「東京都・町田市未来都市研究 2050」の進捗を報告

町田市の高齢者・子育て福祉環境への満足度は高い 新型コロナの影響はすぐには鎮静化せず 多くの市民が郊外型都市の魅力を自覚

東京都・町田市は、都市のハード面、ソフト面の学際的研究機関(未来都市研究機構)を有する東京都市大学と「町田市未来都市研究2050」に関する共同研究協定を2020年4月8日に締結しました。現在、2050 年の未来の町田市について、テクノロジーの進化による都市や市民への影響を踏まえ、シナリオプランニングという新たな手法を用いた共同研究「町田市未来都市研究 2050」に取り組んでいます。
取り組みの進捗状況について、ご報告します。

◆2020年8月までの進捗報告
主な研究活動として、シナリオプランニングの基礎となる外部環境分析として、①既存データ分析、②郊外型都市における住民意識リサーチ、そして未来シナリオを検討するための③PEST分析に基づく有識者ヒアリング調査を実施してきました。まだ、研究成果として最終的な取りまとめが終わってない段階ではありますが、②郊外型都市における住民意識リサーチ、③PEST分析に基づく有識者ヒアリング調査の一部をご紹介いたします。
※「シナリオプランニング」とは、企業が事業戦略を立てる手法の一つで、予測のつかない複数の未来を描くことによって、それらの未来に備える知恵を得ることを目的に行われるものです。

1.郊外型都市における住民意識リサーチ
「郊外型都市」の在り方に関する示唆を得るために、町田市および郊外型の比較3都市(八王子市、所沢市、柏市)1)の合計4自治体の住民に対して、インターネット調査法によるアンケート調査2)を実施しました。町田市および比較都市の各住民におけるシビックプライドに着目して、町田市の特色(伸ばすべき点、伸ばしえる潜在的な点)を抽出する予定です。ここでは、調査結果の一部をご紹介いたします。

飲食・商業環境と、高齢者・子育て福祉環境が住むまちの印象として高い
町田市の住民は、町田市に対してどのような印象を抱いているのかを把握するために、まちの印象を表す40項目を提示し、4件法における「とてもそう思う」「まあそう思う」のTOP23)を合計した人数割合が、図表1、図表2です。それぞれの項目で郊外型都市(4市合計)と町田市の差分が大きい順に並べています。
図表1は、郊外型都市として、調査した4市の合計割合数値よりも、町田市の割合の方が上回ったものです。「夜遊びできる歓楽街がある」、「ファッションや趣味的なものなど、こだわりの店が多い」「飲食店(グルメ)が充実している」といった飲食・商業に関する項目、「高齢者向けの施設、サービスが充実している」、「子育て層向けの施設、サービスが充実している」などの高齢者・子育て福祉環境に関する項目が、郊外型都市と比べても強みになる可能性を示唆しています。
反対に、図表2は、町田市が4都市の合計数値を下回ったもので、今後の課題点となる可能性があります。
図表1 4市合計より町田市が上位の住むまちの印象(差分上位5項目)
  調査項目 4市合計 n=4141 町田市n=996 差分
1 夜遊びできる歓楽街がある 38.2% 49.9% 11.7
2 高齢者向けの施設、サービスが充実している 44.4% 54.8% 10.4
3 ファッションや趣味的なものなど、こだわりの店が多い 35.2% 43.9% 8.7
4 飲食店(グルメ)が充実している 54.9% 61.4% 6.5
5 子育て層向けの施設、サービスが充実している 47.6% 53.9% 6.3

図表2 4市合計より町田市が下位の住むまちの印象(差分上位5項目)

  調査項目 4市合計 n=4141 町田市 n=996 差分
1 先端的な研究機関、大学がある 42.3% 26.9% -15.4
2 治安が良い 59.2% 47.8% -11.4
3 観光名所がある 35.8% 25.1% -10.7
4 よく知られている 60.8% 50.4% -10.4
5 著名な文化人、芸能人、スポーツ選手がいる 34.8% 26.7% -8.1

 

高齢者・子育て福祉環境への満足度も高い
実際に町田市の住民は、どのようなものに満足度が高いのかを把握するために、4件法における「大変満足している」「まあ満足している」のTOP24)を合計した人数割合が図表3です。それぞれの項目で郊外型都市(4市合計)と町田市の差分が大きい順に並べています。郊外型都市の中で、町田市は「高齢者のサポート環境」(差分8.3ポイント)、「子育て環境」(差分4.3ポイント)が、満足度の面からも強みにつながる可能性があると言えます。
図表3 住むまちの満足度(4市合計と町田市の差分上位5項目)

 

  調査項目 4市合計 n=4141 町田市 n=996 差分
1 高齢者のサポート環境 49.7% 58.0% 8.3
2 子育て環境 58.5 62.3% 4.3
3 交流の場・環境 46.2% 49.8% 3.6
4 買い物の利便性 74.5% 77.0% 2.5
5 街のイメージ、雰囲気 54.6% 56.1% 1.6


この他、町田市の住民が感じる、新型コロナウイルスの影響等は、添付のPDFファイルをご覧ください。

◆調査概要
調査対象:町田市、および東京駅から30~40km圏に所在する3つの自治体の市民
調査手法:インターネット調査法
調査対象者:20~74歳の男女個人(調査協力モニター)
サンプル数:4,141サンプル
実施時期:2020年6月26日~7月6日

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