能登半島地震 復活から1年 6月1日「スギヨのビタミンちくわ復活の日」制定 記念イベント開催 5月17日
株式会社スギヨ(石川県七尾市)と株式会社マルイチ産商(長野県長野市)は6月1日を「スギヨのビタミンちくわ復活の日」として日本記念日協会に申請し、新たな記念日として登録されることとなりました。
記念日制定の経緯
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スギヨのビタミンちくわ
1952(昭和27)年発売の70年を超えるロングセラー商品。誕生以来、能登で作り続けているにもかかわらずその生産量の7割が長野で食べられ、「長野のソウルフード」とも呼ばれています。

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能登半島地震の被害
2024(令和6)年の能登半島地震により、スギヨのビタミンちくわ工場は大きな被害を受けました。天井が崩落し、壁が剥がれ、機械は倒れ、地面が割れました。



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地震からの復旧
工場再開には5か月かかりました。こんなに長くビタミンちくわの製造が止まったことは、今までにありません。お客様には長い間お待たせすることになってしまいましたが6月1日、ようやく販売を再開することができました。ビタミンちくわが店頭に並ぶと「ずっと待っていたよ」など、変わらずい再開を待ち望んでくださった方々のお声を頂戴しました。
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マルイチ産商
長年にわたり、ビタミンちくわの流通を担う卸業者。ビタミンちくわ再開の際は、「ビタミンちくわ復活祭」や「ビタちくー1(ワン)グランプリ」などを企画・運営し、販売再開を盛り上げてくださいました。
記念日制定に込めた思い
復活から1年、これまで長野県の皆様からたくさんのご支援をいただきました。
そのことを忘れず、これからも前に進んでいくために6月1日を「スギヨのビタミンちくわ復活の日」としました。
毎年この日を迎えるごとに、皆様からいただいたご支援や応援のお言葉を思い出し、感謝の気持ちを忘れることなく次世代につないでいく、という思いです。
記念日制定はマルイチ産商と共同で行っています。
一般的に「〇〇の日」はメーカー単体で申請されることが多い中で他社、それも県外企業と一緒に記念日を申請し、この日を盛り上げようとイベントなどに取り組むことは、あまりないことです。その点がビタミンちくわらしく、面白く、ありがたいところです。
制定記念イベント開催
日時:5月17日(土)10:00-14:00ごろ
場所:イベントスペース「森の休息」(〒398-0002長野県大町市大町2551)と特設会場
内容:セレモニー、トークセッション
大町西小児童によるビタミンちくわカレーの調理と販売、合唱・ビタミンちくわ体操発表、
レトルトカレー限定販売など
(スギヨ、マルイチ産商共催)

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初めて目にするつながり
トークセッションには弊社からスギヨ専務、ビタミンちくわ工場副工場長、長野営業所所長、マルイチ産商社員が登壇します。ビタミンちくわが皆様のお手元に届くまで、どんな人が作り、どんな人が売り、どんな人が流通させているのか、普段は目にすることができないつながりを生の声を通して皆様にお届けします。それぞれが、それぞれの立場でビタミンちくわを復活させるために何をしてきたのか、その裏側を地域の方々と共有します。
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長野県大町市
会場となる長野県大町市は黒部ダムが所在する山あいの市。黒部ダムの建設当時、ビタミンちくわカレーが建設現場で食べられていた縁から、スギヨとは食育授業を通して地震の前から交流がありました。地震以降、地元の小学生らから応援メッセージが届いたり、能登復興を願った商品を共同開発したりするなど、交流を深めています。共同開発した「能登の太陽 ビタミンちくわカレー」は当日限定販売します。
開催場所は信濃大町駅前から続く商店街の本通りにありますが、シャッターが閉まっているお店も少なくありません。特設会場は閉店したお店で、当日は特別にお借りします。普段はシャッターが下りている場所に子どもや大人たちのにぎやかな声が聞こえるのを、住民の方々が楽しみにしてくださっています。当日は、ビタミンちくわのように地域や世代を越えた、温かい交流の場になればと思っています。
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ビタミンちくわ特別販売
6月1日の「スギヨのビタミンちくわ復活の日」当日は、長野県 A ・コープ ファーマーズ南長野店(午前9時開店)の特設売り場でビタミンちくわ販売および試食提供などを行います。
※ 試食では、昨年ビタミンちくわ復活祭の一環として実施した消費者参加型キャンペーン「ビタちく―1(ワン)グランプリ」でスギヨ賞に輝いた「ビタミンちくわでエビチリ風」を提供します。
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テレビCM
記念日制定に合わせテレビCMを制作し長野、石川で放映するほか、YouTubeでも公開します。
<お問合せ>
担当:広報
TEL:0767-53-8404
E-mail:kouhou@sugiyo.co.jp
株式会社スギヨ
能登・七尾で魚商を営んでいた杉野屋与作から始まり、明治に入って練り製品の製造を開始。1952年、戦後の栄養難の時代にサメを使った「ビタミンちくわ」誕生。1972年、世界初のカニカマ「かにあし」を開発。2015年、うなぎ風蒲鉾「うな蒲ちゃん」発売。現在は練り物を進化させるだけでなく、すり身を使わない商品開発や農業事業などにも取り組んでいます。
企業情報
本社:〒926-0835 石川県七尾市西三階町10号4-1
TEL:0767-53-0180(代表)
https://www.sugiyo.co.jp/
事業内容:水産練製品・加工品製造販売、冷凍魚塩干魚等の販売、惣菜類の製造販売、菓子製造販売、水産練製品・加工品及び水産物の輸出入、食品の冷凍冷蔵業
従業員:750名
営業拠点:東京、名古屋、大阪、北陸、札幌、仙台、長野、広島、福岡
工場:商業団地・北陸(石川)、関東(茨城)、北海道、下関流通加工センター
グループ企業:SUGIYO U.S.A.,INC. 株式会社高浜、株式会社能登半島、マルタスギヨ株式会社、美野里デリカ株式会社、株式会社山崎水産
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