【東京ビエンナーレ2023】「大丸有アートアクション」全作品展示開始! 三菱一号館美術館によるアート巡りルート&ギャラリーツアーを公開
~この春リニューアルした「マルチカ」「丸の内ハウス」のおすすめグルメスポットもご紹介~
大丸有アートアクション実行委員会は、2年に1度開催する国際芸術祭「東京ビエンナーレ 2023」の会場の一つである、大手町・丸の内・有楽町エリア(以下 大丸有エリア)で、アートイベント 「大丸有アートアクション」を9月23日より実施しています。すでに公開した3プロジェクトに加えて、IMM東京 公募展「It’s Not a Cultural Showcase, but a Window to the Soul」を10月7日より公開し、すべてのプロジェクトをご覧いただけるようになります。
また、丸の内にある三菱一号館美術館の学芸員によるギャラリーツアーの開催も決定いたしました。ご自身でもアート巡りをしていただけるおすすめルートも公開しますので、大丸有エリアで「芸術の秋」をお楽しみください。
IMM東京 公募展「It’s Not a Cultural Showcase, but a Window to the Soul」(IMM Open Call Project Team 2023)
イミグレーション・ミュージアム・東京(IMM東京)は、日本国内に在留する海外ルーツの人々の日常生活や、言葉だけでは伝えきれない想いを、現代アートの手法を用いて表現するプロジェクトです。「ミュージアム」という名称でありながら施設を持たず、これまで、街なかの空き店舗や教会、古民家などを転々と移動しながら展示やイベントを開催してきました。
東京ビエンナーレ2023「大丸有アートアクション」では、オフィスビル等のフロアの一角にある「ショーウインドウ」にアート作品を展示し、まちなか美術展として実施します。展覧会名の「It’s Not a Cultural Showcase, but a Window to the Soul」は、「それは文化のショーケースではなく、心の窓」を意味します。東京のまちなかで「都会にあるエアポケット」と出会い、その出会いが作品のイメージとともに鑑賞者や出展者の記憶の一部となる——そのような、場所と記憶が連鎖(リンケージ)するような公募展を目指します。
https://tokyobiennale.jp/tb2023/event/imm-open-call-exhibition/
●IMM主宰 岩井成昭のコメント
2010年に始動した「イミグレーション・ミュージアム・東京(IMM)」」は、在留外国人や、日本国籍の有無を問わず海外ルーツを持つ人たちの文化や価値観を視覚表現として紹介することを目的にしています。
本年で3回目となるIMM公募展の試みは、東京ビエンナーレとの連携で実現しました。海外ルーツをもつ人々に作品公募を実施したところ37名の応募があり、東京駅周辺のビル5箇所に点在する15個のショーウインドウに作品が展示されます。
IMMの活動は、在留外国人の生活や存在を、日本社会の中で「可視化する」ことも目的の一つです。今回の公募展が、作者と鑑賞者の文化背景を共有する場として開かれることを願っています。
【会場】 大手町ビル、三菱ビル、新東京ビル、国際ビル、有楽町電気ビル
【期間】 10月7日(土)~11月5日(日) ※左記期間内で調整
【アーティスト/メンバー】 IMM Open Call Project Team 2023:岩井成昭(美術家/イミグレーション・ミュージアム・東京 主宰)、櫻井莉菜・西川汐(プロジェクトコーディネーター)
協力:アートアクセスあだち 音まち千住の縁、秋田公立美術大学
芸術の秋に!三菱一号館美術館が提案する“アート巡り“おすすめルート
オフィスビルが立ち並ぶ大丸有エリアですが、決して無機質なビジネス街ではなく、たどっていくと意外な視点を見つけることができます。ビルの隙間を探検しながら、大丸有の歴史ある建物や丸の内ストリートギャラリー、東京ビエンナーレ2023の作品をめぐり、芸術の秋を楽しんでみるのはいかがでしょうか。
さらに、本ルートを三菱一号館美術館の学芸員による解説付きで巡るギャラリーツアーも開催いたします。
【大丸有エリア 東京ビエンナーレ作品を巡る おすすめルート】
★マークは三菱一号館美術館 学芸員の野口玲一による作品を楽しむためのひとことコメントです!
作品を巡る際の参考にしてみてください。
1. シャーロット・デ・コック「Hypernova」大手町ファーストスクエア(南側壁面)
★「人生は美しい!」アーティストの活力溢れるメッセージを受け止めてほしい。
2. 丸の内ストリートギャラリー
★日本の現代美術を代表する作家たちの作品に気軽に触れてみて!
3. 薄久保香「すぐ傍にみつけたあなたの分身」三菱商事ビル
★丸の内で働く手をスタイリッシュに取り上げた作品。
4. 明治生命館、静嘉堂文庫美術館 ※静嘉堂文庫美術館の入館には入館料が必要です。
★10月7日から開静嘉堂文庫コレクションの白眉である東洋陶磁の名品展が開催されます。
5. 一号館広場、「三菱一号館美術館」ロートレック仮囲い装飾
6. 薄久保香「すぐ傍にみつけたあなたの分身」国際ビル
★丸の内で働く手をスタイリッシュに取り上げた作品。
7. スローアートコレクティブ「Slow Art Collective Tokyo」 スリットパーク
★大丸有エリア全体を通しての「東京ビエンナーレ」の楽しみ方
アーティストたちがビジネス街で作品を展開することの意味を考えた作品が提示されました。丸の内の街としての性格や魅力とあわせて作品をお楽しみください。
■ギャラリーツアー 開催概要
【タイトル】 「都市と美術館」~番外編~ 三菱一号館美術館と巡る、東京ビエンナーレ2023「大丸有アートアクション」ギャラリーツアー
【日程】 ①10月7日(土) 13時~15時 ②10月20日(金) 13時~15時
【ガイド】 三菱一号館美術館 上席学芸員 野口玲一
【集合場所】 丸の内テラス広場(東京都千代田区丸の内1丁目3-4)
【参加方法】 詳細・お申込み方法は東京ビエンナーレ2023WEBサイトをご覧ください。事前のお申し込みが必要です。
定員に達し次第受付終了いたします。
https://tokyobiennale.jp/tb2023/event/dx02/?lang=ja
■三菱一号館美術館特別企画|トーク「都市と美術館」成長するアートプロジェクトも開催!
「東京ビエンナーレ2023」特別企画として、三菱一号館美術館の学芸員・野口玲一と東京ビエンナーレ 2023総合ディレクター・中村政人によるトークイベントを開催します。今回の「都市と美術館」は「美術館の活動」を広い視点でとらえ直す企画で、美術館とまちがコミットする方法を探ります。
【日時】 10月19日(木) 18時30分~20時(18時開場)
【会場】 3×3 Lab Future(東京都千代田区大手町 1‐1‐2 大手門タワー・ENEOS ビル 1階)
【詳細 URL】https://tokyobiennale.jp/tb2023/event/dx01/?lang=ja
アートとともに楽しみたい!丸の内おすすめグルメスポット3選
丸の内には、人気店から国内初出店のお店、地方から都内に初出店したお店など、個性豊かなショップやレストランが立ち並びます。2023年4月には丸ビルB1階「マルチカ」や新丸ビル7階「丸の内ハウス」がリニューアルしました。今回は、東京ビエンナーレ2023「大丸有アートアクション」と合わせてお楽しみいただきたいグルメスポットをご紹介いたします。
■BUTTER 美瑛放牧酪農場
北海道美瑛町の広大な放牧場でストレスなく育った牛から採れた牛乳で、世界で初、店舗にてフレッシュなバターを製造販売。
フレッシュバターをはじめ、乳製品や「ジャパンチーズアワード」でグランプリを受賞したチーズ、スイーツなどが並びます。中でも、自慢のバターと美瑛小麦で作るビスケットは手土産にもオススメです。20 種類のビスケットからお好きなものを選んで詰められる、オリジナルの「ビスケット缶」もお作りいただけます。カフェでは、100gのバターが1本ついたホットケーキやチーズフォンデュなど、美瑛のおいしさが詰まったメニューをお楽しみいただけます。
・ビスケット小缶 3,520円~(税込)
・『ミルクを食べるバター』を食べるホットケーキ 2,420円(税込)
https://www.marunouchi.com/tenants/10351/index.html
■中国茶専門店 RIMTAE(リムテー)
目の前でゆっくりと花が咲く「工芸茶」や、手軽に味わえる本格中国茶を販売する中国茶専門店です。味・香・色にこだわり抜いた、バリエーション豊かな中国茶を販売するほか、店内のイートイン席やテイクアウトでも楽しむことができます。だんだんと秋めいてきた気候の中、ほっこりするような中国茶を片手に、丸の内仲通りを散策したり、アート巡りするのもおすすめです。
・本格派ティーバッグ(1P) 200円~(税込)
・工芸茶 490円~(税込)
中国茶教室~入門編~
リムテーの店舗では中国茶を基本から学べる「中国茶教室」も開催しています。アート巡りを楽しんだ後に、自分自身の五感で味わえる中国茶の世界を体験してみてはいかがでしょうか。
2つのコースからお選びいただけます。
① 中国茶入門:中国茶のキホンと淹れ方体験
味と香りのバリエーションの豊かさが魅力の中国茶。この講座では、お茶の種類や特徴をお伝えし、茶葉を見比べ、のみ比べて違いを体験しながら、茶器を実際に手に取って扱い方や手順を学べます。
② 烏龍茶入門:烏龍茶の産地と特徴~のみ比べて体感~
黄金色の花の香りのお茶や、琥珀色の果物の香りのお茶など多種多様な烏龍茶。この講座では、産地、品種、製法が異なる数種類の烏龍茶を美味しくのみ比べて違いを体験しながら、基礎的な知識も学べます。
【日程】10月13日(金)、14日(土)、11月10日(金)、11日(土)、12月8日(金)、9日(土)
【時間】a. 11:30~12:00、b. 13:30~14:30、c. 15:30~16:30、d. 17:30~18:30
(※18:00~も可能です。ご相談ください。)
【定員】各回3名様まで
【料金】お一人様 ¥3800(税込) 中国茶3種、お茶菓子、テキスト代混み
【ご予約方法】店頭、またはお電話(03-6256-0710)にてお問い合わせください。
■Koko Head cafe / 丸の内ハウス(新丸ビル7階)
2014年にハワイ・ホノルルで誕生した人気カフェ「Koko Head café」の日本第一号店。アジアンテイストのハワイアンフードを多数ラインナップしています。「丸の内ハウス」では、テイクアウトしたメニューをテラス席でお楽しみいただけます。「大丸有アートアクション」でアート巡りをした後に、東京駅の駅舎が見える開放的なテラス席でハワイアンメニューを味わってみるのはいかがでしょうか。
・ハワイアンプレート1,980円(税込)
・ピニャコラーダ 1,200円(税込)
※価格は10月5日時点。メニュー変更にあたり価格が変更となる場合があります。最新情報はWEBサイトをご確認ください。
東京ビエンナーレ以外にも!丸の内で楽しめるアートスポット情報
■丸の内ストリートギャラリー
1972年より三菱地所株式会社と公益財団法人彫刻の森芸術文化財団が、 芸術性豊かな街づくりを目指し、 丸の内仲通りを中心に近代彫刻や、世界で活躍する現代アーティストの作品を、 数年に一度入れ替えながら展示しています。
https://www.marunouchi.com/lp/street_gallery/
■一号館広場の仮囲い装飾
三菱一号館美術館は、設備入替および建物メンテナンスのため2024年秋まで休館中ですが、同館が所蔵するトゥールーズ=ロートレックの28作品をダイナミックにコラージュした仮囲い装飾を設置中です。この装飾は美術館のロゴマークを制作した服部一成氏によるデザインです。※2024年まで設置予定
https://mimt.jp/blog/museum/12448/
■静嘉堂@丸の内(静嘉堂文庫美術館)
静嘉堂は創設130周年の昨年10月、創設者 岩﨑彌之助(三菱第二代社長)が美術館建設を願っていた東京丸の内の重要文化財・明治生命館1階に、展示ギャラリーを新設しました。彌之助と息子・小彌太(三菱第四代社長)の父子二代によって創設・拡充された静嘉堂は、《曜変天目(稲葉天目)》をはじめとする国宝7件、重要文化財84件を含む、およそ20万冊の古典籍と6,500件の東洋古美術品を収蔵しています。
●開館1周年記念特別展 二つの頂 ―宋磁と清朝官窯
陶芸技術の粋を極めた中国陶磁の歴史上、二つの頂点といえるのが宋代の陶磁器と清朝の官窯磁器です。本展では、岩﨑彌之助が明治期に蒐集した清朝官窯をはじめ、その嗣子・小彌太蒐集にかかる宋磁を精選し紹介します。
【会期】 2023年10月7日(土)~12月17日(日)
イベント等詳細はWEBサイトをご覧ください。https://www.seikado.or.jp/
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