新たな文化が生まれる実験区「ODORIBA」、名古屋・栄で10/25(金)・10/26(土)開催!青空狂言や野良茶など
なごや文化の祭典「やっとかめ文化祭 DOORS」から派生した新イベント「ODORIBA(踊り庭)」。都市のスキマに、新たな文化が芽吹く場所をつくります。
10/25(金)・10/26(土)、名古屋・栄の「SLOW ART CENTER NAGOYA」に、2日間限りの実験区「ODORIBA」が出現します。
ODORIBAは、これからの文化のかたちを想像し、新しい世代の場づくりを目指すテンポラリーな実験区。「都市を、耕す。あいだで、遊ぶ。」をコンセプトに、かつて創造の拠点であった「庭」を都市のスキマにつくる試みです。昨年の初開催を経て、今年もさまざまなアイデアをカタチにしていきます。
音と舞を愉しむ「PERFORMANCE」、飲食や物販などで盛り上げる「MARKET」、地域の文化を再考し都市で活躍する方への学びの場となる「SCHOOL」の3つの要素で空間を形成します。
◯「ODORIBA」コンセプト
踏みしめると感じる土、建物をすり抜ける風、切り取られた空。 まちの風景には積み重ねてきた文化が溶け込んでいます。
かつて「庭」は、文化が生まれるところでした。 自然に学び、人とモノが集い、混ざりあう。 時には、歓喜のうたを唄い、踊り、祈りを捧げる。 庭は、自然と文化のあいだで遊び、つながりを編む場です。
都市と自然、人とモノ、過去と現在、こちらとあちら。 それぞれのあいだを見つめ、対話しあうなかで、もう一度都市を耕す。 新たな文化が芽吹く場所を、 都市のスキマにつくる試みがはじまります。 みんなの「庭」が、まちと出会い、 文化・カルチャーを創造する場となるように。
◯開催概要
●日時:10/25(金)16:00〜21:00、26(土)11:00〜18:00
●会場:SLOW ART CENTER NAGOYA(名古屋市中区錦3-16-5)
※最寄駅:市営地下鉄東山線・名城線 栄駅 名鉄瀬戸線 栄町駅 3番出口
最新情報は公式Instagramをご確認ください。
◯音と舞を愉しむ「PERFORMANCE」
名古屋の歴史が紡いできた伝統芸能の一つ「狂言」と、現代社会の賑わいを生み出す音楽のパフォーマンスを体験できます。
■青空狂言
名古屋は“狂言のまち”。狂言は、600年を超える歴史を持つ、庶民の日常生活を明るく描いた喜劇です。開放的な空間で繰り広げられる「青空狂言」を、ぜひ目撃しに来てください!
10/26(土)16:00〜16:30
<出演>シテ(新発意):井上蒼大、アド(檀家):井上松次郎
<演目>「魚説法」(うおぜっぽう)
両親の追善や後生を願うために持仏堂を建立した檀家は、堂供養のために寺を訪ねますが、生憎住職は留守で、代わりに新発意(しんぼち=修業中の坊主)が応対します。お経をまだ習っていない新発意は、お布施欲しさに一計を案じて・・・。お経に魚介類の名前を洒落的に盛り込んで、さも堂々と唱える様子が見どころです。
■音楽ライブ
10/25(金)19:30〜
<出演>sucola
SSWオキツ、トラックメーカーyopecoからなる、名古屋発のポップスデュオ。オキツの作りだす独特で文学的なリリックと、SoulMusicからK-POPに至るまで様々な音楽に影響を受けたyopecoの作りだすトラックは、日常と非日常を行き来するような唯一無二のサウンド。
10/26(土)14:00〜
<出演>robe(KenT from Soulflex)
SoulflexのSax、Flute、Synを担当するKenTによるソロ名義 。Track Making、Self Produceにより特化し2023年7月に1st EP「robe」をリリース。2024年よりDJとしての活動を開始。福岡、京都、名古屋、東京など拠点の大阪以外での活動のエリアを広げている。毎月第3水曜に梅田のクラブNOONにてDJパーティGUMを主催。
…and DJs
◯ユニークな出店で会場を盛り上げる「MARKET」
MARKETは野良茶、野良バー、市庭の三つの楽しみ方があります。
■野良茶
「野良茶」とは、農作業の合間に作法にとらわれずに飲むお茶のこと。茶の湯文化が暮らしに根付いていた名古屋周辺では昔、あぜ道や縁側で抹茶を点てて楽しむ光景があったそうです。そんな「野良茶」文化を、「食を通じたコミュニケーション空間」と解釈し場を作ります。
<出店>
10/25(金)・26(土)
名和靖高/全国を飛び回るチャイ職人による、チャイを中心とした提供
10/26(土)
CHATE CHATE/美容鍼灸サロンが手がけるお茶ブランド
■野良バー
「野良茶」ならぬ「野良バー」も登場!食事と酒に舌鼓を打ち、ひとときの団らんを楽しんで。スパイス呑み屋からカレー、お菓子、コーヒーやワインまで。個性的なお店が宴の空間をつくります。
<出店>
10/25(金)・26(土)
Bar Ka na ta/中区橘に店舗を構えるスパイス呑み屋
10/25(金)
菓酒店jira/お酒とアテと時々お菓子の店
Blé BAKE STORE/昼飲みもコーヒーも楽しめるカフェ
スパイスアワー/名古屋の間借りカレー店
10/26(土)
角角然然/おにぎりと味噌ポタージュ、定食の店
考尺゜PINQ/MAISONETTEInc.の新業態、カフェ・ランチ・バー
アンベロ/有松に店舗を構えるワインショップ
■市庭
「市庭」と書いて「いちば」と読みます。文化は「市庭」から生まれる…といういわれをテーマに、「農」と「本」の出店で文化の興りを表現。都市と農との関わり合い、読書体験が形成する個々人の文化体験を、それぞれカタチにします。
<出店>
10/25(金)・26(土)
美鶴堂/'93生まれの3人が営む架空の本屋
10/25(金)
とるたべる/南知多町の畑を拠点に活動する農業ユニット
10/26(土)
AINA FARM/三重県菰野町に圃場を構えるオーガニック農園
◯“都市を耕す人”による学び場「ODORIBA SCHOOL」
都市を耕す人のクロストーク。その土地の歴史を繋ぎ、新たなカルチャーを生み出す方々をゲストに迎え、私たちのまちを耕すヒントを見つけます。
10/26(土)11:00〜12:30
※観覧無料。Peatixより事前申込をしていただいた皆さんには椅子をご用意いたします。
https://peatix.com/event/4129998
<ゲスト>堤大樹(野良編集者)
2014年に自我が芽生えてはや10歳。広島生まれ。一度台北に浮気をするが、大学進学以降は京都に居着く。呉服問屋の営業時代、2013年にインディペンデント・カルチャーマガジンANTENNAをスタート。クリエイティブ・ディレクターとして転職するも仕事のできなさに七転八倒する。後に、何でも屋的なポジションを構築。2020年に企画・編集・デザインプロダクションEat, Play, Sleep inc.を設立。2021年に『OUT OF SIGHT!!!』を創刊。
<ゲスト>松本啓太(soiro living)
前職で家具の設計・デザイン・製造・マーケティングなどを行ったのち、2021年1月にsoiro living 合同会社を設立。ユーザーと一緒に考える家や店舗などの企画から、リノベーション、家具・道具の製作・リメイク、DIYサポートまでを手掛ける。2021年4月に「soiro building」と同ビル内の「工房soiro」をプレオープンさせ、以降ビル全体をアップデート中。
やっとかめ文化祭DOORSとは
まちを舞台に、長い歴史の中で育まれてきた名古屋の文化や物語と出会える祭典。2013年よりスタートし、11年目を迎えます。名古屋市内各所を会場に今秋、約70の多彩なプログラムを展開。さらに新たな取り組みとして、昨年度から「ODORIBA」の開催に挑戦しています。
「やっとかめ文化祭DOORS 2024」開催日程:10/26(土)~11/17(日)
公式ホームページ:https://yattokame.jp
主催|やっとかめ文化祭実行委員会
[構成団体:名古屋市(文化芸術推進課、観光推進課、歴史まちづくり推進課)、名古屋市教育委員会(文化財保護課)、(公財)名古屋市文化振興事業団、(公財)名古屋観光コンベンションビューロー、(公財)名古屋まちづくり公社、中日新聞社、名古屋観光ブランド協会、特定非営利活動法人大ナゴヤ・ユニバーシティー・ネットワーク][特別協力]クリエイティブ・リンク・ナゴヤ
後援|愛知県、愛知県教育委員会、名古屋商工会議所、中部経済連合会、中部経済同友会
助成|文化庁(文化芸術創造拠点形成事業)、一般財団法人地域創造(地域の文化・芸術活動助成事業)
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