Camp Courage for Survivors 2018(キャンプカレッジ2018)
―小児がんを経験した仲間や先輩とつながろう!―
認定NPO法人シャイン・オン・キッズ(理事長キンバリー・フォーサイス http://sokids.org/ja/ )は、この夏、昨年に続き「Camp Courage for Survivors 2018―小児がんを経験した仲間や先輩とつながろう!―」(全4回)を開催いたします。本プロジェクトは、中・高生以上を中心とする小児がん経験者(サバイバー)が集い、将来につながる様々なワークショップを共に行いながら、親交を深めるきっかけとするものです。
第1回目 にあたる7月1日は「ファシリティドッグの日」のため、静岡県立こども病院で活動中のファシリティドッグのヨギも参加予定です。
※本事業は今年も慶應義塾大学小児外科、バンクオブアメリカ・メリルリンチからのご支援により開催されます。
第1回目 にあたる7月1日は「ファシリティドッグの日」のため、静岡県立こども病院で活動中のファシリティドッグのヨギも参加予定です。
※本事業は今年も慶應義塾大学小児外科、バンクオブアメリカ・メリルリンチからのご支援により開催されます。
- プロジェクト名: Camp Courage for Survivors 2018(キャンプ・カレッジ 2018※)
- 開催日時:7月1日(日)、 8月25日(土)、 9月1日(土)、2日(日)(全4回)
- 開催場所 : 慶應義塾大学病院 臨床研究棟1Fラウンジ他( 各回詳細については後述)
- 対象:小児がん経験者のうち、中・高校生を中心に各回30名程度
- 主催:認定NPO法人シャイン・オン・キッズ 慶應義塾大学小児外科
- 協賛:バンクオブアメリカ・メリルリンチ 2018年助成事業
【開催の背景】
小児がんサバイバーは退院後も長期的な支援が必要と言われています。
昨今の医療の進歩により、小児がんの5年生存率は70-80%を超えました。 しかしながら長期入院や、その間の厳しい治療により「晩期合併症」という後遺症を抱える方も少なくありません。彼らは学校や地域に戻ると同時に、復学や就学をはじめとする、様々なチャレンジに新たに直面しています。
【開催の主旨】
「小児がんの経験を持つ仲間」と出会い、つながるきっかけを提供。
本プロジェクトは、一般社会に戻ると出会う機会が少ない「同じ小児がんの経験を持つ仲間」と出会い、つながるきっかけを提供します。また各ワークショップをリードするファシリテーター達も小児がん経験の大学生。社会復帰のチャレンジを克服して活躍している“先輩”達との交流も参加者への参考や励ましになると期待します。
【本年のプログラムの特色】
キャリア育成に役立つとされるスキルの中から
「金融リテラシー(モノポリー*)」
「語学」
「世界の課題 (SDGs**)」を取り上げます。
*モノポリー: 大恐慌時代にアメリカで誕生したボードゲームです。商品化される前は,経済学の教授や大学院生が税金の理論を説明するために考案されたゲームでした。このため,資本主義をモデルとしつつも,市場の失敗をふんだんに取り入れたゲームとなり,発売以来の70年間に,世界中で2億セットが販売。今も世界中に愛好者がいます
**SDGs(エスディージーズ):SDGsは世界各国が2030年までに達成することを掲げた17の国際目標です。具体的には、「貧困をなくそう」「質の高い教育をみんなに」「海の豊かさを守ろう」などがあります。今後、地球環境を守りつつ、世界中の人が平和にそして豊かに暮らせることを目指しています。
【ファシリテーター(小児がんサバイバー)紹介】
第1、2回 : 執印優莉亜さん / 文京学院大学在学中 国際小児がん経験者の会2017ワシントン派遣員
第3、4回 : 小泉亮さん / 横浜市立大学医学部在学中 STAND UP!!メンバー
【各プログラムのご紹介】
● 第1回 「みんなで確かめよう!私のふりかえりビーズ」
〜 ビーズを繋いで確かめる、私たちの生きる姿 〜
日時:7月1日(日)10:00-16:00
会場:慶應義塾大学病院 臨床研究棟1F ラウンジ
定員:30名
お申し込み・詳細:http://cc2018-1.peatix.com
7月1日は「ファシリティドッグの日」のため、静岡県立こども病院で活動するファシリティドッグのヨギとハンドラーの鈴木恵子が参加予定。さらにヴァイオリニスト増田太郎氏がミニ・コンサートでお祝いしてくださいます。
〈ワークショップ内容〉
ビーズ・オブ・カレッジ®(勇気のビーズ)は子どもが勇気をもって乗り越えてきた治療をビーズに置き換えて記録していくプログラムです。治療や検査の詳細を日記に記し、意味のあるビーズを医療スタッフと一緒につなぎます。長く繋がれたビーズは入院中や治療中だけでなく、学校や社会に戻った後も”勇気の証”となります。今回、ワークショップで行う「ふりかえりビーズ」は、自分が乗り越えてきた過去の治療をふりかえり、その治療の旅路をビーズに置き換えて綴っていくものになります。ご自身も小児がんサバイバーである、成田赤十字病院小児科 寺田和樹先生のお話を伺いながら、サバイバー同士でこのワークを一緒に行い、それぞれの過去、現在、未来の思いを共有できればと思います。
<増田太郎氏プロフィール> 5歳よりヴァイオリンを始め20歳で視力を失うも、その生命力溢れる演奏が話題に。 音楽で想いをつなぐ《プラスα》のステージが、世代を超えて人気。CD《希望の景色》収録《Waltz Noir(ワルツノワール)》がテレビ東京《美の巨人たち》エンディングテーマに起用されたほか、ドラマ音楽や番組テーマ曲等も手がける。まっすぐなメッセージと魂のヴァイオリンで、《JAPAN DAY(NY)》《スポーツ祭東京2013開会式》東京都主催《NO LIMITS SPECIAL》環境省共催《グリーンチャレンジデー》など国内外で活躍。東日本大震災直後から、被災地・避難所等での演奏も続けている。福島の中学生の群読とのコラボレーションCD「生きる」CD「希望の景色」「カラフル モメント」がある。
〜 チャリティ・グッズのデザイン&制作 〜
日時:8月25日(土)10:00- 13:00 / 13:30−16:30
会場:ファブラボ 神田錦町
定員:各10名 (午前/午後入れ替え制)
お申し込み・詳細:http://cc2018-2.peatix.com
〈ワークショップ内容〉
普段あまり触れることのない、3Dプリンター/UVプリンター/UVカッターなどのデジタル工作機械。デジタルラボ(ファブラボ神田錦町)を貸し切り、ラボの機器を全部体験する欲張り企画。テーマは「シャイン・オン!キッズのチャリティ・グッズをデザイン&制作」。ラボの機器を駆使し、それぞれの作品へ仕上げます。優秀作品は今後実際に採用の可能性も!
会場協力:ファブラボ神田錦町
ファブラボ神田錦町は、街のものづくり研究室です。地域の人たちが自由にものづくりに取り組めるよう、さまざまなものづくりツールと、多彩なエンジニアが活動しています。現在そのネットワークは、世界90ヶ国1,000箇所以上にひろがります。 http://fablabkn.tokyo
● 第3回 「モノポリーを遊びつくそう!」
〜 モノポリー世界チャンピオンから学ぶお金の仕組み 〜
日時:9月1日(土) 13:00-16:00
会場:バンクオブアメリカ・メリルリンチ
定員:50名
お申し込み・詳細:http://cc2018-3.peatix.com
〈ワークショップ内容〉
アメリカ発祥の金融・投資ゲーム「モノポリー」。世界チャンピオン岡田 豊 氏の説明を受けたのち、外資系金融社員“リアルバンカー“達にゲームで挑みます。またプレイを通じて、金融や経済の仕組みを体験し、個人の健全な金融リテラシー育成を試みます。
※ 個人としての社会のつながりを投資ゲームで体験します。第4回の世界(マクロ)の視点のプログラムと対の構成となります(参加は単日から可能)。
講師:モノポリー世界チャンピオン 岡田 豊 氏
協力:日本モノポリー協会:https://www.1101.com/monopoly/
著書:「投資とお金、大事なことはモノポリーに学べ」日本実業出版社
● 第4回 「世界の課題“SDGs(エスディージーズ)”を解決しよう!」
〜持続可能な社会を目指して私たちにできること。カードゲームから楽しく学ぼう!!〜
日時:9月2日(日)13:00~16:00
会場:慶應大学病院 北棟ラウンジ
定員:50名
お申し込み・詳細:http://cc2018-4.peatix.com
〈ワークショップ内容〉
最終回は現在の世界の課題(SDGs)*を解決するカードゲームに挑戦。国連が世界に呼びかける2030年までに解決すべき17の課題。皆が幸せになる未来はどう作ることができるのか?全員参加で体験し、気づきをシェアします。
※ 国家の垣根を超えて存在する世界の営みや、そのつながりを地球規模で考え「マクロの視点」を体験します。個人と社会の関わりの視点である、第3回の(モノポリーを遊びつくそう!)と対の構成です(参加は単日から可能)。
*SDGs:(エスディージーズ:Sustainable Development Goals-持続可能な開発目標)。世界が抱える問題を解決し、持続可能な社会をつくるために世界各国が合意した17の目標と169のターゲットです。具体的には、「貧困をなくそう」「質の高い教育をみんなに」「海の豊かさを守ろう」などがあります。今後、地球環境を守りつつ、世界中の人が平和にそして豊かに暮らせることを目指しています。
講師:井澤 友郭 (いざわ ともひろ)氏
こども国連環境会議推進協会 事務局長 ワークショップ デザイナー LEGOⓇSERIOUS PLAYⓇ公認ファシリテーター 2003年から「持続可能な開発に向けた教育」プログラムの普及事業、ファシリテーター育成など人材育成事業に関わる。課題解決やキャリア形成に関するワークショップを年間150回以上開催し、延べ2万人以上の学生や社会人に、プログラムを提供してきた。 領域:人材開発、21世紀型能力開発、SDGs、ビジョン形成、理念浸透、危機管理
【シャイン・オン!キッズとは】
認定NPOシャイン・オン・キッズは2006年7月特定非営利活動法人タイラー基金として発足しました。 設立者の息子のタイラーは2歳を目前に白血病との闘いの末、 その短かすぎる生涯を閉じました。 つらい闘病生活でも笑顔を絶やさなかったタイラーの勇気と自分たちの経験を役に立てたい、 という気持ちから活動がスタートしました。
小児がんや重い病気の治療に向き合う子ども達は、 長期にわたる入院治療生活で不安や大きなストレスと闘っています。 日本の医療レベルは世界で最も進んだものといえますが、 患者や家族のサポート面ではまだ立ち遅れています。
長くつらい入院治療中でも、 子ども達が笑顔を忘れずにいられるように、 独自の「心のケア」のためのプログラム、 ファシリティドッグとハンドラーの派遣とビーズ・オブ・カレッジ®を、 全国のこども病院や小児病棟に提供しています。 2012年12月に優良な活動を行っているNPO法人として東京都より「認定NPO法人格」を取得しました。
【ファシリティドッグとは】
病院に常勤して医療チームの一員として働けるように、専門的なトレーニングを受けた犬です。 ハンドラーとペアになって活動し、単なる患者との触れ合いにとどまらず、小児がんや重い病気の治療にも関わっています。
日本ではまだ、シャイン・オン!キッズが派遣する静岡県立こども病院と神奈川県立こども医療センターにしか存在しません。(今秋都内公的病院に新規導入予定)
ファシリティドッグの大きな特徴は、毎日同じ病院に勤務し、個々のニーズに合わせた活動を行うことです。痛い検査や手術室への付き添い、リハビリ支援なども行います。いろいろな病院や施設を巡回訪問することはありません。ときどき訪れて短い時間だけふれ合うのではなく、同じ犬がいつもそこにいて多くの時間を繰り返し過ごせることが、入院治療している子どもたちの心の励みになります。
ファシリティドッグプログラムは、歯の妖精「TOOTH FAIRY」プロジェクト(日本歯科医師会協賛・日本財団実施)をはじめ、多くの企業、団体、個人のご支援により運営しています。
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