オーデマ ピゲ、ドバイ ウォッチ ウィークにて、パーペチュアルカレンダーウォッチのための革新的な設定デバイスを発表
スイスのオートオルロジュリー マニュファクチュール、オーデマ ピゲは、ドバイ未来財団(DFF)とのパートナーシップ開始から2年を経て、最新の 41mm のパーペチュアルカレンダーウォッチを自動で調整、巻き上げる画期的なウォッチボックスを発表しました。

このプロジェクトは、DFFのロボティクスおよび応用研究イニシアティブであるDubai Future Labs(ドバイ フューチャー ラボ)との共同開発によるもので、異分野の協業が伝統的な時計製作の枠を超え、業界全体に新たな革新の可能性をもたらすことを示しています。この革新的なツールは、機械的精度、ロボティクス、人工知能、洗練されたデザインをシームレスに融合させており、複雑機構をより使いやすく、より身近なものにするというブランドの取り組みの新たな一歩となります。このデバイスは2025年11月19日から23日まで行われたドバイウォッチウィークで初めて公開されました。




機械工学、ロボット工学、コンピューティング、AIを組み合わせたこの設定デバイスは、キャリバー7138を搭載したマニュファクチュール最新の41mmパーペチュアルカレンダーウォッチを自動で調整するよう設計されています。時計をボックスに収めると蓋が締まり、完全自動の設定プロセスが始まります。約5分間で、システムが調整を必要とするカレンダー表示を識別し、ユーザーの操作なしで修正を行います。この操作は、複数の技術が調和して連携することで可能となっています。
まず、機械式のモジュールが人の手の精密さと動作を再現し、時計の"オールインワン"リューズで全ての調整を安全かつ正確に行います。電子モジュールが機械部分とコンピュータビジョンシステムの間の通信を制御します。コンパクトな構造により、限られたスペース内でデータの流れと操作コマンドを効率的に管理し、ツールのエレガンスを保ちながら技術的な複雑さを支えています。カバーの中に目立たないよう取り付けられた視覚モジュールが、ダイヤルのパーペチュアルカレンダーの表示と針の位置を認識します。この視覚データは、さまざまな文字盤に対応できるよう訓練されたAIの機械学習アルゴリズムによってリアルタイムで解析され、デバイスがそれぞれの時計に個別に適応できるようにします。最後に、専用ソフトウェアが全体のオペレーションを統括し、カメラから取得したデータをもとに機械モジュールを制御。Bluetooth接続、エラー検知、フィードバックの伝達までを一元的に管理します。
オーデマ ピゲは時計製作における専門知識とビジョンを提供し、財団のRDI機関であるドバイ フューチャー ラボがプロトタイプの開発を主導し、技術的なアーキテクチャ全体の設計と統合を担いました。両者が緊密に連携することで、マニュファクチュールの高い品質と精度の基準を、DFFならではの革新アプローチと融合させることが可能となったのです。
設定ボックス
●機能:パーペチュアルカレンダーの自動設定とムーブメント巻き上げ。
●ケースの素材:ソフトタッチ仕様の側面、ポリッシュメタルのディテールとボタン。
●仕様:全長20cm、全幅12cm、全高15cm、全重量約2kg、作動時間約5分
オーデマ ピゲについて
オーデマ ピゲは、今なお創業者一族(オーデマ家、ピゲ家)によって経営される最も歴史あるウォッチブランドです。1875年以来ル・ブラッシュを拠点に、型破りなトレンドを生み出そうと新たなスキルや技術の開発、そして職人技の向上を続ける才能ある職人たちを、何世代にもわたり育んできました。スイス・ジュラ山脈に抱かれたジュウ渓谷で、マニュファクチュールが受け継いできた職人技と先進的なスピリットが込められた、デザインや技術の粋を極めた数々の厳選されたマスターピースが制作されています。実現可能な境界を押し進め、創造的な世界の間に橋を架けるオーデマ ピゲは常に新たな地平に向かって進み、その精神にインスパイアされたコミュニティを作り出してきました。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
