第12回アジア栄養学会議にくるみの栄養学専門家が来日 疾患リスク抑制における食品の相乗作用、栄養素、食品、食事パターンに対するくるみの役割を5月16日シンポジウムで発表

カリフォルニア くるみ協会

私たちが摂取する食品の相関関係、その相乗効果と健康への潜在的な影響を示す科学的証拠が急速に増えています。食品と栄養の分野でこのように進化している科学の役割が、第12回アジア栄養学会議(ACN2015)に開催するシンポジウムの主要テーマです。
(5月16日(土)13:50よりパシフィコ横浜会議室414-415にて)


シンポジウムではコニー・ディークマン氏(教育学修士、登録栄養士、認定スポーツ栄養学スペシャリスト、認定栄養士、米国栄養士会フェロー)が座長を務め、栄養状態の改善と疾患リスク軽減のための科学的研究、課題や機会の現状を取り上げます。リンダ・タプセル博士によると、ディスカッションの中心となるのは、最善の健康効果を達成するための試験デザインの設計における食品・栄養素・食習慣全体の相互依存です。地中海食の食事パターンの効果を評価した画期的なPREDIMED(地中海食による疾患予防)試験で得られた研究結果はタプセル博士の結論を裏づけていると、研究責任者のエミリオ・ロス博士(医学博士、PhD)は述べています。研究結果によって臨床的および疫学的な効果に対する食事成分の役割が証明され、実践への意義が裏づけられました。がん予防における食事の役割を扱う研究も増えていますが、それらの研究についても同じことが当てはまると、ダニエル・ローゼンバーグ博士(PhD)は言います。「ホールフードには、複数のメカニズムで作用することによって発がんを予防する多様な生理活性成分が含まれています。しかし最大限の効果をもたらす組み合わせを特定するには、新たな戦略が必要です。特にくるみはがん予防成分の組成が際立っています」

くるみには、このような健康効果をもたらす可能性のある活性成分と考えられる成分がたくさん含まれています。くるみに特有の成分の1つに、植物性オメガ3脂肪酸のα-リノレン酸(ALA)があります。くるみはα-リノレン酸の豊富な唯一のナッツ類で、1オンス(約28グラム)にα-リノレン酸が2.5グラム含まれています。

シンポジウムでは、くるみ摂取と有益な健康効果との関係について最新の知見を詳述する研究結果を発表します。ある新しい研究抄録によると、くるみには結腸がんリスクを抑制する力がある可能性が示唆されます。ACN2015で発表される抄録からはまだ科学的な結論は引き出せませんが、次の要約には最新の知見が詳述されています。

●結腸がん:くるみに含まれる成分が結腸がん細胞に作用するかを、研究者が初めて調べました。今回の細胞試験(参考資料:1)は韓国の梨花女子大学校食品栄養学科が行ったもので、くるみ抽出物によってがん幹細胞の生存率が有意に低下するとともに、新たな結腸がん細胞の形成も低下することが判明しました。この結果から、研究者らはがん幹細胞を標的とした結腸がん治療におけるくるみ摂取の役割をさらに検討すべき理由があると述べています。

シンポジウム演者のプロフィールはこちらをご覧ください。
http://acn2015.org/pdf/seminar/LS26.pdf

ACN2015は5月14日から17日までパシフィコ横浜で開かれ、世界中から2万人を超す一流の研究者や出展者が集まります。
http://acn2015.org/

5月17日(日)には、コニー・ディークマン(前出)、エミリオ・ロス(前出)の両氏を招いてランチョンセミナーも開催します。

カリフォルニアくるみ協会について
1987年に創設されたカリフォルニアくるみ協会は、生産者に義務づけられる分担金で資金を調達しています。カリフォルニア州の機関の1つとして、カリフォルニア州食料農業局(CDFA)長官と協力して業務に当たります。主に保健研究と輸出市場開拓の活動を行います。
カリフォルニアくるみ協会の保健研究プログラムは20年間にわたり進められてきました。現在までに、心臓の健康、糖尿病、がん、認知、妊娠、体重管理の各分野でくるみが果たす役割を扱った査読論文が160件以上発表されています。

カリフォルニアくるみ協会のサイト(http://www.californiakurumi.jp/)には、くるみレシピのアイデアをはじめ、くるみの栄養や健康に関する様々な情報が掲載されています。

くるみの健康効果を楽しく学べるミュージックビデオはこちら。

https://www.youtube.com/embed/FmzVFnagOd0/?wmode=transparent
 

 


参考資料:
1. Kim YS, Choi SW, Min SJ, Lee J, Kim Y. Walnut Phenol Extracts Inhibit Stemness of Colon Cancer Stem Cells in Vitro.(くるみフェノール抽出物が生体外で結腸がん幹細胞の幹性を阻害)FASEB J April 2015 29:752.10.

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ビジネスカテゴリ
食品・お菓子
ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

カリフォルニア くるみ協会

0フォロワー

RSS
URL
http://www.californiakurumi.jp/index.php
業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
東京都港区東麻布1-5-3  パシフィックビル 3F
電話番号
03-3505-6204
代表者名
-
上場
未上場
資本金
-
設立
-