Feelnoteがブロックチェーン技術を活用したeポートフォリオに ソニー・グローバルエデュケーションと連携

学習者中心の多様化・個別化する学びを支える教育プラットフォームへ

株式会社サマデイ

教育コンサルティング&クラウドサービス事業を行う株式会社サマデイ(本社:東京都千代田区六番町、代表取締役:相川秀希)は、ソニー・グローバルエデュケーション(本社:東京都品川区西五反田、代表取締役社長:礒津政明)との連携により、2019年2月より、自社が開発するSNS型eポートフォリオ「Feelnote(フィールノート)」へのブロックチェーン技術の導入実証を開始することとなりました。学習者が学び、活動する場は、学校等の公教育機関に限らず個別化・多様化しています。ところが、これらの経験の真正性を証明することは公教育機関の外においては困難な状況があります。そこで、Feelnoteは、学習者それぞれの固有の活動記録の信用性を保証する教育プラットフォームとして機能するため、ブロックチェーン技術を活用することを決定しました。Feelnoteは、「eポートフォリオ作成システム」として特許(第6028123号ほか3件)を取得しており、現在約70の教育機関(小中高大)が利用しているeポートフォリオサービスです。


背景
個人の学びの場は学校や大学といった既存の教育機関の中に限らず、課外で自主的に行う学習、活動、研究等、より個別的で多様なものとなっています。例えば、インターネットを使った学習プログラムを活用すれば、時間や場所を選ばず自由に学ぶことができ、一人一人の状況や興味・関心に適した学習を推進することが可能となります。ところが、これらの課外における学習・活動の履歴については、公教育機関の試験や評価等を受けることができないため、その内容や成果を個人レベルで証明することは困難です。
これまでは、学校の成績や学校歴や偏差値などが本人の学習履歴を知る手がかりとなってきましたが、これからは、その枠組みを越えて、個々人が個別的に学び、行動した内容そのものを認識でき、評価できるようにする手段が求められます。このことは、学習者の学びの選択肢を大きく広げることにもつながります。
そこで、様々な学びのプロセスの記録を学習者自身の財産としてとりためることのできる「eポートフォリオ」が重要な役割を果たすこととなり、サマデイは学習者中心のeポートフォリオとして、SNS型eポートフォリオ「Feelnote」を開発し2016年よりサービスをスタートしました。Feelnoteは、現在、文部科学省/JASSO「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム」の高校生・大学生のほか、全国約70校の小中高大の約4万人に利用されています。
そして、このたび、サマデイは、Feelnoteに記録される多様な学習や活動が、確かにその本人の行ったものであることの信用性をいっそう高めるため、ソニー・グローバルエデュケーションとの連携により、新たにFeelnoteにブロックチェーン技術を導入することを決定し、2019年2月よりその実証を行うことなりました。

内容
今回のブロックチェーン実証は、まずはFeelnoteを利用する学校の中の特定の学校の生徒を対象として行われます。その内容は下記の通りです。
  1. Feelnoteにユーザーがライフログ(活動記録)を投稿すると、投稿ごとに一意のハッシュ値を、Feelnoteからソニー・グローバルエデュケーションが運営するブロックチェーンに書き込みます。
  2. ブロックチェーンに登録されると、その時点で、その本人が確かに投稿した情報であることが保証されます。
  3. Feelnoteのユーザーは、Feelnoteの機能によって、これらの保証付ライフログの中から任意の記録を用いて、自身の活動のストーリーをまとめたポートフォリオを作成することができます。
  4. 作成されたポートフォリオを見る教員や大学・企業等の評価者は、ブロックチェーンにより、その真正性を確認することができます。

Feelnoteとブロックチェーンの連携イメージFeelnoteとブロックチェーンの連携イメージ

これにより、評価者は学習者の活動記録の追跡調査や事実確認を行うことなく、即座に真正性を確かめることができるようになります。それだけでなく、これまではデータの真正性を保証する方法の一つとして、公的機関等が中央集権型でデータ管理を行わざるを得ない状況でしたが、ブロックチェーンの利活用により、個人が一定の信用性を担保された環境下で自身のパーソナルデータを管理することができるようになり、「データポータビリティ」を実現するための取り組みともなります。

今後の予定
この実証をスタートとして、今後、Feelnoteは、作成されたポートフォリオの真正性を保証するデジタル証明書の発行、デジタル証明書自体のブロックチェーンへの登録などを進め、学習者が自由に学び、活動する記録を、自ら証明することのできる環境の実現を目指します。

Feelnoteとは
SNS型eポートフォリオ「Feelnote」は、SNSで体験をシェアする感覚でライフログを蓄積することで、気軽に一生モノのポートフォリオが作成できるシステムです。現在、文部科学省/JASSO「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」や中高一貫校などに在籍する国内の中高生、大学生に幅広く活用されています。ハーバード大やプリンストン大など、米国の有名大学が採用し、日本の大学に展開予定の入試システム「Universal College Application」と連携する公認システムでもあります。2018年1月より、iOS、Android対応のアプリをリリースし、新機能の追加等、継続的な開発を行っています。また同年4月より、一定の条件を満たす公教育機関向けにサービスの無償提供を開始し、現在、約70の協働校と共に、学びを進化させることを目指したeポートフォリオの活用を推進しています。
Webサイト:http://www.feel-note.com

株式会社サマデイ
本社:〒102-0085 東京都千代田区六番町12-6
代表者:代表取締役社長 相川秀希
設立年:1979年
URL:http://www.samadhi-group.com/
事業内容:
・人財開発・研修事業
・教育コンサルティング事業
・教育システム企画・開発事業
・次世代教育事業

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会社概要

株式会社サマデイ

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URL
https://www.samadhi-group.com/
業種
教育・学習支援業
本社所在地
東京都千代田区六番町12-6
電話番号
03-3222-1155
代表者名
相川 秀希
上場
未上場
資本金
1億100万円
設立
1979年03月