エコモットが国土交通省 中部地方整備局が公募した 現場ニーズ「道路異常箇所の自動抽出・事故損傷箇所を判別する技術」に採用
エコモット株式会社(本社:北海道札幌市、代表取締役社長 入澤拓也、以下「エコモット」)は、国土交通省 中部地方整備局が公募した現場ニーズ「道路異常箇所の自動抽出・事故損傷箇所を判別する技術」に対する技術提案が2025年3月7日に採用されたことをお知らせいたします。

■現場ニーズと技術シーズのマッチング公募概要
現場ニーズと技術シーズのマッチングは、建設現場の生産性向上や課題解決を目的とした国土交通省の取り組みです。
現場が抱える課題に対応できる技術シーズを持つ企業を公募してマッチングが行われます。マッチングした技術は、現場で試行し、技術評価や改良を行いながら現場実装を目指します。
本件では、巡回業務の負担軽減と損傷箇所の特定の精度向上のため、巡回車や公共車両のカメラ映像を活用し、自動で道路の異常を検出・記録するシステムが求められていました。さらに、巡回員の負担を軽減し、事故発生時には事故前後の状況を比較して損傷箇所を正確に判定できる技術が必要とされていました。
参考)国土交通省中部地方整備局 現場ニーズの一覧表 P.4 No.61
https://www.cbr.mlit.go.jp/construction/pdf/ichiran_bunrui_20240924.pdf
■通信型ドライブレコーダーによるAIリアルタイム解析&クラウド保存
一つ目の『道路異常箇所の自動抽出』のニーズについては、道路巡回車に通信型ドライブレコーダーを搭載し、以下の技術を提供します。
リアルタイム解析:通信型ドライブレコーダーの映像をAIでリアルタイムに解析し、道路のひび割れ状況を把握します。
クラウド保存: 解析結果はモバイル回線を通じて自動的にクラウドに保存されます。
Web表示と帳票出力: 保存されたデータはWeb上で表示でき、必要に応じて帳票として出力することも可能です。
二つ目の『事故損傷個所を判別する技術』のニーズについては、毎日走行する道路巡回車のドライブレコーダー画像をクラウドに自動保存し、日々の画像を時系列で参照することで、事故発生前の損傷箇所を特定できる技術を提供します。この技術により、事故発生後の原因特定が迅速化され、責任の所在を明確にするのに役立ちます。
■IoT×AIテクノロジーで災害に強い安全なまちづくりに貢献します
2025年4月から2つの技術の現場試行を実施し、実用化に向けた検証を行います。現場での試行を通じて、技術の課題や改善点を洗い出し、改良を重ね国土交通省の新技術情報提供システム「NETIS」への登録を目指します。
将来的には、社会問題となっている道路の陥没事故に対して、ドライブレコーダーの画像から道路のひび割れや沈下の兆候を検出し、早期に修繕することで陥没事故を未然に防ぐ技術の確立と、実用化に向けた改良を進めます。この技術により、老朽化が進むインフラの維持管理コストを削減し、災害に強い安全なまちづくりに貢献します。
■エコモット株式会社について
エコモットは2007年の創業以来IoT専業のソリューションベンダーとして、センサー・自社開発通信デバイスの提供を行うとともに、多様な顧客ニーズに応じたカスタマイズ、現場での設置ノウハウを提供し、あらゆる「モノ・コト」からセンシングを可能にするソリューションを提供しています。2017年6月に札幌証券取引所アンビシャス市場、2018年6月に東京証券取引所マザーズへ上場。2019年1月にKDDI株式会社と資本業務提携いたしました。
所在地 : 〒060-0031 北海道札幌市中央区北1条東1丁目2番5号 カレスサッポロビル 7階
代表 : 代表取締役 入澤 拓也
設立 : 2007年2月
資本金 : 6億1,796万円(2024年11月末現在)
事業内容: IoTソリューションの企画、およびこれに付随する端末製造、通信インフラ、アプリケーション開発、並びにクラウドサービスの運用・保守に関する業務のワンストップでの提供
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