【東洋大学】第26回 東洋大学「現代学生百人一首」入選作品100首を発表 応募54,107首の作品から選定
第26回 東洋大学「現代学生百人一首」
入選作品100首を発表
全国各地より集まった54,107首の作品から選定
URL:http://www.toyo.ac.jp/issyu/nyusen26_2013_j.html
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東洋大学(文京区白山/学長・竹村牧男)の「現代学生百人一首」は、本学が
1987年に創立100周年を迎えた際、「百」にちなんだ記念行事のひとつとして始めた
コンクールであり、26回目の今回までに応募された歌の数は、すでに累計で
106万首を超えています。
いまの若者たちは何に関心を持ち、社会の出来事をどのように捉え、自分の
感性をどのように表現しているのか。若者の純粋な歌は「現代」を映す鏡ともいえます。
ここに紹介する入選100首からは、2012年の話題や出来事および日常生活に
対する、若者たちの感性を窺い知ることができます。
今回は全国から応募総数54,107首もの作品が寄せられました。その中から、
テーマである「現代学生のものの見方・生活感覚」を基準に、厳正に審査された
入選100首及び小学生の入選10首が選ばれました。
※入選作品については下記本学ホームページをご参照ください。
>>第26回東洋大学「現代学生百人一首」入選作品
URL:http://www.toyo.ac.jp/issyu/nyusen26_2013_j.html
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第26回 東洋大学「現代学生百人一首」概要
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■テーマ :「現代学生のものの見方・生活感覚」を詠みこんだ短歌
■応募総数 :54,107首(内、小学生67首)
■応募資格 :小学生、中学生、高校生、大学生、専門学校生他それに準じる者
(小学生の作品は、入選100首とは別に小学生の部として発表)
■応募期間 :2012年10月1日(月)~11月3日(土・祝)
■選考方法 :東洋大学「現代学生百人一首」選考委員会にて選考
<選考委員>
・菊地 義裕 東洋大学文学部教授(専門分野:上代日本文学)/選考委員長
・神田 重幸 東洋大学名誉教授(専門分野:近代文学/歌人)
・鮫島 満 氏(歌人)
・中川 佐和子氏(歌人)
<表彰について>
(1)入選者100名に賞状とオリジナル図書カード10,000円分を贈呈します。
また、多数の優れた作品があった学校に「学校特別賞」を授与します。
(2)「小学生の部」入選者には賞状とオリジナル図書カード2,000円分を贈呈します。
※同コンクールの詳細 http://www.toyo.ac.jp/issyu/
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第26回 東洋大学「現代学生百人一首」の特徴
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東洋大学が、創立100周年を機に始めた「現代学生百人一首」は今年で26回目を迎えました。
この四半世紀で、応募作品は累計106万首以上に達しています。若者独自の文化や言葉は、
繊細で脆さがある反面、おおらかなユーモアやまっすぐな強さを伝えてくれます。
今回も、世の中のさまざまな出来事に若い感性が敏感に反応し、それを31文字で切り取った
歌が数多く寄せられました。
●日本が沸いたニュース「ロンドン五輪」「金環日食」「iPS細胞」
2012年、日本中が沸いたこの3大トピックス。中でも「金環日食」は各学校、早朝から
集まって観察会を行ったというケースも多かったようです。世紀の天体ショーは年齢問わず、
多くの人々が同じ空を見上げたことでしょう。
そして日本選手団にとって、過去最高のメダル獲得数となったロンドン五輪、日本の研究者が
iPS細胞でノーベル賞を受賞したニュースなど、日本人の世界的な活躍に対して、
嬉しさや感動をストレートに表現した歌が目立ちました。
●東日本大震災からもうすぐ2年。復興を祈り、訴える思い。
東日本大震災からもうすぐ2年が経過します。今も爪痕が残る被災地・東北地方の学校からは
現状を訴える歌が多く見られました。そして、復興を願いつつ、この出来事を忘れてはいけないと
警鐘する若者の声が歌となって届けられています。
震災から立ち上がる日本のパワーと、彼らが復興を担っていくという決意が感じられる
歌が今年も寄せられました。
●「スマホ」世代が感じるデジタル社会
ここ数年の急速なIT化は、流行に敏感な若者世代にも大きな影響を与えていることが、
応募作品からも読み取れます。中でも「スマートフォン」「ツイッター」「フェイスブック」等を
通じて、コミュニケーションのあり方を考えた歌が多く寄せられました。デジタル社会においても、
彼らが求めるものは人の温かさ、触れ合いです。
●その他、「学校」「家族」「就職」
身近な存在だからこそ、ふだんはなかなか感謝の気持ちを伝える機会がないであろう
「家族」や「友人」への想い。学生の歌から垣間見えるのは、親への感謝や祖父母への
労り、友への思いやりといった心の温かさでした。
少しずつ回復しつつあるといわれる就職率ですが、今回も就職を題材とした歌には、
高校生・大学生を中心に切実さが滲み、時にユーモアも光っています。
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