グレートバリアリーフに新たな命の誕生!“海中の吹雪”に例えられるサンゴの一斉産卵を確認
~オーストラリア北東部、クイーンズランド州~
クイーンズランド州政府観光局(オーストラリア クイーンズランド州ブリスベン、CEO:リアン・コディントン)の日本事務所(東京都港区、日本局長:ポール・サマーズ)は、2020年12月6日(土)にグレートバリアリーフ海洋公園局(豪政府機関GBRMPA)より発表されたサンゴの一斉産卵についてお伝えします。
2020年12月4日(金)から6日(日)にかけて、クイーンズランド州グレートバリアリーフ全域にて、サンゴが種を繁殖させようとし、何兆個もの卵子と精子を海に放出したことから世界最大のサンゴの一斉産卵が確認されました。「海中の吹雪」に例えられるこの自然現象は、オーストラリアでは夏の時期にあたる11月~12月の時期に発生します。サンゴの一斉産卵は、サンゴ自体の回復力を示す、グレートバリアリーフの回復プロセスで最も重要な年に一度の現象です。
「グレートバリアリーフの大部分において、浅瀬のサンゴは2016年、2017年、2020年の白化現象で大きな打撃を受けました。しかし、生き残ったサンゴは、海の熱波から生き延びることが可能であることを証明した丈夫なサンゴの遺伝子の宝庫です。毎年確認される新たなサンゴの誕生は、気候変動によって困難な状況にあるものの、未来にはまだ希望があることを示しています。しかし、私たちは今すぐに行動を起こさなければなりません。強固な行動をグローバル規模で起こし、温室効果ガスの排出を削減する必要があります。世界中の人々の行動により、美しいグレートバリアリーフを未来の世代に残す役割を担うことができます」
■水中ビデオグラファー&海洋生物学者/スチュアート・アイルランド氏のコメント
「幸運にも20年以上にわたってグレートバリアリーフでサンゴの産卵を目撃、記録してきました。それでも毎年がとても特別です。微小な種がなんとか協力して同時に繁殖しようとする様子とその回復力には、毎回驚かされます。喜ばしいことに今年は、例年よりも多くのサンゴの産卵を確認することができました」
■海洋生物学者&マスターリーフガイド/ガレス・フィリップス氏のコメント
「サンゴの産卵は通常、11月の満月より2日から6日後、水温が1カ月にわたり27度を超えた場合に行われます。また、潮の動きが少なく、プランクトンを食べる生物が寝ている夜間に行われ、卵子と精子のバンドル(塊)が受精することで生存率を高めます。私たちは産卵の期間をおおよそ予測することはできますが、産卵タイミングの大部分は今も謎のままで、どのような要因がバンドルの一斉放出を引き起こすのかは明らかにされていません。卵子と精子のバンドルは、放出された後ゆっくりと海面に向かって上昇し、厚く茶色いスリック(帯状集合体)を形成します。すると、受精のプロセスが始まります。卵は受精を終えると海底に着底し、グレートバリアリーフの新たなサンゴ群体を形成します」
■クイーンズランド州政府観光局 日本事務局 ポール・サマーズのコメント
「私たちは、日本の皆様がグレートバリアリーフを訪れて見ていただき、サンゴの保護の重要性を体感いただける日が来ることを願っています。毎年、グレートバリアリーフ周辺のダイビングショップは、1泊のダイビングツアーから2日間以上の船上泊体験まで、幅広いオーダーメイドのサンゴ産卵ツアーを提供しています。また、グレートバリアリーフのアイランドリゾートを拠点に、サンゴの産卵期間にナイトダイビングを予約することもできます」
【サンゴの産卵】関連情報:https://www.queensland.com/jp/ja/places-to-see/experiences/great-barrier-reef/coral-spawning.html
【クイーンズランド州について】
人口約500万人、オーストラリアの約1/4の面積を占めるクイーンズランド州は、北東部に位置し、ケアンズ、ブリスベン、ゴールドコースト、グレートバリアリーフ等、人気の観光地を有する州です。年間を通じて温暖な気候に恵まれ日本との時差も僅か1時間と、日本との行き来がしやすいことも特徴です。より詳しい情報はホームページよりご確認ください。
公式ホームページ https://www.queensland.com
公式Twitter https://twitter.com/queenslandjp
公式Facebook https://www.facebook.com/visitqueensland
公式Instagram https://www.instagram.com/queensland
■グレートバリアリーフ海洋公園局(GBRMPA)チーフサイエンティスト/デビッド・ヴァッケンフェルト博士のコメント
「グレートバリアリーフの大部分において、浅瀬のサンゴは2016年、2017年、2020年の白化現象で大きな打撃を受けました。しかし、生き残ったサンゴは、海の熱波から生き延びることが可能であることを証明した丈夫なサンゴの遺伝子の宝庫です。毎年確認される新たなサンゴの誕生は、気候変動によって困難な状況にあるものの、未来にはまだ希望があることを示しています。しかし、私たちは今すぐに行動を起こさなければなりません。強固な行動をグローバル規模で起こし、温室効果ガスの排出を削減する必要があります。世界中の人々の行動により、美しいグレートバリアリーフを未来の世代に残す役割を担うことができます」
■水中ビデオグラファー&海洋生物学者/スチュアート・アイルランド氏のコメント
「幸運にも20年以上にわたってグレートバリアリーフでサンゴの産卵を目撃、記録してきました。それでも毎年がとても特別です。微小な種がなんとか協力して同時に繁殖しようとする様子とその回復力には、毎回驚かされます。喜ばしいことに今年は、例年よりも多くのサンゴの産卵を確認することができました」
■海洋生物学者&マスターリーフガイド/ガレス・フィリップス氏のコメント
「サンゴの産卵は通常、11月の満月より2日から6日後、水温が1カ月にわたり27度を超えた場合に行われます。また、潮の動きが少なく、プランクトンを食べる生物が寝ている夜間に行われ、卵子と精子のバンドル(塊)が受精することで生存率を高めます。私たちは産卵の期間をおおよそ予測することはできますが、産卵タイミングの大部分は今も謎のままで、どのような要因がバンドルの一斉放出を引き起こすのかは明らかにされていません。卵子と精子のバンドルは、放出された後ゆっくりと海面に向かって上昇し、厚く茶色いスリック(帯状集合体)を形成します。すると、受精のプロセスが始まります。卵は受精を終えると海底に着底し、グレートバリアリーフの新たなサンゴ群体を形成します」
■クイーンズランド州政府観光局 日本事務局 ポール・サマーズのコメント
「私たちは、日本の皆様がグレートバリアリーフを訪れて見ていただき、サンゴの保護の重要性を体感いただける日が来ることを願っています。毎年、グレートバリアリーフ周辺のダイビングショップは、1泊のダイビングツアーから2日間以上の船上泊体験まで、幅広いオーダーメイドのサンゴ産卵ツアーを提供しています。また、グレートバリアリーフのアイランドリゾートを拠点に、サンゴの産卵期間にナイトダイビングを予約することもできます」
【保護活動】関連情報:https://www.queensland.com/jp/ja/places-to-see/experiences/great-barrier-reef/caring-for-the-great-barrier-reef.html
【サンゴの産卵】関連情報:https://www.queensland.com/jp/ja/places-to-see/experiences/great-barrier-reef/coral-spawning.html
【クイーンズランド州について】
人口約500万人、オーストラリアの約1/4の面積を占めるクイーンズランド州は、北東部に位置し、ケアンズ、ブリスベン、ゴールドコースト、グレートバリアリーフ等、人気の観光地を有する州です。年間を通じて温暖な気候に恵まれ日本との時差も僅か1時間と、日本との行き来がしやすいことも特徴です。より詳しい情報はホームページよりご確認ください。
公式ホームページ https://www.queensland.com
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