【実証レポート】都市型医療MaaSで実現する「どこでも受けられる歯科検診」――中之島で歯科医療MaaS車両『O-Gai』の運用を検証
~企業検診の空白を埋め、平時から災害時までを見据えた“移動する歯科医療”の運用可能性を検証~
オーガイホールディングス株式会社(本社:大阪府堺市堺区、代表取締役:野田真一・長縄拓哉、以下「オーガイホールディングス」)は、2026年2月18日(水)、大阪・中之島の「中之島四季の丘」にて、歯科医療MaaS車両『O-Gai』を用いた実証実験を実施しました。
本プロジェクトは、当社が拠点を置く未来医療国際拠点「Nakanoshima Qross(中之島クロス)」の入居企業として、一般社団法人未来医療推進機構のご了承のもと、大阪府成長事業共創プログラムの枠組みで実施されました。
また、サラヤ中之島歯科クリニック(医療法人サラヤ健育会)との連携により、平時の企業検診から有事の即時対応までを見据えた、新しい医療インフラの形を検証する機会となりました。

■本プロジェクトの社会的意義(背景・エビデンス)
都市に潜む「医療空白」へのアプローチ
都市部には医療機関が充実している一方で、仕事や育児、多忙を理由に受診できない“時間的医療難民”が多数存在します。
日本の歯科定期検診受診率は約60%に留まり、約40%が未受診のまま放置されています。
歯科医療MaaS車両『O-Gai』は、オフィスや商業施設、生活動線上に医療を届けることで、検診から治療・予防までをワンストップで提供し、受診機会そのものを創出します。
医療費・社会保障費の抑制
定期検診未受診者は、受診者と比較して将来的な年間総医療費が約1.7倍になるとの報告もあります。
早期発見・早期介入を可能にする移動型歯科医療の普及は、重症化予防と健康寿命延伸を実現し、企業の生産性向上および社会保障費の抑制に寄与する持続可能な医療インフラとなります。
災害時にも機能するレジリエント医療基盤
さらに本車両は、平時の医療提供にとどまらず、災害時の迅速な医療支援も想定しています。
東日本大震災では義歯使用者の約5人に1人が義歯を紛失し、摂食困難や口腔環境悪化が誤嚥性肺炎リスクを高めたと報告されています。
『O-Gai』はその場で義歯の修復・再製作を可能にする体制を構築し、避難生活における口腔機能維持と災害関連死の低減に貢献します。
■当日の実施内容
当日は、歯科医療MaaS車両『O-Gai』の車内にて、歯科健診および口腔内スキャンを実施しました。
あわせて、最新の3Dプリンティング技術を用いたデジタルデンチャー(義歯)の即時製作デモンストレーションを行い、データ取得から製作工程までの流れを公開しました。
また【特別公開】として、新潟大学の技術提供によるポケットエコー*を用いた口腔粘膜のスクリーニングも実施しました。
*本技術は現在、研究・開発段階にあり医療機器としての一般販売は行われていません。中之島クロスという拠点ならではの先端技術体験となります。



テレビ大阪の取材も入り、取材映像は以下よりご覧いただけます。
▶https://youtu.be/s6IR2fUYTX4?si=78dvatmHezEtv8b2


■イベント実施概要
日時:2026年2月18日(水)10:00〜17:00
場所:中之島四季の丘(大阪府大阪市北区中之島3-6)
地図:https://maps.app.goo.gl/A4q5H7ZSchAXDBhq7
受診費用:無料
主な内容:
・歯科医療MaaS車両『O-Gai』による移動型歯科検診(車内健診/口腔内スキャン)
・デジタルデンチャー(義歯)の即時製作デモンストレーション
・【特別公開】ポケットエコーによる口腔粘膜のスクリーニング(技術提供:新潟大学)
■歯科医療MaaS車両『O-Gai』について
歯科検診、口腔内スキャン、デジタルデンチャー製作を1台で完結する移動型クリニックです。
ソーラーパネルや大容量バッテリーを搭載し、災害時のライフライン遮断下でも自律稼働が可能です。
■ 会社概要
社名:オーガイホールディングス株式会社(O-Gai Holdings Inc.)
設立:2025年5月19日
所在地 本社:大阪府堺市堺区大町西3丁3-15
未来医療国際拠点:大阪府大阪市北区中之島4-3-51 Nakanoshima Qross 3F
代表者:野田真一、長縄拓哉
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