2023年10月7日以降続くガザの人道危機から、4年目 ―変わらないガザの状況

特定非営利活動法人パルシック

停戦後も続くガザの人道危機

2023年10月7日以降、パレスチナのガザ地区はイスラエル軍による壊滅的な被害に見舞われてきました。2025年10月に、イスラエルとハマスによる停戦合意が結ばれましたが、その後もイスラエル軍による攻撃はガザ各地で日々続き、市民の尊い命が奪われ続けています。

停戦合意では、イスラエル軍が1日に600台の物資を乗せたトラックの搬入を認めていました。しかし実際には1日にわずか200台程度の搬入に留まっており、ガザ域内の物資不足が常態化しています。統合的食料安全保障フェーズ分類(IPC)の分析では、2026年末までに、ガザの人口の約67%にあたる140万人が食料不安以上に陥ると危惧されています。また、停戦合意で定められた撤退ラインを越えてガザの6~7割がイスラエル軍により占拠されていることから、ガザ域内で人びとがアクセスでき、かつ破壊されていない農地はわずか3%となっており、食料生産が非常に困難な状況となっています。

「世界はまだ私たちのことを覚えていますか」

ガザの人びとは、安全と人間としての尊厳を徹底的に奪われ続けてきました。開戦から明日で4年目に突入する中、「世界の人びとはまだ私たちのことを覚えてくれているのだろうか」「世界の関心が薄れているのではないだろうか」と、ガザ市民から悲痛の声が届きます。ガザは11月から3月頃まで寒い雨季が続き、洪水によるテントの浸水被害や、衛生環境の悪化も予想されます。

瓦礫に囲まれた環境で生活する子どもたち
11月から始まる寒い雨季には、毎年豪雨によるテントの浸水被害が発生します
テント横に養鶏スペースを作って鶏を育てる畜産農家たち。パルシックは、鶏や養鶏資材を配付して、鶏や卵の生産を通した生計向上支援を行っています
戦争中も農家は羊と一緒に退避を続けました。ガザから羊を死滅させずに、懸命に繁殖を続けています

2026パレスチナ・ガザ緊急支援サポーターキャンペーン

パルシックは、パレスチナ・ガザ地区で、人びとの命を守り、未来へつなぐための継続的な支援を届けるための「2026パレスチナ・ガザ緊急支援サポーターキャンペーン」を9月に開始しました。10月31日(土)まで350名を目標にサポーターを募集しています。衣料品の配付や子どもたちの栄養摂取につながる支援、家庭菜園などの支援を、ガザスタッフと連携して実施します。9月末時点で295名の皆さまにご加入いただき、目標達成に向けて引き続きサポーターを募集しています。

2014年からガザで支援活動を続けてきたパルシックは、今後もガザの人びとの命を守り、人びとの想いや声を届け、生活環境が少しでも改善されて未来へつながるよう、支援活動を続けていきます。どうかガザの人びとが置かれている状況を忘れることなく、心を寄せ続けていただけますようお願いいたします。パレスチナサポーターとして皆さまからいただいたご支援は、パレスチナの人びとの命と生活、尊厳を守るための緊急物資の配付や生活再建支援として、ガザの人びとに必ずお届けします。継続的な支援を届けるため、パルシックとともにガザの人びとを支えていただけますと幸いです。

▶ キャンペーンページ:パレスチナ・ガザ 緊急支援サポーター募集

募集期間:2026年9月1日(火)~10月31日(土)
目標人数:350名

お問い合わせ先

特定非営利活動法人パルシック

広報担当:茅野友美

E-mail:office@parcic.org

団体概要

特定非営利活動法人パルシック(PARCIC)

パルシックは、困難な状況にある人びとが尊厳ある暮らしを取り戻せるよう活動する国際協力NGOです。生活者の視点を大切にし、現地の人びとの声に耳を傾けながら、ともに課題を考え、行動することを大切にしています。支援する・される関係ではなく、一市民として寄り添い、一人ひとりが自分の力で未来を切り拓き、暮らしを取り戻せる社会を目指して、緊急支援、復興支援、経済的自立支援、フェアトレードに取り組んでいます。現在は、パレスチナをはじめ、紛争などにより暮らしを脅かされている地域で、人びとの命と尊厳を守り、暮らしを取り戻すための活動にも力を入れています。

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会社概要

URL
https://www.parcic.org
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都千代田区神田錦町3-6 錦町スクウェアビル7F - 1
電話番号
03-3253-8990
代表者名
大野容子
上場
未上場
資本金
-
設立
2008年04月