独立系VCのOne Capital、最新版「バーティカルSaaS カオスマップ」を公開
製造・建設業ではプレイヤーが増加するも、金融・保険業など規制産業への参入は依然として少ない状態が続く
日本のSaaS市場は2023年内に約1.4兆円、2027年には約2.1兆円(富士キメラ総研調べ)になると言われており、今後も拡大の余地が見込まれます。特に昨今は業界特有の課題を解決する「バーティカルSaaS」が国内で存在感を高め、急成長するスタートアップが増加しています。
2020年より作成している「バーティカルSaaS カオスマップ」について、最新版を作成しましたので公開いたします。
バーティカルSaaS プロダクト数のトレンド
最も多くのプロダクトが存在するのは昨年同様「Medical / Nursing」で、その数は33サービスにのぼることがわかりました。
一方で、「Insurance」「HR」「Finance」はプロダクト数が最も少なくなっています。これらが規制産業であるため、参入する企業が少ないためだと考えられます。しかし、逆にこれらのセクターに参入できれば、競争の少なさからMoatを築くことができ、大きなビジネスチャンスとなるかもしれません。
昨年比でプロダクト数が最も増加したのは「Manufacturing」で、前年比80%増となっています。今回新たに4つのサービスを追加しました。
その代表例として、図面管理から案件管理、見積書発行まで一気通貫で支援するサービス「匠フォース」があります。同プロダクトを提供する東大発スタートアップの匠技研工業は、2023年6月にジェネシア・ベンチャーズや東大IPCなどから約2億円を調達。累計調達額は約2億円、評価額は約11億円となっています。
解説記事では、セクター別の資金調達動向についても触れています。ぜひ、ご覧ください。
解説記事:https://onecapital.jp/perspectives/vertical-landscape-2023
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会社概要
会社名 | One Capital株式会社 |
代表者 | 代表取締役CEO 浅田慎二 |
設立年月 | 2020年4月 |
事業内容 | SaaSに特化したVCファンドの運用、出資者のDX支援、SaaSの開発 |
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お問い合わせ先 | one@onecapital.jp |
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