香りと安心安全にこだわった「セイロンシナモンパウダー」を新発売！

株式会社カネカサンスパイス

2024年7月11日 09時00分

株式会社カネカサンスパイス（本社：⼤阪市淀川区、代表取締役：岡⽥博之）は、古くから上品で繊細な香りが高く評価され、近年では様々な研究成果が発表されたことで話題を集めている「セイロンシナモンパウダー」を、EC、業務用の市場で同時発売します。

■セイロンシナモンとは？

一般的に「シナモン」として流通しているものは、スリランカで生産される「セイロンシナモン」と、中国やベトナムなどで生産される「カシア」とに分けられます。セイロンシナモンは、外樹皮を丁寧に剥いでいく工程など大変な手間を掛けて生産されるので、カシアに比べて高価となりますが、海外では「True Cinnamon（本当のシナモン）」と呼ばれ、カシアとは区別し珍重されています。

■「シナモン」の国内流通状況

財務省輸入統計※によると、国内に輸入されたシナモンのうち、96%が中国やベトナムなどから輸入された「カシア」、4%がスリランカから輸入された「セイロンシナモン」となり、その輸入価格も、セイロンシナモンは、カシアの2.5～3.0倍となっています。※

その希少なセイロンシナモンは、業務用ではほとんど流通しておらず、小売りでの流通が主と考えられ、特に冬場においては、ECにおけるスパイス販売ランキングの上位を独占するほどの人気があります。習慣的に、紅茶やバナナやヨーグルトなどと合わせてセイロンシナモンを食する消費者は、安心安全を重視するため、有機JAS認証のものが選ばれる傾向があります。

※2023年全期「けい皮及びシナモンツリーの花」

■「セイロンシナモンパウダー」の中でもグレードがある

前述で、セイロンシナモンパウダーは、「外樹皮を丁寧に剥いでいく」と触れましたが、この外樹皮も安価な原料として販売されており、国内においても、先ほどの財務省統計の輸入価格から、そのうちの相当量が、外樹皮を全部あるいは一部使用したパウダーであることが推定されます。外樹皮は、古い細胞が表出したものであり風雨に長年さらされてきた影響で、内樹皮に比べて香りが劣ります。

国際取引の場においても、内樹皮100%のシナモンパウダーは、外樹皮100%のものに比べ約2.0倍高い設定となっています。

以上の調査結果から、当社は「世界で評価される本物のスパイスを提供したい」との思いから、高価なセイロンシナモンパウダーのなかでも、上品で繊細な香りが際立つ内樹皮のみを限定使用し、且つ消費者のニーズが高い有機JAS認証のセイロンシナモンパウダーを発売します。