東京アセットソリューション、不動産企画を“思考するエージェント型AI”「project “Camelot”」開発をエクスプラザと共同推進

業界初の“思考型AI”(特許出願済み技術)と多様なデータ連携を組み合わせ、不動産企画業務の高度化を推進

株式会社東京アセットソリューション(本社:東京都港区、代表取締役:寺敷 信昭)と、株式会社エクスプラザ(本社:東京都港区、代表取締役:高橋 一生)は、不動産企画領域における業務高度化を目的に、“思考するエージェント型AI(Agentic-AI)”を活用した共同開発プロジェクト 「project “Camelot”」 を推進しています。

「Camelot(キャメロット)」は、敷地情報・市場データ・周辺環境をはじめとした多様なデータと、企画者の思考プロセスを掛け合わせ、不動産企画案を生成・提示するエージェント型AIです。
初期の企画フェーズにおける調査・分析・構成案の提示を一気通貫で支援し、属人性の軽減、高速化、企画品質の底上げを目指します。

本プロジェクトでは、不動産企画・有効活用提案業務を中心とした実務領域での活用を想定しており、現在はMVP段階での検証と並行してβ版開発に取り組んでいます。

その背景にあるのが、「不動産企画業務の在り方を変革することで、まちづくりの在り方そのものを変えていく」というプロジェクトのビジョンです。
Camelotは、人とAIが共創し、“創造する楽しみ”が生み出す新たな企画プロセスの実現を目指しています。

不動産企画領域の課題

不動産企画は、敷地特性の理解、市場・周辺環境の分析、収支検討、法規制の整理、関係各所との調整など、複数の領域が密接に絡み合う高度で複雑な業務です。

ステークホルダー構造

 ● 多種多様なステークホルダーが存在し、評価軸が異なる

 ● 情報収集や深掘りにバラつきが生じやすい

 ● 作業が属人的となり時間がかかる

 ● 過去実績や表層的な判断基準に依存しがち

 ● 主観的な評価基準が多く、品質を安定させるハードルが高い

上記のような課題が、調査・分析から企画立案、ステークホルダーとの調整に至る実務全体で、顕在化しやすい状況が続いています。

「project “Camelot”」の概要

不動産企画業務が抱える複雑性や属人性といった課題を解消し、企画プロセスの高度化・効率化を図ることを目的として進められているのが「project “Camelot”」です。

Camelotは、不動産企画のプロセスをAIで補助し、敷地理解・市場分析・企画構成の検討までを一連の流れで支援する“思考するエージェント型AI(Agentic-AI)”として開発されています。

連携データ構造

■ Camelotが支援する企画要素

 ● 企画コンセプト案の生成

 ● 周辺環境・市場分析(賃料/人流/購買データ等の活用)

 ● ターゲット設定や価格帯検討の草案作成

 ● 建築計画の骨子案

 ● プレゼン資料(ドラフト)生成

Camelotが目指すのは、人とAIの共創により企画フェーズにおける検討の深さとスピードを両立し、企画者の創造性を広げることです。

「project “Camelot”」の技術的特徴

Camelotには、不動産企画の検討プロセスを柔軟に支援するための、独自のAIロジックと仕組みが組み込まれています。

 ● 臨機応変に多様なデータを連携し、調査・分析できる柔軟な働き

 ● ユーザー組織が求める企画内容や品質に近づけていく仕組み

 ● 一般的な企画案だけでなく、既成概念を越えた新規性のある企画を提案する能力

 ● 企画のための調査から企画書ドラフトまでを一体で支援する、連続的な業務プロセスに

   統合されたAI

 ● 企画業務の高速化と検討の深さを両立し、企画者の創造性を引き出すUX(ユーザー体験)

※これら一連のプロセスを実現する技術については、特許出願済です。(特願2025-190577)

今後のロードマップ

Camelotは現在、実務現場での検証を通じて有効性と適合性の確認を進めており、企画プロセス全体をより精緻に扱うための開発を段階的に進めています。

今後は、以下のフェーズを経て価値検証と実装を深めていく予定です。

ロードマップ

●Phase1 MVP開発

実務に近い環境での検証を通じて、企画プロセスへの適合性や提供価値仮説の確認を行います。

●Phase2 β版開発

データ連携の強化や生成プロセスの高度化を進め、企画構成・分析・資料化支援の精度向上を図ります。

●Phase3 段階的な外部提供

2026年中(予定)にはCamelotのニーズ・適合性の高い企業へ試験提供を開始し、PMF(プロダクト市場適合)の実現に向けて改善サイクルを継続します。

●拡張フェーズ

Phase3で蓄積される知見や支援範囲を起点に、開発や運営といった関連プロセスとの連携性を高めながら、不動産企画業務をより一体的に扱える形へと発展させていくことを目指します。

東京アセットソリューション×エクスプラザの共同体制

「project “Camelot”」は、東京アセットソリューションが有する不動産企画の知見と、エクスプラザが持つAI開発の専門性を組み合わせて進めている共同プロジェクトです。

■東京アセットソリューション

 ● ビジョン

  ○ OMOクリエイターとして人の創造力とテクノロジーを融合

 ● 役割

  ○ 不動産企画における思考プロセスのモデル化

  ○ ステークホルダー構造・企画現場の知見提供

  ○ 企画ロジック・評価観点の定義

  ○ データ保有・提供企業との連携

■エクスプラザ

 ● ビジョン

  ○ 価値創造型プロジェクトを共同で支援するAIパートナー

 ● 役割

  ○ AIエージェント技術・データ連携基盤の開発

  ○ PoC設計・検証、プロダクト化までの一気通貫型支援

  ○ 共同での価値創造と、実装・運用フェーズまでの推進

検証および連携に関する問い合わせのご案内

「project “Camelot”」では現在、企画プロセスの高度化に向けた検証や連携にご協力いただける企業様からのご相談を承っております。

 ● 不動産企画の実務を担う企業様

 ● 有効活用(有活)提案事業者様

 ● デベロッパー様

 ● 不動産企画書を作成する企業様

 ● 不動産企画に関連するデータを保有・提供する企業様

  (例:賃料/人流//購買データ、建物・施設情報、立地・周辺環境データなど)

本件に関するお問い合わせ先

 ● 株式会社東京アセットソリューション

   ○ 不動産企画の現場での活用に関するご相談

   ○ Project”Camelot” の価値検証に関するご相談

   ○ データ連携に関する協議(人流・賃料・購買・建物等)

   担当:北出 Mail:m-kitaide@to-as.com

 ● 株式会社エクスプラザ  

   ○ AIエージェントの開発・導入に関する相談

   ○ PoC(概念実証)設計・技術検証に関する相談

   ○ データ連携基盤やプロダクト化に関する技術相談

   ○ AI-Native化の推進・業務設計支援など

   担当:崔(チェ) Mail:marketing@explaza.jp

会社概要

株式会社東京アセットソリューション

● 所在地: 東京都港区虎ノ門一丁目16番4号

● 代表者: 代表取締役 寺敷 信昭

● 事業内容: 不動産開発・建て替え事業/不動産再生事業/物流施設事業/M&A事業/

        ファンドマネジメント事業/プロパティマネジメント事業/海外事業/

        再生可能エネルギー事業

● URL: https://www.to-as.com/

株式会社エクスプラザ

● 所在地: 東京都港区六本木4丁目8-5 和幸ビル

● 代表者: 代表取締役 高橋 一生

● 事業内容: 生成AIの活用支援/プロダクトマネジメントコンサルティング事業、プロダクト開発

● URL: https://explaza.jp/

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会社概要

URL
http://www.to-as.com/
業種
不動産業
本社所在地
東京都港区虎ノ門一丁目16番4号 アーバン虎ノ門ビル2階
電話番号
03-5510-8300
代表者名
寺敷 信昭
上場
未上場
資本金
2億円
設立
2009年05月