日本における数少ない介護テックの活用によって、超高齢社会を支える介護インフラ実現を目指すイチロウ 〜シリーズAラウンドで2.2億円の資金調達を実施〜
オーダーメイド介護サービス「イチロウ」を運営するイチロウ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:水野友喜、以下 イチロウ )は、三井住友海上キャピタル、Open Network Lab・ESG1号投資事業有限責任組合(通称:Earthshotファンド)、みずほキャピタル、ちゅうぎんキャピタルパートナーズ、セゾン・ベンチャーズ、個人投資家1名を引受先とした第三者割当増資により、シリーズAラウンドとして2.2億円の資金調達を実施し、当社の社名(商号)を「株式会社LINK」から「イチロウ株式会社」に変更したことをお知らせします。
- 資金調達の背景
オーダーメイド介護サービス「イチロウ」は公的介護保険では支援が受けられない在宅介護ニーズに対して、オンライン上でケアパートナー(介護士)をマッチングし派遣するサービスです。介護技術と相性を考慮した独自のアルゴリズムによる高いマッチングと「24時間365日サポート可能」「急な依頼にも最短即日対応可能」など被介護者とご家族に寄り添ったサービス提供、ケアパートナーの努力が評価(報酬)として報われ、多様な働き方が認められるシステムにより、2019年10月のサービス開始以来、ケアパートナー登録数が累計2,200人を超え、2022年の利用額が前年比400%以上とサービスを拡大中です。今回の資金調達は、全国展開に向けたエリア拡大とサービス強化のためのプロダクト開発、人材採用及びマーケティング強化に投資する予定です。
- 投資家からのコメント
・三井住友海上キャピタル プリンシパル 細井 健太郎 氏
前回ラウンドに引き続き、イチロウ社へ出資いたしました。公的な介護保険制度は現在の日本の高齢化社会を支える礎となっています。一方で、利用にあたっては細かなルールがあり、残念ながら利用しにくい側面も存在しています。
イチロウ社の保険外介護サービス『イチロウ』は、ユーザーのニーズに応じて自由度の高いサービスを提供することが出来、既存の保険制度と組み合わせて活用することで、介護が必要な方、および、そのご家族のQOLを上げることのできる画期的な仕組みです。同社サービスを、介護を必要とされる多くの方に届けられるよう、また、同社の今後の更なる成長に向け、引き続き支援を行ってまいります。・デジタルガレージ オープンネットワークラボ推進部 マネージャー 田端 俊也氏
当社のアクセラレータープログラムOpen Network Labの16期卒業生として創業当初から出資しておりましたが、Earthshotファンド”より追加で出資をさせていただきました。高齢化が加速する中で介護における様々な課題が噴出しており、特に介護の現場では利用者のニーズを柔軟に素早く対応する必要がある一方、介護士の働き方も支援をする必要があります。このような状況で水野さんの介護士の経験を結集した介護DXサービス「イチロウ」によって利用者・介護士の両者により良い介護環境を提供し、着実に成長をしている姿を見て出資を決断いたしました。誰もがより良い暮らしを実現するために介護の社会課題を解決するスタートアップとして引き続きご支援させていただきます。
・みずほキャピタル 投資第5部 シニアインベストメントマネージャー 加藤 大理 氏
日本は、超高齢化社会に突入し、今後急速な要介護者の増加が見込まれます。一方で、介護保険をベースにした既存の介護サービスは、多くの課題を抱えており、既存の仕組みのみで今後の日本社会を支えていくことは非常に困難な状況です。水野さんは、長年の介護現場での経験から、業界を熟知し、課題を適切に捉えることで、ユーザードリブンなサービスを作り上げており、順調にトラクションを獲得しています。今後、持続可能な介護社会を支える必要不可欠なサービスへ進化していくことに期待し、出資させていただきました。今回のご出資を契機に、みずほグループ一丸となって、イチロウ社を支援して参ります。
・ちゅうぎんキャピタルパートナーズ 取締役 石元 玲 氏
私たちは、高齢者とその家族における社会活動の質的向上に、公的介護保険に依存しないサービスが貢献するであろうと着目しておりました。オーダーメイドの介護サービスは利用者やサポートする介護士の方々の最適なマッチングが重要です。
イチロウ社のマッチングアルゴリズムは今後の成長と競争力のベースであり、その設計思想は今回の出資の決め手の一つになりました。まずは首都圏を中心とする都市部での普及が想定されますが、私たちのいる瀬戸内エリアにおいても、イチロウ社の存在がなくてはならないサービスになることを期待して、一緒に事業開発に努めていきたいと考えております。
・セゾン・ベンチャーズ マネージングディレクター 福井 義高 氏
弊社が属するクレディセゾングループでは、中期経営計画において「総合生活サービスグループへの転換」を掲げております。中でも、「あらゆる「困りごと」を起点に既存の価値観を変革し新しい価値を創造する」イノベーティブな取り組みにも注力しております。加えてサステナビリティに関する基本的な考え方において「働き方改革」への貢献を目指しております。かかる中、「日本の介護をあるべき姿へアップデート」「IT・技術を中心とした新しい介護の仕組み、日本の超高齢社会を支える礎となる大きなプラットフォーム」の構築を目指すイチロウ様のご成長への貢献は弊社としても大変に喜ばしいことであり、今後の一層のご発展に期待しております。
・個人投資家 坂野 哲平
高齢化に伴い、急増する社会保障費や働き方改革を背景に、医療DX・介護DXは解決手段として最も着目されています。医療・介護の皆保険制度の崩壊も必然性であり、選択型の医療・介護にシフトしていきます。
介護DXの担い手としてベンチャー企業の果たす役割に大きな期待が寄せられており、中心プレイヤーとしての活躍を期待し、出資させて頂きました。
・ブラッククローキャピタル 代表パートナー 菅原 康之 氏
世界で最も高齢化が進んでいる日本。2022年9月の調査では29.1%となり、2023年にはとうとう30.0%を超えるという状況です。さらに追い打ちをかけるのが、成熟社会となった日本において、医療・介護を中心とした財政負担の適正化も進めていかなければいけないという状況です。イチロウ社が運営する保険外訪問介護サービス「イチロウ」は、そのような高齢化社会の課題を直接解決するサービスであり、そして市場変化を掴み大きく成長を続けています。今回さらに多くの投資家から出資を得られたのも社会課題の解決と実績の両方が伴っているからだと感じます。今回調達した資金を元に、日本を代表するケアテックカンパニーになるよう、さらに頑張ってほしいですし、我々も引き続き隣で支えていきたいと思っております。
- イチロウ代表 水野のコメント
この度、既存投資家2社と新規投資家4社の方々とのご縁をいただき、シリーズAの資金調達を実施致しました。現在の公的介護保険内で提供される訪問介護事業は「長時間使うことができない」「使いたい時にすぐに使えない」など制約が多く、被介護者・ご家族のニーズを賄えていない状況となっております。イチロウは、在宅介護のラストワンマイルとなるべく、利便性の高い高品質なサービスをリーズナブルな価格で提供することで、介護をする家族が無理なく在宅介護を続けられる環境を提供しております。日本から生まれる数少ない介護テックとして、これから迎える超高齢社会において人々の日常生活に欠かせないサービスを提供する介護インフラとなるべく一意専心して参ります。
- オーダーメイド介護サービス「イチロウ」 について
「データで見るイチロウ」 インフォグラフィックス公開中です
https://ichirou.co.jp/infographics/
- イベント開催について
イチロウが介護の世界を変える 〜資金調達(シリーズA)の舞台裏〜
・日時
3月27日(月)19:00開始予定
・登壇者
菅原 康之氏(ブラッククローキャピタル 代表パートナー)
細井 健太郎氏(三井住友海上キャピタル株式会社 プリンシパル)
水野 友喜(イチロウ株式会社 代表取締役)
・申し込みURL:https://ichirou-fundraising2023.peatix.com/
- イチロウ株式会社 概要
代表者:代表取締役 水野 友喜
所在地:東京都渋谷区渋谷2丁目2-17 トランスワークス青山
設立:2017年4月
事業:オーダーメイド介護サービス「イチロウ」の運営
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