2025年度ソーシャリー・エンゲイジド・アート支援助成決定!
一般財団法人川村文化芸術振興財団による文化助成活動

一般財団法人川村文化芸術振興財団(理事長 川村喜久)では、ソーシャリー・エンゲイジド・アートに対する支援助成事業を2017年に開始し、今回2025年度は8回目の公募と審査を行いました。
2025年度は、昨今の時代の中で多種多様な社会課題の意識が高まり、ソーシャリー・エンゲイジド・アートを通じて「戦争や平和に対するテーマ」、「国境や移民に注目するテーマ」、「コミュニティのあり方に関するテーマ」などを取り上げるプロジェクトが日本国内外から54件(海外3件、国内51件)の応募がありました。今回選ばれたプロジェクトは、このような現代社会に目を向けテーマ設定された10 件の多様なプロジェクトが応募の中から採択され、2025 年度に発表していただきます。
コミュニティや社会にコミットし、地域社会や住民とともに制作や活動を実施し、より良い社会モデルの提示や構築を目指す日本国内で実施されるソーシャリー・エンゲイジド・アートプロジェクトがより活発化していくことを願います。
◎採択団体
2025年度助成対象プロジェクト(全10件のプロジェクト)
■単年度助成額:30万円~70万円/件 総額:440万円
石毛健太+楊いくみ「ニューセレモニー ―団地から考える生と死―」
変種編集室「変種編集室」
Prison Arts Connections「刑務所アート展~壁を超える対話とコラボレーションの創出」
ドキュメンタリー・ドリームセンター「予想もつかない何かと出逢える自由と不安と幸福感 35年前の映像との対話」
特定非営利活動法BARD「102年前の声を共に聴く:松戸朝鮮人虐殺の記憶とこれからの未来(仮称)」
友清ちさと「ホームレス状態の方とその支援・ケアについての協働、対話プロジェクト」
Moche Le Cendrillon「Queer Art Event『貝殻をあつめる、道路に線をのこす』」
art for all「art for all 社会連携プロジェクト」
Knots for the Arts「Knots for the Artsワークショップ in サンタナ学園」
あべさやか「Traveling Tea House プロジェクト」
(順不同)
■長期助成額:50万円/件 2023年度から継続支援
Donʼt Follow the Wind
◎2023年から始まったソーシャリー・エンゲイジド・アート長期支援助成について
当財団では、多くのソーシャリー・エンゲイジド・アートプロジェクトは単年ではなく、長期間にわたって行われるケースが大半です。その活動の特性を鑑みて、「ソーシャリー・エンゲイジド・アート長期支援助成」が2023年度より立ち上がりました。
「ソーシャリー・エンゲイジド・アート長期支援助成」は、国内で実施されている質の高いソーシャリー・エンゲイジド・アートプロジェクトに対して顕彰(けんしょう)し、複数年にわたって支援することを目的としております。
助成プロジェクトの選考に当たっては、すでにその活動が一定の評価を得ており、ソーシャリー・エンゲイジド・アートへの理解を促し、ソーシャリー・エンゲイジド・アートの新たな可能性を示すプロジェクトであることとして、助成対象プロジェクトを決定いたしました。
第一回目の「ソーシャリー・エンゲイジド・アート長期支援助成」は2013年から活動を開始している「Donʼt Follow the Wind(ドンド・フォロー・ザ・ウィンド)」と致しました。
◎審査員 ※長期助成は除く
工藤安代(NPO法人 ART&SOCIETY 研究センター 代表理事)
清水知子(東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科准教授)
藤井光(アーティスト)
藪前知子(東京都現代美術館学芸員)
ソーシャリー・エンゲイジド・アート支援事業
一般財団法人川村文化芸術振興財団
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