10月27日より開催。企画展「明治・大正時代の超越した陶磁の美」
―瀬戸・美濃・萬古・常滑―
愛知県の瀬戸焼と常滑焼、岐阜県の美濃焼、三重県の萬古焼。これらは東海三県で生産される、それぞれに魅力あるやきものです。明治時代にはこれらの輸出が盛んとなって、従来とは異なる技法や装飾も発達しました。瀬戸では伝統ある染付磁器の制作に加え、他産地への上絵付用磁器素地の供給も行います。常滑では鉄分を含む土を赤く発色させる「朱泥」の陶器に、立体的な装飾を貼り付けて輸出しました。瀬戸と同一視されがちだった美濃では「美濃焼」というアイデンティティが生まれ、アール・ヌーヴォーの流行を受けた優美な釉下彩の技法も花開きます。萬古焼は灰色の陶器に色鮮やかな釉薬や化粧土をまとわせ、四日市港を活用して販路を海外へ広げたのです。
開催概要
・会 期: 2023年10月27日(金) ~ 2024年1月28日(日)
・後 援: 愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会、名古屋市立小中学校PTA協議会
・開館時間: 10:00~17:00 (入館は16:30まで)
・休 館 日: 毎週月曜日 (祝・休日の場合開館、翌平日休館) 2023年12月28日~2024年1月4日
・入 場 料: 一般 1,000円(800円)、高・大学・シニア65歳以上 800円(600円)、中学生600円(400円)
小学生以下 無料 *( )内は20名以上の団体料金、障がい者手帳をお持ちの方700円
関連イベント
陶芸体験講座「ほほ笑みのお地蔵さんづくり」
土の風合いが心なごむ、かわいらしいお地蔵さんを制作するワークショップです。
・日 時: 2023年11月26日(日)13:30~15:00
・講 師: 小池 正 氏(常滑焼 陶人形作家)
・定 員: 20名(要事前申込)
・申込方法: 10月27日(金)よりお電話にて先着順
(一般に先立ち、パスポート会員の先行受付あり)
・参 加 費: 一般3,800円(材料費・焼成費・入館料込み)
ギャラリートーク
*事前申込不要、要入館料
11月4日(土)、11月18日(土)、12月2日(土)、12月16日(土)、1月6日(土)、1月20日(土)(各回13:30〜)、
学芸員による展示解説を行います。
公益財団法人 横山美術館
名古屋市東区葵1-1-21
TEL 052-931-0006
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