サイバートラストと東京システムハウス、レガシー化した基幹システムのメインフレーム移行支援サービスを提供開始

～「MMS for MIRACLE LINUX」により、既存のCOBOL資産の再活用をOSSのメリットを最大限に活かして包括的に支援～

サイバートラスト株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：北村 裕司、以下：サイバートラスト）と東京システムハウス株式会社（本社：東京都品川区、代表取締役社長：林 知之、以下：TSH）は、レガシー化した基幹システムを対象に、MIRACLE LINUX上で動作するオープン環境へ移行するメインフレーム移行支援サービス「MMS for MIRACLE LINUX」の提供を2023年9月11日（月）より開始します。

本サービスにより、属人的な運用やセキュリティ上の不安など、システム老朽化に伴うさまざまな課題の解決を低コストで実現します。

本サービスは、既存のCOBOL資産をサイバートラストが提供するLinux OS「MIRACLE LINUX」向けにリファクタリング※1するオープンソースソフトウェア（以下、OSS）パッケージと、TSHが提供する「メインフレーム・マイグレーション・サービス（MMS）」および「opensource COBOL」のサポートを提供するサービスです。これにより、COBOLシステムの資産を活かして最新の技術に最適化した現代的なシステムへの置き換えから、OSSを活用したシステムの改善・拡張、Linuxのセキュリティアップデートまで、包括的なサポートにより基幹系システムの長期間の安全な運用が可能になります。

MMS for MIRACLE LINUXについて

本サービスは、既存の汎用機上のCOBOL資産を分析し、旧環境の各機能を代替するフレームワークと、MIRACLE LINUX上で動作するopensource COBOLパッケージを提供することで、スムーズな移行と最適化を実現するものです。構築した移行先環境において、OSからミドルウェアを含む長期にわたるパッケージアップデートやセキュリティパッチの提供、日本語による包括的な技術サポートにより、基幹系システムの長期間の安全な運用を支援します。

サービスの特長

• OSSを活用した移行と短期間・低コストでのオープン化が可能

  OSをMIRACLE LINUXへ移行、COBOL資産をopensource COBOLシリーズに移行することでOSSを活用したオープン環境への移行を実現します。OSSを活用することで「コスト削減」「ベンダーロックインの回避」に繋がる他、レガシーシステムをオープン環境へ移行するサービス「MMS」は、再構築・パッケージ導入と比較し、短期間・低コストでのオープン化が可能です。 

• COBOL資産のブラックボックスを紐解く

  既存の汎用機上のCOBOL資産を調査分析し、MIRACLE LINUX上で動作するopensource COBOLパッケージおよび旧環境の各機能を代替するフレームワークを提供することで、各機能のスムーズな移行/最適化を支援します。

• 長期サポート

  メインフレーム移行ソリューションの他にMIRACLE LINUXのサポートやミドルウェアの提供等を加えた、移行後のサポートも含むサービスを提供し、OSSを利用したシステム移行のトータル支援を行います。

サイバートラストとTSHは、「MMS for MIRACLE LINUX」の提供により、金融業界や地方自治体などをはじめとするレガシーシステムに課題を持つ法人に向けて、長期間にわたる安心・安全なシステム運用を支援し、お客様の IT システムの発展と DX の推進に貢献してまいります。

関連Webサイト

・MMS for MIRACLE LINUX

https://www.cybertrust.co.jp/miraclelinux-license-free/mms-for-ml.html

・メインフレーム・マイグレーション・サービス（MMS）

https://www.tsh-world.co.jp/mms/

・opensource COBOL

https://www.tsh-world.co.jp/mms/osscobol/

・MIRACLE LINUX

https://www.cybertrust.co.jp/miraclelinux-license-free/

※1 リファクタリングとは：ソフトウェアの挙動を変えることなくその内部の設計や構造を見直し、ソースコードを書き換えること。長期間開発が続けられている大規模プログラムなどにおいて、急な仕様変更や機能追加に対応するために発生した柔軟性や拡張性に欠ける設計や構造を、開発者にとって理解のしやすい構造や設計に改める作業。

■サイバートラスト株式会社について

サイバートラストは、日本初の商用電子認証局として20年以上にわたり提供している認証・セキュリティサービスと、ミラクル・リナックスのカーネル技術やオープンソースソフトウェア（OSS）の知見を応用したオンプレミス、クラウド、組込み領域向けのLinux/OSSサービスを展開しています。また、これらの技術や実績を組み合わせ、IoTをはじめとする先端分野に向けて、「ヒト・モノ・コト」の正しさを証明し、お客様のサービスの信頼性を支えるサービスを推進しています。

「すべてのヒト、モノ、コトに信頼を」。サイバートラストは、安心・安全なデジタル社会を実現します。

■東京システムハウス株式会社について

東京システムハウス株式会社は、1976年に独立系IT企業としてスタート以来、AI・クラウド等の最先端技術を応用した独自サービスの開発・販売・保守やマイグレーション支援、研究開発機関のサポートサービス等システム開発からAI・IoT分野の研究開発まで幅広いビジネスを展開しています。 

■本リリースのURL

https://www.cybertrust.co.jp/pressrelease/2023/0911-mms-for-ml.html

* opensource COBOL は、OSSコンソーシアムが開発して公開しているOSSのCOBOLコンパイラです。

* MIRACLE LINUX の名称およびロゴは、サイバートラスト株式会社の登録商標です。

* Linux は、Linus Torvalds 氏の日本およびその他の国における登録商標または商標です。

* その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。