「ダンスのアクセシビリティを考えるラボ ~視覚障害者と味わうダンス観賞編~」プロジェクトスタート
~「Dance Base Yokohama」がバリアフリー型の動画配信プラットフォーム事業「THEATRE for ALL」へ参加~
一般財団法人セガサミー文化芸術財団(本社:神奈川県横浜市、代表理事:里見治紀)が運営する「Dance Base Yokohama(ダンスベースヨコハマ)」(通称 DaBY/デイビー)は、視覚障害者とダンスの新しい味わい方を探求するプロジェクト「ダンスのアクセシビリティを考えるラボ ~視覚障害者と味わうダンス観賞篇〜」を立ち上げました。
ダンスは多様な見方ができることが魅力の1つである一方で「見方が分からない」と捉えられ、観賞のハードルが高く感じられることが少なくありません。本プロジェクトでは、振付家・ダンサーが新たに創作したダンス作品を、「言葉で伝える」プロフェショナルである批評家・詩人・美学者・インタープリター(解釈者)によって描写されたナレーションとともに、視覚障害者が観賞します。ここで生まれる対話を通じて、「ダンス観賞に必要なサポートは何か」を知るだけではなく、視覚障害者の視点から「ダンス観賞とは何か」というダンスの新しい可能性を発見します。さらに、振付家・ダンサー・プロデューサーがインクルーシブな視点を獲得し、新たなダンス表現の開拓や、作品の可能性を広げることも期待しています。
「DaBY」にて行われる本研究会の様子は、ドキュメンタリー映像としてまとめ、文化庁『文化芸術収益力強化事業』の一環として株式会社precog(本社:東京都目黒区、代表取締役:中村茜)が展開するバリアフリー型プラットフォーム事業「THEATRE for ALL」にて2021年2月の配信を予定しています。どうぞご期待ください。セガサミー文化芸術財団は、夢と感動あふれる芸術・文化活動に対する支援を通じて、豊かな社会の実現と文化の創造に貢献してまいります。
<「ダンスのアクセシビリティを考えるラボ ~視覚障害者と味わうダンス観賞篇〜」>
- プロジェクトメンバー(順不同、敬称略)
吉田拓、田中希、二河茉莉香(DaBY)
兵藤茉衣、関萌美(株式会社precog)
林建太、浦野盛光、中川美枝子(「視覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップ」)
- プロジェクトパートナー(順不同、敬称略)
伊藤亜紗(東京工業大学科学技術創成研究院未来の人類研究センター、リベラルアーツ研究教育院准教授)
大崎清夏(詩人)
乗越たかお(作家・ヤサぐれ舞踊評論家)
和田夏実(インタープリター)
- 研究会ゲスト
山上庄子、松田高加子(Palabra株式会社)
- 作品出演
四家卯大(チェリスト)
鈴木竜(振付・DaBYアソシエイトコレオグラファー)
池ヶ谷奏、藤村港平、畠中真濃、神村結花(ダンサー)
令和2年度戦略的芸術文化創造推進事業『文化芸術収益力強化事業』
バリアフリー型の動画配信プラットフォーム事業
- Dance Base Yokohama(DaBY)のステイトメント
<Dance Base Yokohama(DaBY)概要>
名 称 : Dance Base Yokohama(ダンスベースヨコハマ)
愛 称 : DaBY(デイビー)
住 所 : 神奈川県横浜市中区北仲通5-57-2 KITANAKA BRICK&WHITE(北仲ブリック&ホワイト)
BRICK North 3階
オープン日: 2020年6月25日(木)
開館時間 : 10:00~18:00(火~土 / 日・月休) ※詳細は公式サイトにてご確認ください。
公式サイト: https://dancebase.yokohama/
利用方法 :「DaBYメンバーズ」登録(無料)
公式サイト(https://dancebase.yokohama/members)にてご登録いただけます。
アーティスティックディレクター: 唐津絵理(愛知県芸術劇場シニアプロデューサー)
空間設計 : 一色ヒロタカ+小澤成美+森詩央里+オンデザイン
運 営 : 一般財団法人セガサミー文化芸術財団
<THEATRE for ALL>
パフォーミングアーツ・映画・メディア芸術 を対象に、視覚・聴覚情報・言語を中心とした”バリアフリー”対応を施した日本初の芸術鑑賞プラットフォー ムで、国内外でのイベント企画・運営を行う制作会社の株式会社precogが文化庁による『文化芸術収益力強化事業』として展開します。
新型コロナウイルスで外出困難となった人たち、そして障害や疾患、育児や介護などを理由に劇場や展示鑑賞が困難な人たちに対しても開かれた、誰もが好きなときに好きな場所から芸術に親しめるオンライン上のアートセンターの実現を目指します。取り組みの特徴としては、視覚障害・聴覚障害・知的障害・発達障害・子ども・母語が日本語以外の方等を対象とした「バリアフリー」、作品に対する解説や、作品の理解を深めるための双方向型のレクチャー/ワークショップ等を行う「eラーニング」プログラムの開発に力を入れてまいります。
※出典 株式会社precogプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000066472.html
- 「THEATRE for ALL」ウェブサイト
<Dance Base Yokohama (DaBY)>
プロフェッショナルなダンス環境の整備およびダンスに関連するあらゆるクリエイター育成に特化した事業を企画・運営する、ダンスハウス。アーティスティックディレクターを唐津絵理(愛知県芸術劇場シニアプロデューサー)が務め、複合芸術であるダンスの発展のため、振付家やダンサーといったアーティストのみならず、音楽家、美術作家、映像作家、照明デザイナー、音響デザイナー、またプロデューサーやプロダクションスタッフ、批評家、研究者、そして観客の皆様の交流拠点になることをめざしています。Dance Base Yokohamaが、ダンスを巡る多くの人々が垣根なく集える磁場=プラットフォームとなるよう、DaBY(デイビー)の愛称をつけました。クリエイションを行うレジデンススペースでありなが ら、地域のアーティストや市民との交流も行い、ワークショップや実験的なトライアウト公演の実施や、ダンスアーカイブ事業など、さらなる多様な試みを展開予定です。
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