【フェアトレード ミリオンアクションキャンペーン2023開催報告】目標を上回る207万のフェアトレードアクション達成!

生産者団体ネットワークCLACを通して気候変動基金に207万円を寄付

認定NPO法人フェアトレード・ラベル・ジャパン(東京都中央区/事務局長 潮崎 真惟子、以下フェアトレード・ジャパン)は、フェアトレード月間である5月にフェアトレード ミリオンアクションキャンペーン2023を開催し、目標の200万アクションを超える207万1,837アクションを達成しました。また、今年から1アクションにつき1円を生産者へ寄付する企画を立ち上げ、今回のキャンペーンの結果207万1,837円をフェアトレード・インターナショナルのメンバー組織である中南米生産者ネットワークCLACを通して、途上国の生産者組合へ寄付金として届けることになります。今回の寄付金は今年のキャンペーンテーマのひとつ「環境」に関する取り組みである、気候変動基金として、各生産者組合の実施する事業に充てられます。寄付金の送金や、活用報告などは、HPでお伝えしてまいります。

■キャンペーン総括:フェアトレード・ラベル・ジャパン 事務局長 潮崎真惟子

今年は新たに1アクション=1円が開発途上国の気候変動基金への寄付になるキャンペーンとして展開し、環境問題に関心のある多くの方からも協力を得てフェアトレードの新たな広がりをつくることが出来ました。全国の皆さまの素晴らしい活動により無事に200万アクションを達成することができ、協賛企業のお力も借りて総額207万1,837円を寄付として送ることができます。2年で2倍のアクション数を実現した形となり、フェアトレードの広まりを改めて実感する形となりました。著名人アンバサダーのお力添えもありメディア掲載が増えたこともフェアトレードを広める鍵となっています。

特に今年は農林水産省やJICA等の政府系機関からも後援をいただけたことや、大学生などのZ世代によるフェアトレードを広げようという活動が活発化したことで、産官学そして市民団体・フェアトレードタウン等のクロスセクターでのフェアトレードの取組みが目立ちました。社会課題解決を進める上で重要な「業界を超えた連携」を生む機会としても、キャンペーンが活かされることを嬉しく思います。多くの皆さまの多大なお力添えに改めて心より感謝申し上げます。


■中南米フェアトレード生産者ネットワーク団体CLACについて

中南米フェアトレード生産者ネットワーク団体CLAC (The Latin American and Caribbean Coordinator of Small Fair Trade Producers and Workers) は、ラテンアメリカ及びカリブ地域の24ヶ国において約1000団体の小規模生産者・労働者組織が加盟するフェアトレード組織のネットワーク団体です。中南米地域でフェアトレードの理念と価値観を広め、地域の人々が現状を自身の力で変えていく主体となり、より公正で公平、かつ持続可能な世界の実現に貢献するために活動しています。CLACはフェアトレード・インターナショナルを構成する生産者ネットワークの一つとして、生産者の声をフェアトレード認証の仕組みに反映させています。


■アクション事例

●初!キャンペーン公式POP-UPショップを渋谷・大阪でW開催 青山学院大学との産学連携プロジェクトも

初となるキャンペーン公式POP-UPショップを渋谷スクランブルスクエア、阪急うめだ本店にてW開催しました。

渋谷スクランブルスクエアではフェアトレード大学である青山学院大学との産学連携プロジェクトとして、企画・運営に青山学院大学総合文化政策学部のフェアトレード・ラボの学生が入りました。また、世界フェアトレード・デーにはキャンペーンアンバサダーである髙梨沙羅さん、末吉里花さんにお越しいただきトークイベントを開催しました。(協力:株式会社Innovation Design)

阪急うめだ本店では、フェアトレード商品の販売の他、トークイベントや小川珈琲 堺町錦店によるネルドリップ体験なども行われました。

 
●10名にアンバサダーの就任。アンバサダーによるイベント登壇やSNS投稿なども活発

今年は10名のアンバサダーに就任いただきキックオフイベントやトークイベントへのご登壇、SNSでの発信などご協力いただきました。


●店頭での様子

(左から:有限会社シサム工房、ホットマン株式会社、株式会社IMAI企画)

キャンペーン共通POPを店頭やHP、企業SNS、飲食店にて使用いただきミリオンアクションキャンペーンをPRしたほか、オリジナル商品の提供なども行われました。またフェアトレードタウン・市民団体によるイベント等も全国で多く開催されました。


■ キャンペーン開催の背景

フェアトレードはSDGsのすべてのゴール達成に寄与すると言われています。児童労働や強制労働禁止などの人権面のイメージが先行するフェアトレードですが、人権面にとどまらず経済・環境・社会の3つの側面から国際フェアトレード基準(※)は作られおり、昨今の国内におけるSDGsの認知の高まりや、環境や人権などを意識しサステナブルな消費活動を選択する消費者が増える中で、フェアトレードの市場も急速に拡大しています(2021年には市場規模が前年比20%増の158億円を記録し急速に拡大)。
私たちは本キャンペーンを通して途上国の生産者や環境、未来の地球を守り続けるために、日常的にフェアトレードが選択される世界が実現されることを目指し活動を行います。


■ 今年のテーマは “環境(地球環境・気候変動)”と“ギフト”
・環境への効果も大きいフェアトレード。例えば、国際フェアトレード基準には土壌や水源の保全や、環境に配慮した適切な農薬の使用が含まれ、オーガニック栽培も奨励しています。また、生産者は気候変動に対応していくためのトレーニングを受けることが出来ます。キービジュアルには生産者が農産物を作っている様子や地球環境が想起されるデザインを取り入れています。
・フェアトレード商品は少し高いというイメージから、普段自分のために購入することにハードルを感じる方がいます。そんな方でも「大切なひとに贈るギフトはサステナブルなものにしたい」と思うケースは増えていると言われ、フェアトレードは最適なギフトでもあります。5月は子どもの日や母の日、そして6月にある父の日など大切な方へのギフトとしてフェアトレード商品を贈ることを提案します。

■ キャンペーン概要

・名称:フェアトレード ミリオンアクションキャンペーン2023

・キャンペーンキャッチコピー:この星とあなたのために 今贈りたいもの フェアトレード

・キャンペーン期間:5月1日(月)~5月31日(水)※一部4月末実施の関連イベントも含む

・参加方法:フェアトレード商品を購入、SNSに#fairtrade2023をつけてフェアトレードに関する内容を投稿、フェアトレードのイベントに参加などフェアトレードに関するアクションを行う


【認定NPO法人フェアトレード・ラベル・ジャパン】

1993年設立。国際フェアトレードラベル機構(Fairtrade International)の構成メンバーとして、日本国内における国際フェアトレード認証ラベルの認証・ライセンス事業、フェアトレード の啓発・アドボカシー活動を行う認定NPO法人です。国際フェアトレードラベル機構は、公正な取引を通じた世界の貧困問題の解決、生産者の持続可能な生活の実現を目指して1997年設立された国際組織。現在開発途上国 71カ国・190万人以上の生産者・労働者と消費国30カ国メンバーが参加しています。

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会社概要

URL
https://www.fairtrade-jp.org/
業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都中央区日本橋富沢町11-6 英守東京ビル3階
電話番号
-
代表者名
堀木一男
上場
未上場
資本金
-
設立
1993年11月