区立中学校で校則や定期テストを廃止したことが話題になり、各種メディアで大きく取りあげられた、世田谷区立桜丘中学校前校長:西郷孝彦さんとのトークイベントを12/12に実施
「子ども自身が『世界は変えられる』と信じてアクションを起こすために、学校・家庭・地域ができること」について対談
詳細:https://ftcj.org/archives/20230
<イベントの背景・目的>
国連で「子どもの権利条約」が採択されてから昨年で30年、日本政府が批准して25年を迎えました。条約が誕生してから世界の子どもを取り巻く状況は全般的に改善しているものの、最も貧しい子どもたちの多くは、子どもの権利が保障されているとは言い難い状況です。
特に、今年の新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的な感染拡大に伴う政策により、「教育を受ける権利」をはじめ、子どもの権利の多くが世界中で脅かされています。
(子どもの権利につきましてはhttps://ftcj.org/we-movement/childrights も併せてご覧ください)
国内の子どもたちに目を向けてみると、今年の9月に発表された、ユニセフの「子どもの幸福度ランキング」では、日本は先進国や新興国など38か国中、体の健康の分野では1位となる一方、精神的な幸福度は37位という結果でした。
引用:https://www.unicef.or.jp/report/20200902.html
また、今年10月末に文部科学省から発表された報告によると、1年間に自殺した小中学生と高校生は2年連続で300人を超え、子どもの尊厳や権利が守られているとは言い難い状況です。
引用:文部科学省「令和元年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」(127ページ)
https://www.mext.go.jp/content/20201015-mext_jidou02-100002753_01.pdf
当団体は、「子どもは助けられるだけの存在ではなく、自らが変化を起こす担い手である」という理念を掲げて活動しています。子どもに影響を与える問題については、子ども自身がその問題について知り、学び、解決に向けて行動を起こすことに意義があり、重要だと考えます。
(当団体の活動理念はhttps://ftcj.org/about-us をご覧ください)
本イベントを通じ、「子どもが自分には世界を変える力がある」と信じ、行動できるようになるために、学校、家庭、地域に求められることは何かを問い、一人ひとりの子どもが安心して自分らしくイキイキと子ども時代を過ごせる社会づくりを考える機縁にしたいと考えております。
<イベント概要>
・イベント名
桜丘中・西郷前校長 × 子ども × 親 × FTCJ トークイベント ~子ども自身が「世界は変えられる」と信じ行動できる社会にするには~
・内容
前半は、区立中学校で校則や定期テストを廃止したことが話題になり、各種メディアで大きく取りあげられた東京都世田谷区立桜丘中学校の西郷孝彦前校長をお迎えし、「子どもは助けられるだけの存在ではなく、自らが変化を起こす担い手である」をモットーに活動するNPO法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパンの代表中島早苗とともに、「一人ひとりの子どもが安心して自分らしくイキイキと子ども時代を過ごすために、学校、家庭、地域に求められることは何か?」をテーマに対談を行います。
後半は、FTCJの活動に参加しているメンバーや、子どもの活動をサポートしてきた親御さんもお招きし、それぞれの経験や想いを語っていただきます。
・日時
12月12日(土)16:00~18:00
・形式
オフライン(20名まで)&オンライン(定員なし)混合
・会場
毎日メディアカフェ
〒100-8051東京都千代田区ーツ橋一丁目1番1号パレスサイドビル(毎日新聞東京本社内)
・対象
子育て世代の親、教員、教育や子育てに関心のあるおとなや若者など一般の方
・企画
認定NPO法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパン
・参加費
資料代として500円(事前払い:クレジットカードまたは銀行振込)
※資料として、「知ろう!子どもの権利条約カード付ハンドブック(https://ftcj.ocnk.net/product/263)」を差し上げます。オンライン参加者にはデータ版をメールにてお送りします。会場にいらした方には冊子を差し上げます。
・申込フォーム
https://ws.formzu.net/dist/S98920490/
<登壇者ご紹介>
西郷 孝彦さん
1954年横浜生まれ。上智大学理工学部を卒業後、1979年より都立の養護学校(現:特別支援学校)をはじめ、大田区や品川区、世田谷区で数学と理科の教員、教頭・副校長を歴任。
2010年より10年間、世田谷区立桜丘中学校長に就任し、インクルーシブ教育を学校経営の中心に据え、校則や定期テスト等の廃止、ICTの活用、個性を伸ばす教育を推進。2020年3月退職。
NHK「ノーナレ」 ほか出演多数。近著に『校則なくした中学校 たったひとつの校長ルール』『「過干渉」をやめたら子供は伸びる』(ともに小学館)がある。
世田谷区立桜丘中学校校長だった2012年当時、当団体の出前授業で「子どもは助けられるだけの存在ではなく、自信が変化を起こす担い手である」という団体理念に共感。
(当団体の出前授業の詳細は https://ftcj.org/we-movement/facilitator をご覧ください)
中島 早苗(認定NPO法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパン 代表理事)
学生時代に環境保護団体に所属し活動を始めたことから社会問題に取り組むようになる。
アパレル会社勤務を経て1997 年に渡米し、NGOでのインターン中にフリー・ザ・チルドレンの理念に共感。日本に紹介しようと帰国後の1999年に当団体を設立。以後、活動に従事。
訳書に「キッズパワーが世界を変える」、著書に「フィリピンの少女ピア -性虐待をのりこえた軌跡-」、「チャレンジ!キッズ・スピーチ1・2・3」(全て大月書店)。
2007 年国際ソロプチミストより「青少年指導者育成賞」受賞。
【後半部登壇者 一部紹介】※プライバシー保護のため、顔写真は非公開とさせていただきます。
石川 実桜(いしかわ みおう)さん
FTCJ2020年度子どもアンバサダー。高校2年生。世田谷区立桜丘中学1年生の時に、FTCJの講演会を聞き、思いを形にできることを知って、活動に参加。中学校の行事でフェアトレード商品の販売を企画したり、高校でジェンダー平等を広めるためにオリジナルリボンを作成し配布したりするなど、様々な知識を深めると共に自らできることを考え問題に取り組んでいる。
中村 伊希(なかむら よしき)さん
FTCJユースメンバー/サポーター、大学1年生。FTCJの活動には小学生の時に参加し、それ以降、募金活動や独自のイベント開催を企画運営するなどし、世界の子どもたちの権利が守られるよう同世代として問題に取り組んでいる。
●認定NPO法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパンについて
詳細:https://ftcj.org/about-us
1995年、貧困や搾取から子どもを解放することを目的に、カナダのクレイグ・キールバーガー(当時12歳)に
よって設立された、「Free The Children」(2016年に「WE Charity」へ改名)のパートナー団体として
1999年に日本で活動を始めました。
WE Charityの有するネットワークやリソースを共有・活用しつつ20年以上活動を続けていますが、
設立当初から運営・財政面ともにWE Charityとは独立した団体として活動しています。
開発途上国での国際協力活動と並行し、日本の子どもや若者が国内外の問題に取り組み、変化を起こす
「チェンジメーカー」になれるよう援助しています。現在、学校への出前授業・教材販売、貸出・
フェアトレード商品販売・書き損じ葉書の回収・支援先の子ども達との文通プログラム・国内外での
ワークキャンプなどを主な事業としており、活動内容は公民・英語教科書などの学校教材に掲載されています。
当団体のプレスリリース一覧
https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/35268
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