【開催レポート】兵庫県加東市のもち麦収穫が最盛期!地元小学生が体験「もち麦収穫&もち麦うどん打ち」
~先生は地元高校生。“もち麦で地域を元気にする活動”の一環として~
加東市内で栽培しているもち麦は5月上旬より色づき初め、中旬には黄金色のもち麦畑が広がり、下旬にかけ収穫の時期を迎えます。この時期にしか体験できない「もち麦の収穫」を、地域の子どもたちに知ってもらい、もち麦をより身近に感じてもらいたいと、加東市もち麦活用協議会が企画し、このイベントが実現。市内に住む小学生とその保護者12組が参加しました。まず加東市社福祉センターに集まった参加者は、もち麦の生育や食物繊維についての授業を受けました。その後加東市上田地区のもち麦畑に移動し、もち麦の収穫体験を行いました。さらに加東市社福祉センターに戻った子どもたちは、もち麦うどん打ちを体験。当日は晴天で初夏を思わせる気候の中、汗をかきながらもち麦を収穫したり、うどんを打ったりと、子どもたちにとっては大変な一日でしたが、自分で打ったもち麦うどんを最後に試食すると、「もち麦うどんモチモチ!」「今までのうどんで一番おいしい!」「たのしかった~!」とその日最高の笑顔が見られました。また、参加した保護者の中には、現在募集中の「加東市産もち麦フォトコンテスト」に応募しようと、子どもたちにカメラを向ける姿も見られました。加東市もち麦活用協議会では、もち麦を活用した地域の活性化や食育活動、市民の健康維持・増進に役立てるような取り組みを目指しています。
■初めて使う「鎌」でのもち麦収穫に悪戦苦闘
現在では、ほとんどのもち麦収穫は機械で行われますが、この日は子どもたちに体験してもらおうと、ひとりに1つ「鎌」が配られ、加西農業改良普及センターの指導員が丁寧に使い方を説明しました。最初は恐るおそる使ってもち麦を刈っていた子どもたちも、しばらくすると慣れた手つきで刈り取り、紐で縛っていきました。「藁がチクチクする!」「暑い」と言いながらも、刈り取ったもち麦の大きな束を持って得意げに保護者に見せる姿が見られました。
現在、加東市のもち麦畑で刈り取られたもち麦の麦わらは、不要なものとして廃棄や焼却されています。この日刈り取ったもち麦は、そのまま乾燥させ、加東市もち麦活用協議会や社高校の生徒たちにより、麦わらのワークショップ等を通してアップサイクルの方法を検討するのに活用される予定です。
■もち麦うどん打ちの先生は、県立社高校の生徒たち
社高校生活科学科の課題研究の授業で「地方創生」を選考する生徒たち(以下、地方創生班)が、地元産のもち麦を活用して「地域を元気にする活動」を始めて、今年で5年目になります。地方創生班の活動は、もち麦を使った商品開発から、イベントの企画・運営まで多岐に渡ります。この日は、地元の製麺業遠藤コンス株式会社(加東市上滝野)の齋藤さんと共に、もち麦うどん打ちの先生として子どもたちの前でデモンストレーションを行いました。加東市では、「もち麦うどん打ち体験」を行う度に地方創生班の3年生が代々先生となって子どもたちを楽しませており、人気のイベントとして定着しつつあります。
<当日の様子>
初開催「加東市産もち麦フォトコンテスト」募集は6月30日まで
加東市では、もち麦の収穫時期になると、黄金色のもち麦畑が市内に広がる美しい風景が楽しめるほか、加東市産もち麦を使用したパンや料理なども市内外で広がっており、新たな市の特産品として着実に普及が進んでいます。そんな加東市産もち麦の様々な姿をたくさんの方に知っていただき、これからも残していきたいという想いから、「加東市もち麦活用協議会」が活動の一環として「加東市産もち麦フォトコンテスト」を実施し、加東市産もち麦の魅力を収めた写真を広く募集しています。
<Instagram部門>
募集期間:4月1日(土)~6月30日(金)
応募方法:「Instagram」アプリをダウンロードし、「加東市もち麦活用協議会公式アカウント(@kato_mochimugi)」をフォローの上、「#加東市産もち麦フォトコンテスト」を付けて写真を投稿
<プリント写真部門>
募集期間:4月3日(月)~6月30日(金)必着
応募方法:加東市役所農政課へ「郵送」または「持参」(土・日・祝日を除く8時30分~17時15分)
受賞者及び当選者には、賞品として加東市産もち麦の他、「ヨギボービーズクッション」や「加東市特産品セット」等をそれぞれプレゼントいたします。
【加東市産もち麦フォトコンテストの詳細】https://www.city.kato.lg.jp/kakukanogoannai/sangyoushinkoubu/noseika/event/13160.html
加東市でのもち麦を通じた取り組み
■ JAみのりと加東市でのもち麦栽培について
加東市に本拠を置くJA みのりの協力を得て 、2017 年秋からもち麦栽培が始まりました。 2020年には、加東市内の作付け面積は約100haに増え、2021年には西脇市、多可町に栽培地を拡大。全体で約160haでのもち麦栽培を行っています。
■ 加東市とマルヤナギの連携協定締結(2019年7月22日)
JAみのりとの加東市内でのもち麦栽培の進展を受け、マルヤナギは加東市産もち麦の特産品化、もち麦を活用した町づくりの推進等への協力を加東市へ申し入れ、加東市もそれを歓迎するかたちで「SDGsを踏まえた地域活性・市民の健康増進・農業振興等の連携協定」を締結する運びとなりました。
さらに加東市、JAみのり、兵庫県北播磨県民局、マルヤナギで「加東市もち麦活用協議会」を立ち上げ、もち麦栽培の振興と特産品化、商品化、市民の健康づくりサポートなど、様々な形で地域を盛り上げています。
連携協定締結式の様子(2019年7月)
株式会社マルヤナギ小倉屋について
「伝統食材の素晴らしさを次の世代へ」をメインテーマに、長年取り扱ってきた昆布、豆、もち麦などの穀類、野菜などの伝統食材が持っている健康価値やおいしさを生かした新しい食の提案に取り組み、次の世代へしっかりと伝えてゆきたいと考えています。
【会社概要】
社名:株式会社マルヤナギ小倉屋
本社所在地:神戸市東灘区御影塚町4丁目9番21号
代表取締役社長:柳本 勇治
事業内容: 蒸し豆・佃煮・煮豆の製造・販売
創業: 1951年12月26日
HP:https://www.maruyanagi.co.jp/
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