(株)ゼブラアンドカンパニーが英治出版のパーパスと"会社らしさ”を守る事業継承をサポート

Zebras and Company

2024年4月5日 09時00分

株式会社Zebras and Company（ヨミ：ゼブラアンドカンパニー、本社：東京都港区麻布十番、代表取締役：阿座上陽平、田淵良敬、以下Z＆C）は、先日2月29日に発表された、英治出版株式会社（本社：東京都渋谷区、代表取締役：原田英治）との事業承継について、パーパスや組織文化を守りながら事業と株式の譲渡を行うための対話と仕組みづくりの支援を実施いたしました。
※参照：英治出版プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000041064.html

　今回は事業承継の目的に沿う手法のひとつとして、*種類株の中でも拒否権をもつ「黄金株」を活用することでパーパスや組織文化を守りながら株式譲渡を行うというスキーム作りを開発・サポートしました。

*：2024年3月、株式会社Zebras and Company調べでは日本で初の公表事例となります

▼参考記事

『パーパスと組織文化を成長のエンジンとした、黄金株を使ったM&A』

https://www.zebrasand.co.jp/2549

各ステークホルダーと対話を重ねて丁寧に進めたことによって、買い手側や売り手側一方だけが有利になるのではなく、ステークホルダーが同じ方向を向いていける様なM&Aの座組が成立しました。

今後も、持続的で健康的な企業経営や事業承継の選択肢が増えていく支援やスキーム開発を通し、日本においてパーパスや組織文化を保ち得る長期的経営の普及を進めて参ります。

関係者からのコメント

英治出版株式会社代表取締役原田英治さんのコメント

応援する株主と、関わってくれた全ての仲間と共にできた英治出版。偶然やご縁を大切にしてできた会社をもう一度作ることはできません。奇跡的に存在する会社のバトンをいかに渡すのか。秘密裏に進めることが多い買収ですが、社員との対話を重視し、不安をワクワクに変える時間とプロセスを持てたと思います。ゼブラ＆カンパニーの「英治出版らしく」に寄り添った支援で誰にとってもハッピーを実現できたことに感謝しています。

英治出版株式会社取締役編集長高野達成さんのコメント

「楽しみですね」。最終的な意思決定を行う直前、若手メンバーの一言を嬉しく思いました。「早く行きたければ一人で行け。遠くへ行きたければ皆で行け」。事業承継も同じではないでしょうか。関わる皆が納得し、未来にワクワクして進んでいけるものにしたい。全社で対話を重ねるプロセスを経たことで、英治出版らしい承継の形を見出すことができました。思いを理解し粘り強く伴走いただいたゼブラ&カンパニーの皆様に感謝しています。

株式会社Zebras and Company代表田淵良敬のコメント

昨年の米パタゴニアの事業承継やZebras Uniteがコロラド大学教授と共に発案した「Exit to Community」など、海外でも、パーパスを軸にした株主再構成などが見られます。本件は、英治出版さんが大事にされてきた社員や株主間での対話を通じて、関係者に同じ方向を向いてもらうことが鍵でした。結果として、英治出版さんがもっていたパーパスや組織文化をこれからの成長の礎にできた事業承継/M&Aの事例だと思います。英治出版さんのこれからの新たな旅路を楽しみにしています。

以上

▼株式会社Zebras and Company（ゼブラアンドカンパニー）とは

「Different scale, Different future （新しいものさしがあれば、新しい成長が起こし、新しい未来が作れる）」をテーマに、誰もが社会課題解決と持続的で健康的な企業経営に挑戦できる「優しく健やかで楽しい社会」を目指し、投資と経営支援を行う会社です。投資・経営支援、行政や金融企業との連携、「ゼブラ企業」に関するリサーチと情報発信を通してゼブラ的経営を体系化し、「ゼブラ企業」という概念が全ての企業に実装され新たなビジネスモデルの可能性を広がる世界を目指しています。

https://www.zebrasand.co.jp