表面がナノ化されたセルロースマイクロファイバー(商品名:BiNFi-s CMF)の開発を進めており、2021年3月に用途開発に関する技術資料(テクニカルレポート)を発行しました。市販されているセルロース繊維との形状の違いや各種有機溶媒、油脂への分散、樹脂との複合化の応用例を自社Webサイトで配信しています。
https://www.sugino.com/site/biomass-nanofiber/download-guide-binfis.html
1.環境配慮型の原料としての「セルロース」活用
近年、海洋プラスチックや、石油資源の枯渇などの問題から、SDGsに沿って地球環境の資源を大切に使用し、持続可能社会を目指す取り組みが重要視されています。
セルロースは、植物などからとれる自然由来の原料で、細かく解したものは、プラスチックやゴムなどに混ぜた際に強度を向上させながら、樹脂の使用量を減らすことができ、低環境負荷な商品を造るための原料として、注目されています。
2.表面がナノ化されたセルロースマイクロファイバー乾燥体(BiNFi-s CMF)とは
3.テクニカルレポートで解説している内容
① 溶媒への分散性
4.テクニカルレポートの技術情報について
今回の研究成果は、スギノマシンが発行している技術資料(テクニカルレポート)で詳細を報告しています。有機溶媒や油脂への分散、樹脂複合化の実験データを掲載し、実用化に向けた技術情報を紹介しています。このほかにも、セルロースナノファイバー(CNF)やキチン・キトサン・シルクナノファイバーに関する研究結果や応用事例をレポートにまとめて発行しています。
テクニカルレポートはスギノマシンのWebサイトからダウンロードいただけます。
◆ 詳細はこちら
https://www.sugino.com/site/biomass-nanofiber/download-guide-binfis.html
5.オンラインでの商談も随時受付中
スギノマシンでは、Web会議システムを利用したオンライン商談を随時受付しています。リモートワーク先やご自宅などから、パソコンやスマートフォンで、気軽に打ち合わせが可能です。
◆ 詳細はこちら
https://www.sugino.com/soshiki/1/online-shodan.html
6.用語・補足
*1 ナノファイバー
繊維を直径 約100 nm、長さ 数µmのサイズへ微細化したもの。
*2 フローカーブ
回転(せん断)速度を連続的に上昇又は下降させ、サンプルに変形を与え、その時に発生する応力から粘度を求める手法。
<会社概要>
■会社名:株式会社スギノマシン ■代表者:代表取締役社長 杉野良暁
■本社所在地:〒937-8511富山県魚津市本江2410番地
■TEL:(0765)24-5111(代) ■創業:1936年3月1日
■事業:高圧ジェット洗浄装置、超高圧水切断装置、原子力発電保守用機器並びに廃炉機器、湿式・乾式微粒化装置、ドリリングユニット、タッピングユニット、マシニングセンタ、拡管工具・装置、抜管装置、鏡面仕上工具、バイオマスナノファイバー、産業用ロボット等の開発、設計、製造、販売
■URL:http://www.sugino.com/
https://www.sugino.com/site/biomass-nanofiber/download-guide-binfis.html
1.環境配慮型の原料としての「セルロース」活用
近年、海洋プラスチックや、石油資源の枯渇などの問題から、SDGsに沿って地球環境の資源を大切に使用し、持続可能社会を目指す取り組みが重要視されています。
セルロースは、植物などからとれる自然由来の原料で、細かく解したものは、プラスチックやゴムなどに混ぜた際に強度を向上させながら、樹脂の使用量を減らすことができ、低環境負荷な商品を造るための原料として、注目されています。
2.表面がナノ化されたセルロースマイクロファイバー乾燥体(BiNFi-s CMF)とは
- 市販されている既存のセルロース粉末に対して大幅に繊維径が細い。
- 一方で、セルロースナノファイバー*1(CNF)よりは繊維径が太いため、乾燥時に起こる過度な凝集を抑制し、乾燥体で微細繊維状態を保持する。
- 高アスペクト比、高比表面積のため、新たな繊維状フィラーとしての機能性付与が期待できる。
- 繊維表面を拡大すると、表面にはナノ繊維が多数存在し、微細構造を形成している。
- 用途:各種有機溶媒への添加剤、油脂増粘材、樹脂・ゴムの補強材等
3.テクニカルレポートで解説している内容
① 溶媒への分散性
- BiNFi-s CMFは乾燥状態で繊維状に解繊されており、樹脂、ゴム、有機溶剤、水系溶媒等、様々な材料への添加混合が可能。
- 有機溶媒に添加することで繊維が膨潤し、分散状態を保つ。
- 流動パラフィン、スクワラン、オリーブ油などの油脂に添加することで、増粘性やチキソ性が付与され、増粘剤として使用可能。
② 樹脂との複合化とその効果
- PP(ポリプロピレン)などの汎用樹脂への添加、複合化が可能。
- PPに添加することで、引張応力、弾性率が増加。
- 具体的には20wt%添加時に、引張り応力で約32%、引張弾性率で約70%向上。
- 変位(ひずみ)は20wt%添加品で11%を維持。また熱膨張率が大きく低下。
4.テクニカルレポートの技術情報について
今回の研究成果は、スギノマシンが発行している技術資料(テクニカルレポート)で詳細を報告しています。有機溶媒や油脂への分散、樹脂複合化の実験データを掲載し、実用化に向けた技術情報を紹介しています。このほかにも、セルロースナノファイバー(CNF)やキチン・キトサン・シルクナノファイバーに関する研究結果や応用事例をレポートにまとめて発行しています。
テクニカルレポートはスギノマシンのWebサイトからダウンロードいただけます。
◆ 詳細はこちら
https://www.sugino.com/site/biomass-nanofiber/download-guide-binfis.html
5.オンラインでの商談も随時受付中
スギノマシンでは、Web会議システムを利用したオンライン商談を随時受付しています。リモートワーク先やご自宅などから、パソコンやスマートフォンで、気軽に打ち合わせが可能です。
◆ 詳細はこちら
https://www.sugino.com/soshiki/1/online-shodan.html
6.用語・補足
*1 ナノファイバー
繊維を直径 約100 nm、長さ 数µmのサイズへ微細化したもの。
*2 フローカーブ
回転(せん断)速度を連続的に上昇又は下降させ、サンプルに変形を与え、その時に発生する応力から粘度を求める手法。
<会社概要>
■会社名:株式会社スギノマシン ■代表者:代表取締役社長 杉野良暁
■本社所在地:〒937-8511富山県魚津市本江2410番地
■TEL:(0765)24-5111(代) ■創業:1936年3月1日
■事業:高圧ジェット洗浄装置、超高圧水切断装置、原子力発電保守用機器並びに廃炉機器、湿式・乾式微粒化装置、ドリリングユニット、タッピングユニット、マシニングセンタ、拡管工具・装置、抜管装置、鏡面仕上工具、バイオマスナノファイバー、産業用ロボット等の開発、設計、製造、販売
■URL:http://www.sugino.com/
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