30万人を超える総入場者数を迎え、142日間に及ぶ青森県初のアートフェスが閉幕しました
AOMORI GOKAN アートフェス 2024「つらなりのはらっぱ」
- 公立の美術館・アートセンターが連携し、各館のキュレーターが協働でテーマや企画をつくる
新しい形のアートフェス
- 開催地4市を中心に県外・県内の周遊を促進する、アートを起点にした青森県初のアートイベント
- 会期終了後も、「ラーニングプログラム」など、連携事業を継続的に実施
現代美術を楽しめる青森県内5つの美術館・アートセンター(青森県立美術館、青森公立大学 国際芸術センター青森、弘前れんが倉庫美術館、八戸市美術館、十和田市現代美術館)が開催したAOMORI GOKAN アートフェス 2024「つらなりのはらっぱ」は、対象展覧会へ30万人を超える(速報値)総入場者を迎え、9月1日(日)をもって142日間の会期を終了しました。
青森県で初の取り組みとなった本アートフェスは、「つらなりのはらっぱ」をテーマに、個性的な活動をしている各施設が、つらなりから新たな関係性が紡がれていくようにとの想いを込め、この地に根差して活動する各館のキュレーターが協働し、展覧会やプロジェクトなど、それぞれの館の特徴を活かした多様なプログラムを実施してきました。またアートを起点に、開催4市(青森市、弘前市、八戸市、十和田市)を中心に、青森県内各地域にある自然や食、建築などの文化発信を行い、周遊を促しました。結果、県外から本アートフェスをきかっけに、初めて青森県を訪れた方、県内でも地域をまたいだ来館者が多くみられました。
アートフェス終了後も、各館の特徴やポテンシャルを発揮しながら、ゆるやかな「つならり」を通し、5館による継続的な連携に取り組みます。参加作家をはじめ、ゲストアーティスト、イベントへの参加者、並びにご協賛企業・団体、フェスサポーター、多くの皆さまに御礼を申し上げます。
[メイン企画]
〇青森県立美術館 「かさなりとまじわり」
前期:4月13日(土)-6月23日(日)/ 後期:7月6日(土)- 9月29日(日)
[参加作家]青木淳、井田大介、原口典之、吉田克朗、吉田榘子、大森裕美子、大森記詩、吉田有紀、青秀祐、Virtualion、吉田謙也、室谷心太郎、KOYA、糸虫、Nakaya、豊川茅、窪田梨絵、算用子綺香、宮野春香
〇青森公立大学 国際芸術センター青森
「currents / undercurrents -いま、めくるめく流れは出会って」
前期:4月13日(土)-6月30日(日)/ 後期:7月13日(土)-9月29日(日)
[参加作家]ジュマナ・エミル・アブード、青野文昭、岩根愛、是恒さくら、工藤省治、光岡幸一、中嶋幸治、澤田教一、鈴木正治、ロビン・ホワイト [会場構成]山川陸
〇弘前れんが倉庫美術館
「蜷川実花展 with EiM:儚(はかな)くも煌(きら)めく境界 Where Humanity Meets Nature」
4月6日(土)- 9月1日(日)
「弘前エクスチェンジ#06『白神覗見考(しらかみのぞきみこう)』」
[参加作家]狩野哲郎、佐藤朋子、永沢碧衣、L PACK.
4月6日(土)- 9月1日(日)
〇八戸市美術館 「エンジョイ ! アートファーム !!」
4月13日(土)- 9月1日(日)
[参加作家]磯島未来、漆畑幸男、しばやまいぬ、蜂屋雄士、東方悠平
〇十和田市現代美術館 「野良になる」
4月13日(土) - 11月17日(日)
参加作家]丹羽海子、䑓原蓉子、アナイス・カレニン、永田康祐
[共通企画]栗林隆《元気炉》 「Aomori GENKI-RO Trip」
共通企画として、各館を巡回する栗林隆《元気炉》を展示しました。原子炉の形状をした構造物に薬草の香りを帯びた蒸気を発生させた《元気炉》を施設に合わせた形で展示。さらに「Aomori GENKI-RO Trip」と題して、音楽家の辰田翔と青森の各地域に伝わる郷土音楽からジャズ、クラッシックなど地元で活動する奏者たちとのライブ演奏。また写真家で映像作家の志津野雷の映像作品を上映しました。
[共通企画]ラーニングプログラム
▼小学校高学年(4-6年生)向け鑑賞ツール「GOKAN ファイルブック」配布
▼高校生向け「高校生サマープログラム」8月10日開催(青森県立美術館)
5館共通の「ラーニングプログラム」を導入しました。小学校高学年を対象とした5館共通の鑑賞ツール「GOKAN ファイルブック」を制作。あわせて青森県内の高校生を対象とした作品鑑賞プログラムを実施しました。永井玲衣さん(哲学研究者)をゲストに哲学対話のワークショップを行いました。鑑賞ツール「GOKAN ファイルブック」は、来館者への配布とあわせて、開催4市を中心に小学校(対象児童全員)に配布。今後、継続的に美術館を活用した鑑賞教育に取り組んでいきます。
5館が五感を刺激する―AOMORI GOKAN 今後も青森アートの魅力を発信
2024年4月、青森公立大学 国際芸術センター青森、弘前れんが倉庫美術館では新館長が就任。引き続き各館の個性を打ち出しながら、青森アートの魅力を発信していきます。
左から
十和田市現代美術館 館長 鷲田めるろ
八戸市美術館 館長 佐藤慎也
青森県立美術館 館長 杉本康雄
弘前れんが倉庫美術館 館長 木村絵理子
青森公立大学 国際芸術センター青森 館長 服部浩之
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