HPE、HCIを再定義し適用領域を拡大する新製品「HPE Nimble Storage dHCI」を発表

コンバージドの柔軟性とHCIのシンプルさを備えたインテリジェントなソリューションにより、運用管理の時間とリソースを最適化

HPE

ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE)(日本ヒューレット・パッカード株式会社 本社:東京都江東区、社長執行役員:ジャスティン・ホタード)は、ハイパーコンバージド インフラ(HCI)(*1)のシンプルさとコンバージドインフラ(*2)の柔軟性を兼ね備えた、次世代仮想化環境向けのHCIプラットフォーム、HPE Nimble Storage dHCIを、2020年1月23日より提供開始します。

HCIは、データセンターやITインフラの運用管理を簡素化する技術として、本格的に普及が進んでいます。一方で、予測不可能なワークロードの増大などに備えてストレージやネットワーク機器などのリソースがサーバー内に統合されたアプライアンス構成ではなく、必要なリソースをバランスよく柔軟に拡張することがより容易なコンバージドインフラや、両インフラの共存を選択する企業も数多く存在します。

こうした背景を受け、開発されたのがHPE Nimble Storage dHCIです。「dHCI」は、disaggregated Hyper Converged Infrastructure の略で、構成要素に分けられた(disaggregated)HCIを意味します。成長を予測できないワークロードを想定して設計されたインテリジェントなプラットフォームであるHPE Nimble Storage dHCIは、HCIとコンバージドの選択に迷うお客様に対して両方のメリットを提供することで、仮想化環境の運用管理にかかる時間とリソースの低減に大きく貢献します。

〈短時間で導入と拡張〉

セルフサービスでの構築の容易性の検証をEnterprise Strategy Group社に委託した結果、極めて短時間で導入と拡張を実施できるということが実証(*3)されました。新たなHPE Nimble Storage dHCIクラスタおよびVMware vSphereを12分以内で展開し、コンピューティングリソースの拡張は運用を中断せずに3分以内にサーバーを追加できたという実績です。VMware vSphereプラグインを使用した管理は無駄がなくシンプルで、VM管理者はストレージチームやネットワークチームの力を借りることなく、通常業務を開始できました。


〈HPE Nimble Storage dHCIの主な機能〉

HPE Nimble Storage dHCIは、コンピューティングリソースとしてHPE ProLiantサーバーを、ストレージリソース としてHPE Nimble Storageを使用しており、それぞれが個別に拡張可能な構成になっています。先進的なクラウドベースの人工知能(AI)管理ツールであるHPE InfoSightが実装されており、障害を予測して回避し、仮想化環境全体の自己最適化を行うためのインテリジェンスと自動管理機能を備えた設計となっているため、仮想化環境の管理者は、企業の多様化、複雑化するニーズにも俊敏に対応することが可能です。

HPE Nimble Storage dHCIの主な機能は以下の通りです。

・グローバルインテリジェンス
HPE InfoSightを活用することにより、予測分析、およびパフォーマンスとリソースの最適化が可能です。クラウドベースの機械学習により、インフラのすべてのレイヤーでテレメトリデータを相互に関連付けることで、問題を予測して回避するとともに、課題に対する意思決定を自動化することが可能です。

・ハイパーコンバージド制御
データサービス(クローン、バックアップ、リストア、移動)の仮想マシンでのポリシーベースの自動化とネイティブのVMware vCenter管理により、コンピュートとストレージのサイロ化を解消します。

・分散型のリソース拡張
コンピュートとストレージを個別かつ透過的にクラスタに増設することにより、リソースの使用率と効率を最大限まで高めることができます。

・高可用性
Nimble  Storageの高度なアーキテクチャ(HDDでもAFA並みのパフォーマンスを実現できるCASL機能と10年の実績を誇るInfoSight)により99.999%の高可用性を実現。単一障害点のない高度なデータ整合性により、3台のドライブに同時に障害が発生しても運用を継続できます。

・低レイテンシのパフォーマンス
わずか200マイクロ秒のデータ応答時間を実現するとともに、ノイズの多い隣接デバイスを自動QoS(*4)によって排除します。

・データ効率
グローバル重複排除、圧縮、ゼロパターン消去、シンプロビジョニング、ゼロコピークローンにより、最大21分の1にデータを削減します。

・包括的なデータ保護
データ保護ソフトウェアであるVeeamおよびHPE Recovery Manager Central (RMC) との統合によって、包括的なデータ保護を実現します。


〈価格と販売開始時期〉

製品名       HPE Nimble Storage dHCI  
価格(税抜)   13,600,000円~
販売開始日    2020年1月23日

■HPE Nimble Storage dHCIに関する詳細は以下サイトをご参照ください。
https://www.hpe.com/jp/ja/storage/nimble-storage-dhci.html

*1  ハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI):一般的なx86サーバーにコンピューティング機能とストレージ機能を統合し、シンプルな構成を実現した仮想化基盤、ソフトウェアデファインドストレージ(SDS)技術によって密接に統合、一元管理される。
*2  コンバージドインフラ:コンピューティング、ストレージ、ネットワーク、サーバー仮想化というデータセンターの主要なコンポーネントを1つの筺体にまとめたもの。
*3 HPE Nimble Storage dHCI - 企業向けの分散型ハイパーコンバージドインフラストラクチャ ホワイトペーパーより:https://h20195.www2.hpe.com/v2/getpdf.aspx/a00075391jpn.pdf
*4  QoS(Quality of Service):機器やシステムが外部に提供するサービス品質の水準。


■ヒューレット・パッカード エンタープライズ(HPE)について
HPEは、エッジからクラウドまでのプラットフォームをサービスとして(as a Service提供するグローバル企業です。あらゆる場所に蓄積される全てのデータの価値を解き放ち、事業の成果を加速させるお手伝いをします。人々の暮らし、そして働き方をより豊かにすることを目指し、数十年にわたって未来の再考とイノベーションを重ね、HPEはユニークながらオープンでインテリジェントなテクノロジーソリューションを提供しています。すべてのクラウドとエッジにわたる一貫性のある利用感により、お客様が新たなビジネスモデルを開発し、新たなエンゲージメントを展開し、運用のパフォーマンスを最大化できるようサポートしています。詳細はwww.hpe.com でご確認ください。

■プレスルーム
https://www.hpe.com/jp/ja/japan/newsroom/press-release.html

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会社概要

URL
https://www.hpe.com/jp/ja
業種
情報通信
本社所在地
東京都江東区大島2丁目2番1号
電話番号
-
代表者名
望月 弘一
上場
未上場
資本金
10億円
設立
1999年07月