ハンディキャップ児水泳支援「いるかきょうしつ」|今週は25m完泳できた子が!|2025年5月31日土曜日 @日本ガイシアリーナ温水50mプール
一般社団法人miraii(名古屋市瑞穂区)が運営するハンディキャップ児・きょうだい児のための水泳支援“いるかきょうしつ(代表 高橋良彰)”。2025年5月31日土曜日きょうしつの事業報告です。

2025年5月24日は生徒数4名、指導者1名、ボランティア1名での活動を日本ガイシアリーナ50m温水プールの一部を専用利用し行いました。
18:00クラスでは、飛び込みが大好きな子が活動時間の多くを飛び込みを含むサーキットトレーニングに没頭しました。

サーキットトレーニングの開始は、赤台からの飛び込み。フラフープの中をくぐることができるように、きちんとフラーフープの位置を見てフラフープにぶつからないよう飛び込めました。
また、飛び込み後、ボランティアさんのいるところまで“けのび”や“けのびバタ足”をし、ボランティアさんとハイタッチをかわしました。

赤台への帰りは、フラフープ2本をトンネル代わりに利用し、飛び込み後より勢いのない中、自力で“けのび”し、赤台へ帰ることができました。
赤台のすぐ脇にはエンドもあり、飛び込みが好きな子はそこからも飛び込んでしまいやすかったのですが、エンドからは飛び込んではいけないことを数年かけて学んだこと、赤台から存分に飛び込めることで逆に疲れを感じたときには“少し休憩する”“飛ばない”といった判断を自身ですることができていました。
後半の19:00クラスでは、サーキットトレーニングも行いましたが、今週はヘルパーを付けずにクロール25m、背泳ぎ25m泳げるようになった子が生まれたため、ご紹介します!
背泳ぎ25m泳げるようになった子は、まだ年長さん。バタ足がしにくいこともあり手で進むことがメインです。ここまで、両手が一緒に動いてしまったり、左右の順番が分からなくなってしまうことがありました。しかしながら、土曜日はそのどちらもがなく、足のつかないプールでありながらもヘルパーを外し25m背泳ぎで完泳することができました。
クロール25m泳げるようになった子は、1年生。足のつかないプールということもあり、安全確保の観点からヘルパーを利用していました。しかしながらヘルパーが付いていることで“好きなタイミングで好きな時にお顔をあげて、呼吸だけではなくお話までしちゃうもんね!”な状況を2か月ほど過ごしてきました。その中で、ヘルパーを外した状態で床に足を付けてジャンプし自力で呼吸を繰り返すことができたため、ヘルパーを外してクロールをしてもらいました。
最初は戸惑いも見せていましたが、2本目からは補助も不要となり、自力で泳ぎ切ることができました。
ハンディキャップを持つ子でも、健常児であっても、クロールは難しいです。
①バタ足をすること
②手を回すこと
③浮くこと
④息を水中で吐いた後顔をあげて息をすること
⑤④の動作を普段しないような片側を向き行うこと
これら①~⑤までをいっぺんにこなさなくてはいけないからです。
それでもそれらを習得し、泳げるようになった子。とっても頑張ったなと思います!
みんな、今週もお疲れさまでした!
いるかきょうしつでは、土曜日クラスだけでなく、名古屋市障害者スポーツセンターで行っている木曜日クラス、ガイシプールで行っている火曜日クラス、生徒さん募集中の北スポーツセンターでのクラスなど、他の曜日も活動しています。
おやこスイミングの時間も設け、多くのハンディキャップを持つ子やそのきょうだい児、保護者への水泳を通した“体罰のない”支援を行っています。

一般社団法人miraii ~みらいに “あい” をもうひとつ~
小児慢性特定疾病児をメインにハンディキャップを持った子やきょうだい児への居場所支援、学習支援を行っています
今年度後期以降、難病患者や元小児慢性特定疾患児を対象とした就労支援・雇用創出も行う予定です
ホームページ https://miraii.org/
Instagram https://www.instagram.com/miraii_2022/

いるかきょうしつ ~ずっとキミのサポーター~
一般社団法人miraiiの一事業として、ハンディキャップを持った子とそのきょうだい児のための水泳支援を行っています
どんな病気や障がいであっても断ることなく受け入れ、子どもたちの楽しい!と生涯スポーツとして取り組んでもらえるようプール利用時のルールを守ること、地域共生を課題とし活動を行っています
ホームページ https://iruka.miraii.org/
Instagram https://www.instagram.com/iruka_2308/
いるかきょうしつ公式LINE https://page.line.me/122xdqgs
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像