Gaia Vision、ベトナムにおける気候変動適応に資する早期警戒システム導入のマスタープラン策定事業を実施
経済産業省からの委託事業(執行団体:ボストン コンサルティング グループ)として採択された事業「令和5年度補正グローバルサウス未来志向型共創等事業委託費」に採択されました
気候科学を専門とする東京大学発スタートアップの株式会社Gaia Vision(東京都渋谷区、代表取締役:北 祐樹、以下「Gaia Vision」)は、経済産業省からの委託事業(執行団体:ボストン コンサルティング グループ)として採択された事業「令和5年度補正グローバルサウス未来志向型共創等事業委託費」において、パシフィックコンサルタンツ株式会社、東京計器株式会社及び株式会社Specteeとともに提案した、ベトナムにおける早期警戒システム導入のマスタープラン策定等調査事業が採択されたことをお知らせいたします。
本事業は、ベトナムにおける気象関連災害のリスクを軽減するため、先進的な早期警戒システムの導入を目指して必要な調査を行い、マスタープランを策定するものです。今後、現地調査や関係機関との連携を進め、ベトナムに適した効果的な早期警戒システムの構築に向けた具体的な計画を策定してまいります。これにより、ベトナムの防災体制の強化と、同国における災害による被害の軽減に寄与することを目指します。Gaia Visionは、今後もシミュレーション技術等を駆使したソリューションの提供を通じて、国内外の社会課題解決に取り組んでまいります。
■Gaia Vision共同創業者:出本 哲のコメント
当社はこれまで国内において洪水予報ソリューションの開発を行ってきました。この技術をグローバルへ応用する機会を積極的に探索しており、特に水害が主な自然災害となるベトナムは当社の技術を活かせる重要な市場だと考えています。本事業を通じて、シミュレーション技術だけでなく日本の防災関連技術の有効性をベトナム政府に評価していただき、今後の段階的な技術導入に向けた具体的なロードマップを策定していきたいと考えております。日本の防災技術の海外展開におけるモデルを確立し、両国間の技術協力の新たな枠組みの創出につなげてまいります。

■参考サイト
BCG、経産省による「令和5年度補正グローバルサウス未来志向型共創等事業委託費」に係るマスタープラン策定等調査事業を実施する再委託事業者(二次公募)を決定
https://bcg-jp.com/release/5804/
■関係各社について
東京計器について
国内初の計器メーカーとして1896 年に創業。現在は民間・官公庁両方の事業で、船舶港湾、産業機械、建設機械、上下水道、防衛、鉄道などの幅広い社会インフラを支えるBtoB 企業。
1964 年に世界で初めて超音波流量計を実用化し、国内上下水道におけるシェアは6 割を超える。防衛事業にて培われた高度なマイクロ波技術による電波レベル計など、多様な設置環境に対応する高精度な計器を多数製造。
Webサイト:https://www.tokyokeiki.jp/
株式会社Spectee について
「”危機”を可視化する」をミッションに、SNSや気象データ、カーナビ情報、道路・河川カメラなどのデータから災害やリスク情報を解析し、被害状況の可視化や予測を行っています。 AIリアルタイム防災・危機管理サービス『Spectee Pro』は、世界で発生する災害や危機を、迅速に収集、可視化、予測することができ、災害対応や危機管理などを目的に、全国の自治体、報道機関、インフラ会社、メーカー、物流、商社などに導入いただいています。契約数は2024年7月に1000を突破しました。 また、製造業向けのサプライチェーン・リスク管理サービス『Spectee Supply Chain Resilience』は、サプライチェーンを見える化するとともに、サプライヤー周辺で起こる危機を瞬時に覚知し、被害状況や製品への影響、納期の遅れなどを迅速に把握することが可能になります。
公式サイト:https://spectee.co.jp
■株式会社Gaia Visionについて
当社は2021年に設立された、気候科学・水文学を専門とする東大発ベンチャー企業です。生産技術研究所などの研究成果である高精度洪水シミュレーション技術と気候ビッグデータ分析技術を用いて、気候物理リスク分析アプリケーションClimate Visionや、洪水予報ソリューションWater Visionを提供しています。気候・水分野での専門知見を活かした高度なデータソリューションで、お客様の保有資産の気候変動による物理リスクを定量的に評価し、サステナビリティとレジリエンス向上に貢献します。
<会社概要>
本社所在地:東京都渋谷区
代表取締役:北祐樹
設立:2021年9月
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